興味がないことはすぐに「できない!」と投げ出す息子に手を焼いています。【愛子先生の子育てお悩み相談室】

子育ては日々悩みの連続ですね。保育者歴47年、常に子どもに寄り添い、ママたちからの信頼も厚い自主幼稚園「りんごの木」の柴田愛子さんが、豊富な経験を元に、悩めるお母さんにアドバイス。

 

周りが見えず、人の話を聞けない性格が悩みです。どう対応したらいいのでしょう?

自主保育に通っています。保育の内容は素晴らしく、子どもも楽しんでいます。しかし息子は内向的で、活発な男の子がたくさんいる幼稚園でもっと揉まれたほうがよいのでは!?と悩んでいます。また集中力はすごくあるのですが、周りが見えず人の話を聞けません。興味がないことは「できない」とすぐに投げ出します。どのように対応したらいいでしょうか。(5歳の男の子のママ)

お子さんの性格は、ごく自然です。わが子の成長を信じて見守って

内向的で、集中力はすごくある! でも周りが見えなくて、人の話を聞けない、興味のないことはすぐに投げ出す――とのことですが、子どもの性格は一貫していますよね! 自分の興味のあることに集中すれば、他人の話に耳を貸さなくなるのは当然です。興味がないのに無理にやらされることは、すぐに嫌になってしまうのも自然な姿です。

いくら親が理想の姿を描いても、子どもはそうはいきません!

逆に考えてみましょう。外交的で周りがよく見えて、人の話をよく聞いて、ほどほどの集中力で、一応どんなことにも興味を示すけれど、“コレ!”というものがない場合、親は「何か好きなことを一つでも見つけて取り組んで欲しい」「自我が弱い気がする」と心配します。

結局、ほどほどを親は望むけれど、子どもはそうはいきません! 親が望む子ども像を口が酸っぱくなるほど言い続けても、子どもの性格は変わりません。「こういう子なのね。仕方ない」と思いながらも、わが子の成長を信じてください。幼稚園に転園する必要もありませんよ!

無いものねだりはやめましょう! 今もっている我が子のいいところに目を向けてください。子どもは発達途上です。今が永遠ではありません。

 

柴田愛子 しばた・あいこ

保育者。自主幼稚園「りんごの木」代表。子供の気持ち、保護者の気持ちによりそう保育をつづけて36年。小学生ママ向けの講演も人気を博している。ロングセラー絵本『けんかのきもち』(ポプラ社)、『こどものみかた』(福音館書店)、『あなたが自分らしく生きれば、子どもは幸せに育ちます』(小学館)など、多数。

イラスト/海谷泰水

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