異例づくしの「名探偵コナン」劇場版！特別総集編が公開され、新作は世界同時公開

「名探偵コナン」ファンの方々、おまたせしました！　コロナ禍で1年も公開延期となっていた「名探偵コナン」のシリーズ最新作『名探偵コナン 緋色の弾丸』が、いよいよ4月16日（金）に公開されます。それに先立ち、なんとTVアニメシリーズ特別総集編『名探偵コナン 緋色の不在証明』が、2月11日（木・祝）より3週間限定で劇場公開されています。

この総集編では、これまで断片的に明かされてきた映画のキーパーソンとなる“赤井一家”の正体や謎を徹底解剖！まさに「名探偵コナン」ファンにはうれしい、来たる最新作へとつながるおさらい編となっているようです。そんな本編の見どころをチェックしておきましょう。

物語のカギを握る赤井一家のキャラクターをとことん深堀り

「名探偵コナン」シリーズには欠かせない赤井ファミリー。これを機会に、各キャラクターを復習してみましょう。

“赤井一家”といえば、FBI捜査官では狙撃の名手である赤井秀一、赤井一家の末妹で、女子高生探偵である世良真純、赤井の弟で、７冠を達成したプロ棋士の羽田秀吉（吉は上が土）、“領域外の妹”と名乗る少女でありながら、実は一家の母であるメアリーという切れ者たち。

ご存知、来葉峠で死亡したと思われていた赤井秀一をメインに、これまでバラバラに登場してきた赤井一家のパーソナリティや見どころを集め、その関係性をひもといていきます。

クライマックスは、来葉峠で赤井秀一が華麗な復活を果たす「緋色」シリーズ。とある事件の中、赤井秀一の宿敵・安室透／バーボンが、FBIより”手がかり”を聞き出すという序章です。安室透は赤井秀一と沖矢昴の関係を厳しく追及。比類なき頭脳が交錯する攻防戦の果て、赤井の帰還は、観る者全てに衝撃を与えました。そして、この一連の“不在証明劇”真相の背後には、コナンの姿が！

謎多き赤井ファミリーを理解するためには、必見となるこの1作。コナンによるナレーションや音響も新たに編集され、わかりやすいストーリーラインで送る赤井一家の総集編なので、ファミリーで観たら、より一層楽しめそうです。

また、本編最後には、来たる『名探偵コナン 緋色の弾丸』を楽しみに待っていてくださる方々に向けて、本作でしか観ることのできない新規映像『赤井秀一からのシークレットメッセージ』が！　さらに、まだどこにも明かされていない「緋色の弾丸」の新予告映像も先行上映されますので、乞うご期待！

©青山剛昌／小学館・読売テレビ・TMS 1996

『名探偵コナン 緋色の弾丸』がシリーズ初の全世界同時公開！

赤井秀一、末妹の世良真純、秀一の弟である羽田秀吉、赤井一家の母であるメアリーと、赤井一家が集結するのではないかと予想されている劇場版24作目『名探偵コナン 緋色の弾丸』。なんと本作が、劇場版「名探偵コナン」では初となる世界同時公開が決定しました！

これまでは日本公開から数ヵ月経ってからの各国公開となっていましたが、『緋色の弾丸』では、22の国と地域（台湾・香港・韓国・シンガポール・マレーシア・インドネシア・フィリピン・ブルネイ・タイ・ベトナム・ドイツ・オーストリア・スイス・リヒテンシュタイン・ルクセンブルグ・アラブ首長国連邦・オマーン・クウェート・バーレーン・カタール・サウジアラビア・フランス）で、異例の同時公開となります。

本作の舞台は、世界最大のスポーツの祭典「WSG -ワールド・スポーツ・ゲームス-」の記念すべき東京開催を迎えようとしている日本。その開会式に合わせ、日本の技術を総結集した、最高時速 1,000 kmを誇る「真空超電導リニア」が新名古屋駅と東京に新設される芝浜駅間に開通することが発表されます。

ところが、世界中から注目を集める中、名だたる大会スポンサーが集うパーティー会場で突如事件が発生！　企業のトップが相次いで拉致されてしまうという異常事態に。その裏には事件を監視する赤井秀一と、彼からの指令を待つFBIの姿が！

コナンの推理によって、15年前にアメリカのボストンで起きた忌まわしきWSG 連続拉致事件との関連性が浮かび上がり、当時の事件もFBIの管轄だった事が判明します。果たして赤井一家がどう事件に絡んでいくのか？　また、コナンはこの未曾有の危機に、どう立ち向かっていくのでしょうか!？　まずは『名探偵コナン 緋色の不在証明』を観てスタンバイしていただき、本作の公開までもう少しお待ちください。

©2020 青山剛昌／名探偵コナン製作委員会

文／山崎伸子