小児科医が1、2、3歳児の発達のお悩みに答えます!【ベビーブック5月号育児特集「発達の目安カレンダー」Q&A】

この記事は1・2・3歳の知育雑誌ベビーブックがお送りします。

体も心も日々発達する1・2・3歳児。ほかの子と比べて「できない」を心配するよりも、「できた」を喜ぶ子育てをしませんか? 『ベビーブック』5月号育児別冊『caféBB』には「発達の目安カレンダー」が掲載されています。ここでは誌面には載せられなかった、読者からの質問に小児科医が答えます。心と体がどのように育っていくのかを知って、お子さんとの時間を楽しんでくださいね。

1、2、3歳児の発達について、気になる疑問に小児科医がお答えします!

Q1 立てるようになったのにハイハイばかりで歩こうとしません。早く歩けるようになってほしいのですが……(1歳3か月)

ハイハイは背筋を鍛えるのに有効な運動です。ハイハイをしっかりしておくことで、その後の体の成長にいい影響があります。今は焦らずハイハイをさせてあげてください。

もし、1歳半になっても全然歩かないようであれば、1歳半健診で相談するといいでしょう。

また、ハイハイを全くせずに歩くようになることもありますが、それは歩く準備ができたから歩くようになったということです。発達カレンダーから見ても、特に気にする必要はありません。

Q2 同じくらいの年齢の子がいるところに行っても、ずっと一人で遊んでいます。内向的な性格なのでしょうか?(2歳2か月)

お友だちとの関係は、発達によって変化していきます。同じくらいの年齢の子と一緒に遊ぶようになるのは、だいたい3歳以降。2歳くらいまではまだ自分の世界が中心で、積極的にお友だちと遊ぶ年齢ではありません。同じ空間にいてお互いに多少意識していたとしても、それぞれ別々に遊んでいることが多いでしょう。

3歳以降もほとんど1人で遊び、他の子に全く興味がなさそうであれば、一度小児科医に相談してみてもいいでょう。

 

Q3 生まれたときから体がとても大きく、成長曲線からも飛び出しています。何か問題はありますか?(1歳10か月)

成長曲線のグラフに沿って成長していて、身長、体重、頭囲のバランスが取れていて発達がよく、1歳半健診などの健診で大丈夫だと言われていれば、特に問題はありません。

もし気になるなら、小児科医に相談してもいいでしょう。相談する際は、成長記録を記した母子手帳などを持参するようにしましょう。

 

Q4 幼児教室で落ち着いて座っていられません。先生の話も聞いておらず、やることも全然やりません。(2歳5か月)

2,3歳くらいであれば、まだまだ大人しく座っていられる子は多くありません。この時期は体の発達が著しいので、座るよりも動いていたい時期なのです。

幼児教室で学ばせてあげたいというのも親御さんの思いですが、今はそのタイミングではないのかもしれません。

その子がやりたい遊び、自らやろうとする動きが、その時期に発達しようとしている部分です。今は、子どもの「やりたい」を優先するといいでしょう。

Q5 犬も猫もママのことも全部「ワンワン」と言います。「ちがうよ、ネコちゃんだよ」と教えているのですが、なかなか直りません。(1歳6か月)

これは、実際に犬に見えているわけではなく、「ワンワン」という単語が言いやすいのでそう言っているのだと考えられます。

まずは「ワンワンに見えるんだね」「ワンワンなの?」とその子のいうことを受け止めてあげてください。その上で、「私はママだよ」「あれはネコちゃんだよ」と伝えてあげましょう。そうすることで、単語を少しずつ覚えていくのです。

すぐには直らなくても、ずっとワンワンと言い続けることはありません。

Q6 二語文から増えません。言葉が増えるにはどうしたらいいでしょうか?(2歳8か月)

発達カレンダーでも紹介した通り、目安は、「1歳:一語(単語のみ)・2歳:二語文、3歳:三語文」です。2歳代なら二語文で心配ありません。

大人から見ると言葉が増えていないように思えても、お子さんはしっかり聞いて学んでいます。日ごろからお子さんが興味を持ったことに関して色々と語りかけ、会話のキャッチボールを心がけてみてください。

また、同年齢のお友だちから刺激を受けるので、児童館などにいくのもいいですね。

Q7 他の子に比べて発達が遅いように感じられるのですが、どこに相談すればいいのでしょうか?(2歳1か月)

かかりつけ医に相談するのが一番いいのですが、内科医は発達に詳しくないこともあります。なるべく小児科専門医がいいでしょう。他の診療のついでに少し聞くだけでも構いません。いつも健診で行っている保健センターの保健師や、地域の子育て支援センターの職員に相談してもいいでしょう。

私たち医師は、例えば風邪の症状で診察に来ているときにお子さんの発達で気になったことがあっても、こちらからはなかなか声がかけられなかったりします。しかし、聞かれたら答えることはできます。気軽に相談してみてくださいね。

 

監修/保田典子先生

 

医療法人財団アドベンチスト会 東京衛生病院・小児科医。2男・1女の3児を育てるママ小児科医として、ブログやLINE@でも情報を発信中。

 

 

 

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イラスト/高村あゆみ 『ベビーブック』2019年5月号

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