【保育者歴46年・愛子先生の子育てお悩み相談室】5歳の娘がお店のモノを盗ってしまいショック。それも初めてではないようで…

子育ては日々悩みの連続ですね。保育者歴46年、常に子どもに寄り添い、ママたちからの信頼も厚い自主幼稚園「りんごの木」の柴田愛子さんが、豊富な経験を元に、悩めるお母さんにアドバイス。

5歳の娘が、お店のモノを盗ってしまいショック!

先日、娘と買い物に行き、娘と少し離れて商品を見ていました。娘が何度か来て「〇〇買って」「今日は、ダメだよ」というやりとりをしたのですが。

お店を出てから、見たことのないメモを持っていて「どうしたの?」と聞くと「〇〇ちゃんにもらった」と言うのです。しかし娘のバッグには、値札のついた空袋が! 問いただすと、最初は「○〇ちゃんにもらった」と言い張っていたのですが、「さっきのお店から…」と言い出しました。結局、娘のバックからはメモ8冊とペン1本が出てきました。

私は泣きながら叱りました。娘も号泣して「もう絶対にしません。一緒に謝りに行ってくれる?」と言うので、すぐにお店に謝罪に行きました。店員さんの視線が痛かったです。娘も怖かったと思います。

改めて娘の持ち物を見直してみると、見たことのないシールが数枚あり、聞くとやはりお店の名前を言いました。

娘は明るくて優しい子なのですが、繰り返さないか心配です。

 

理屈で理解できないことは、親の態度でブレーキを。しっかり叱ることです

親御さんは驚くやら、悲しいやらでしょうね。

でも私は「やってくれましたね!」と思います。なぜかと言うと、保育の仕事を30年以上していますが、年長児に必ずと言っていいほど起こることなのです。年長児になると、一応、いいこと・悪いことの区別はつき始めます。しかし物欲が強くなり、物がお金で売り買いされていることは知っていても、それがまだ理解できない年齢なのです。そのため親が仰天して、とことん叱ることが大事なのです。

理屈で理解できないことは、親の態度でブレーキをかけるようにしていく必要があります。幼児は、まだバレるようにやるので釘が打ちやすい! 親が叱ることで、これからの生きていく判断に役立ちます。

先のことは心配しないで、今、見張って、しっかり怒ってください。

年長児でやった子で、その後も、盗み続けた子はいません。みんな、そのときの親の涙や表情が焼き付いているようですよ。

柴田愛子 しばた・あいこ

保育者。自主幼稚園「りんごの木」代表。子供の気持ち、保護者の気持ちによりそう保育をつづけて36年。小学生ママ向けの講演も人気を博している。ロングセラー絵本『けんかのきもち』(ポプラ社)、『こどものみかた』(福音館書店)、『あなたが自分らしく生きれば、子どもは幸せに育ちます』(小学館)など、多数。

イラスト/海谷泰水

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