小学一年生に読み聞かせたい絵本おすすめ44選|人気で面白い絵本などをプロが厳選&コツも解説!

【31】『いいから いいから』

長谷川義史/作 絵本館

◆こんな本

何があっても動ぜず「いいから、いいから」と、起きていることを丸ごと全部受容してくれるおじいちゃんが主人公の絵本。「子ども(4歳)の通う幼稚園で「あったか言葉」をテーマに読み聞かせをしてほしいといわれて…」とのご相談で紹介した1冊です。ご家庭では楽しく読むことが大切と思います。

◆対象年齢

4歳~低学年

『新幼児と保育』2018年4・5月号

【32】『ふしぎなナイフ』

中村牧江・林 健造/作 福田隆義/絵 福音館書店

◆こんな本

固い金属のナイフが折れたり、ねじれたり、のびたり、からまったり…。大人の発想をはるかに超えて「アリッコナイけど、アッテモイイよ」と子どもが評価する不思議な絵本。この絵本の出版は1997年。近年、ロングセラー絵本の仲間入りをしました。

◆対象年齢

3歳~低学年

『新幼児と保育』2016年12・1月号

【33】『よふかしにんじゃ』

バーバラ・ダ・コスタ/文 エド・ヤング/絵 長谷川義史/訳 光村教育図書

◆こんな本

絵本に関心がない子もとことん楽しめる工夫が満載 あらすじ 前半では、暗闇を自在に動いてみせる「よふかしにんじゃ」。でも、途中でおかあちゃんに遭遇し、なりきり忍者ごっこはあえなく終了。表紙を開いて、見返し部分の絵を見せたら、表紙が上になるように90度回転させてください。その理由は、次の中扉にあり。遊び心いっぱいの絵本です。ママが関西弁を話せなくても大丈夫。気にせず読める楽しさです。

◆対象年齢

3歳~

『edu』2015年5・6月号

【34】『みんなうんち』

五味太郎/作 福音館書店

◆こんな本

うんちを主題にテンポのいい言葉と、手抜きのない絵。何回読んでも、大きくなっても、ファンの多いロングセラー科学絵本。最近の「うんこシリーズ」とは、全く格が違います。最後の「いきものは たべるから みんなうんちをするんだね」は、生きとし生けるものの基本の「キ」を伝えてくれます。

◆対象年齢

4歳~

『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』

【35】『からだのふしぎ うんちはどこへいくの?』

マイク・ゴールドスミス/作 リチャード・ワトソン/絵 たなかあきこ/訳 今泉忠明(哺乳動物学者)/監修 小学館

◆こんな本

食べ物が体の中に入っていくとどうなるの? 素朴な疑問に丁寧に答えていきます。牛や人間の消化のしくみ、内臓の働きも細かく解説。そして本題の、うんちができるまでと、トイレに流した後どこを通って、どう変わっていくのかを楽しく学べます。内容はリサイクルのことまで多岐にわたります。

◆対象年齢

4歳~低学年

『新幼児と保育』2015年4・5月号

【36】『たまごからうま』

酒井公子/再話 偕成社

◆こんな本

ある日、男が市場へ出向き、馬の代わりに買わされたのは大きな馬のたまごでした。さて、そのたまご、どうなるのでしょう?ゆかいなベンガルの昔話です。明るいおおらかな絵と、落語のような展開で、子どもたちに大人気な1冊。日本の昔話「ふるやのもり」にも似たなじみやすい物語です。

◆対象年齢

5歳~

『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』

【37】『あらまっ!』

ケイト・ラム/文 エイドリアン・ジョンソン/絵 石津ちひろ/訳 小学館

◆こんな本

ベッドに行きたくないパトリックは「ベッドがない」「枕がない」「毛布がない」と、次々に問題を提示して抵抗します。おばあちゃんはそのたびに、木を切り倒し、ニワトリの羽をむしり、羊の巻き毛を刈り込んで…そう、パトリックが何をいっても、スーパーおばあちゃんは絶対に解決してくるのです。子どもは、そのみごとなわかりやすさが大好きで、安心してそのくり返しに身を任せて笑います。原題は『What!』。邦訳をされた石津ちひろさんのセンスが光ります。

