お受験するなら知っておきたいポイント|特徴やメリット、成功のための秘訣

お受験準備はいつから?

「お受験」は人気校になると、かなりの倍率を勝ち抜いて、合格を勝ち取らなければなりません。準備をしないで合格をした人たちも間違いなくいますが、一方でそれなりの準備をする人たちも多いです。そうした保護者は、いつから始めるのでしょうか。

小学校受験関連サイト『お受験じょうほう』を運営するバレクセル(東京都)によると、受験を考える家庭では、わが子が幼稚園・保育所・認定こども園で年中の11月を迎えたころから、翌年の受験までの間に、1年にわたって準備をする傾向があるといいます。

小学校の受験内容は、ペーパーテスト、口頭試問、運動、記憶力のテストなどになります。こられの能力を「お受験」用の学習塾で開発していく家庭もあれば、日ごろのしつけや遊びを通じて育んでいく家庭もあります。

ペーパーテスト1つをとっても、例えば成城学園や学習院、青山学院、お茶の水女子大学付属小など、ペーパーテストを課さない学校もあります。志望校をイメージしながら、わが子に合った形で子どもを導いてあげたいですね。

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お受験成功のためのポイント

志望校の受験内容をイメージしながら日ごろの学びを深める中で、具体的に、どのような対策を立てればいいのでしょうか? 小学校受験のための対策塾である理英会の調査では、同塾に通って合格を勝ち取った子どもたちのパパ・ママ、保護者が、どのような勉強をしてきたのか、その傾向が明らかになっています。

とにかく褒める

子どもがやる気を失わないように、あるいは傷ついたり疲れたりしないように、褒めて伸ばしたという保護者が多いと、理英会の調査でも明らかになっています。

受験対策のプリントにしても、面接練習にしても、運動や工作や絵画の練習にしても、親が切羽詰まった気持ちになると、子どもを褒める気持ちを忘れてしまいます。褒め過ぎだと思うくらい、子どもの自己肯定感を高める工夫が受験対策としては大切みたいですね。

とことん付き合う

子どもに小学校を受験させるにあたって、多くの保護者が、とことん付き合う姿勢を見せていると分かります。例えば分からない問題、苦手な分野のプリントは、ひざの上に乗せて、分かるまでじっくり親子で考えるなど、毎日コツコツ、子どもと一緒になって受験準備を乗り切る保護者が多いようですね。

無理強いはせず、いっぱい遊ぶ

「お受験」というと、なんとなく子どもに詰め込みの勉強をさせるイメージがあります。しかし実際は、子どもの集中力と体力を考えて、1回の勉強は長くても1時間までなど、無理強いはさせない保護者の方が主流派のようです。集中力が切れたら、その日はもう勉強をやめるといった家もあるようです。

受験を控えた時期であっても、親子でお出掛けをして身体を動かす、自然体験をさせる、一緒にいっぱい遊ぶなど、子どもを伸び伸び育てさせようとしている家庭が多いみたいですね。

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お受験スーツの基本

 

「お受験」の試験には保護者も同伴します。言い換えれば、保護者も試験官に見られているわけで、親本人も対策をしなければいけません。その対策の1つが、試験当日の服装です。カジュアルの衣類は問題外ですが、きちんとしたスーツを着ていくにしても、どのようなスーツを選べばいいのでしょうか。

母親のスーツは濃紺が基本で、清潔感と高級感を心がける

お受験のスーツに関して言えば、さまざまな場所から情報が出ています。例えば、HugKumの過去記事も参考になります。

母親のスーツは、濃紺の色を基本に、上は襟元に丸みのあるジャケット、下はAラインや控えめなフレアスカートが好ましいとされています。スカート丈は、面接で座った時にひざが見えない程度の長さが理想で、逆に黒のスーツ、喪服、パンツスタイル、胸元の開いた服、アクセサリーの付けすぎなどはNGみたいですね。

小物の合わせ方として、靴は3cm程度の太めのヒール、サブバッグはスーツの色に合わせ、髪留めも清楚に、髪色も黒く染め直す配慮が求められます。

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父親と子どもは母親との統一感を演出

父親に関しては、母親をベースに夫婦でのバランスを考えます。ママが濃紺のシンプルで清楚で高級感のあるスタイルなのですから、パパも無地の濃紺のシングルスーツ、ネクタイも同色です。

洋服の青山によれば、シャツは白の一択、男性の注意点として座った時にすねが見えないようにソックスの長さを意識したいとの話。男性は毛深い人も多いため、すねが見えると見苦しいからですね。髪型は短髪、ひげはなしというスタイルが好印象だと言います。

子どもにしても、両親が統一したスタイルでコーディネートを選択します。パパとママ、子どもが全体で統一感があると、仲のいい親子という印象が、自然と面接官に与えられます。

お受験の準備が子どもを育てる

小学校の受験「お受験」について、さまざまな角度から情報をまとめてきました。受験する人は、全国的に見えれば少数派。しかし、少数派になるからこそ、他の子どもとは「異なる」教育環境が与えられると分かりました。

人気の学校となると、かなり狭い門になります。しかし、その狭き門を目指して、子どもをいっぱい褒めて、一緒にとことん学び合う、思い切り遊ぶといった毎日は、親子にかけがえのないコミュニケーションの機会を与えてくれるはずです。

「小学校の入学から受験なんて」という意見もあるはずですが、小学校の受験対策は子どもに、学びの土台を身に付けさせる絶好の機会にもなってくれるはずです。どうせしつけをするのなら、何か目標があったほうがいいという人も少なくないはずです。

国立の小学校の場合は、金銭的に負担は少ないです。身近に私立の小学校が十分にない、金銭的に余裕がない、でも自分の子どもに普通とは異なる教育を受けさせたいと思った時は、地方にある国立の小学校を検討してみてもいいかもしれませんね。

文・坂本正敬 写真・繁延あづさ、写真AC

【参考】

※ 小学校受験はいつから準備を始めるのがよいのか – 理英会

私立小学校一覧 – 東京都私学財団

私立小学校一覧(令和元年5月1日現在) – 埼玉県

神奈川県私立学校名簿 – 神奈川県

私立小学校名簿 – 千葉県

私立小学校の一覧 – 大阪府

令和2年度 京都府私立学校数 – 京都府

私立学校法 – 文部科学省

私立学校が果たしている役割 – 全私学連合

※ 【小学校お受験】お受験にふさわしい母親・父親の服装って? – 洋服の青山

※ 最新(2019年)の全国学力テスト都道府県別正答率ランキング!1位は秋田・石川 – ファンオブライフ

※ 平成31年度(令和元年度)全国学力・学習状況調査の報告書・集計結果について – 文部科学省

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