◆対象年齢

3歳~

『新幼児と保育』2016年10・11月号

【38】『ぐる ぐる ぐる』

内田麟太郎/作 長野ヒデ子/絵 金の星社

◆こんな本

のんちゃんが、ぐるぐるぐると指を回すと何もかもが目を回します。トンボはもちろん、スカイツリーだってぐるぐるぐる…。ベテランコンビのナンセンス絵本です。ナンセンス絵本を乳児さんは、リズムや間合いから生まれる読み手とのことばがけで楽しみますが、少し大きな子どもは違う楽しみ方をします。絵本のページとページの間に自分なりの予想や意図、期待をもってお話を展開させ、ページをめくったその先に、確信をもって予想している事実と違うことが描かれているのを見つけると、「アリッコナイ!」と、声を張り上げ楽しみます。

◆対象年齢

1歳~

『0・1・2歳児の保育』2017年早春号

【39】『あめふりの おおさわぎ』

デイビッド・シャノン/作 小川仁央/訳 評論社

◆こんな本

土曜日の朝、雨が降り出します。ニワトリが鳴き、ネコがフッーとうなれば犬がほえ。通りは車が渋滞して、人々は大げんか。果物が転がり始めたそのとき、雨があがって……。雨が引き起こす大混乱がユーモアたっぷりに描かれています。見返しのブルーの美しさや、広げた表紙画の迫力も、子どもと楽しみましょう。

◆対象年齢

4歳~低学年

『新幼児と保育』2016年6・7月号

【40】『くいしんぼう』

今江祥智/文 高畠純/絵 文研出版

◆こんな本

ダックスフントのボッシュは、おでぶちゃん。姿がオットセイに似ているので「オットー」と呼ばれます。ボッシュはそんな呼び名はイヤでしたが、食べることはやめられません。ある夜、泥棒が入り、ボッシュの鼻先に厚さ10センチもありそうな肉を落とします。さあ、ポッシュどうする?

◆対象年齢

4歳~低学年

『新幼児と保育』2017年12・1月号

【41】『きょだいな きょだいな』

長谷川摂子/作 降矢なな/絵 福音館書店

◆こんな本

子どもの成長する爆発的なエネルギーを感じさせる作品で、子どもはもちろん、大人にも人気があります。特にお話し会に参加したものの、遊び疲れてエネルギー切れになり眠ってしまった我が子を抱っこして参加したお母さんが「あ~、なんだか懐かしくて、すっとしました」と喜んでくださいました。

◆対象年齢

3歳~低学年

『新幼児と保育』2018年6・7月号

【42】『あしにょきにょきにょき』

深見春夫/作・絵 岩崎書店

◆こんな本

大きくなることをテーマにした作品には、成長と巨大化の2通りがありますが、これも後者のほうの1冊で、子どもからは大人気の『あしにょきにょき』の続編。中には足が伸びることより、主人公の冷静さが気持ち悪いという方もいらっしゃいますが、子どもたちは伸びる足も冷静過ぎる主人公も、どちらも大好きなようですね。

◆対象年齢

3歳~低学年

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『新幼児と保育』2018年6・7月号

【43】『でんしゃは うたう』

三宮麻由子/文 みねお みつ/絵 福音館書店

◆こんな本

ある私鉄沿線の駅から駅の間の電車や信号、踏切などの音をすべて、作家の三宮麻由子さんが聞いたとおりを文字にした作品です。その豊かなオノマトペに、大人は四苦八苦して読むようですが、案外、大人より子どもの方が上手に読むかもしれません。

◆対象年齢

1歳~

『新幼児と保育』2018年8・9月号

【44】『あやちゃんのうまれたひ』

浜田桂子/作・絵 福音館書店

◆こんな本

「うまれたときね、ちっちゃかった?」「ね、ママ、かわいかった?」 6歳の誕生日を前に、あやちゃんはお母さんにお話ししてもらいました。予定日を過ぎてもなかなか生まれてこなかったこと、おじいちゃん、おばあちゃん、パパ、家族みんなでその日を待っていたこと、誕生をみんながどんなに喜んだか! が、ママのやさしい言葉であやちゃんに伝えられます。

◆対象年齢

低学年~

『edu』2015年9・10月号

教えてくれたのは


児玉ひろ美さん

JPIC読書アドバイザー 台東区立中央図書館非常勤司書。日本全国を飛び回って、絵本や読み聞かせのすばらしさと上手な読み聞かせのアドバイスを、保育者はじめ親子に広めている。鎌倉女子大学短期大学部非常勤講師など、幅広く活躍。近著に『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』(小学館)。

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