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9月1日に「イリオモテジャングル図書館」がパワーアップしてオープン
夏休み明けの9月1日に西表島を身近に感じながら読書を楽しむ「イリオモテジャングル図書館」がパワーアップしてオープン！西表島に棲む生物の図鑑や絵本、島の文化や伝統を記録したものなど、西表島に関するものを多く取り揃えています。この図書館があるのは、なんとホテル敷地内のジャングルエリア。この図書館には西表島の価値を伝えるガイドスタッフが常駐し、読みたい本の場所はもちろん、本だけでは知りえない西表島に関する情報を交えて紹介するサービスも。
さらに今年は、ジャングルを象徴するテリハボクの木を囲う「テリハボク・ライブラリーエリア」が新登場。自然との距離が近い場所で、西表島のことを知りながら楽しめる唯一の図書館、まだまだ進化が止まりません。
ジャングルの中に図書館？
「イリオモテジャングル図書館」は、ホテル敷地内のジャングルエリアにあります。図書館は本来、本を読む場所ですが、ここでは読んで終わりではありません。図鑑に載っている生き物や植物がすぐそばにいるため、本を読みながらでも本物に出会うことができるんです。また、ジャングルの中にあるため、気になる植物の近くや木陰など、好きな場所で本を読めちゃうのも魅力。実物を見比べながら読書できるぜいたくな図書館は、もちろん日本でここだけの体験！
西表島に関する蔵書は300冊以上！
通常、図書館は幅広い分野の本を取り揃えていますが、この図書館では、西表島や自然に関するものを多く取り揃えています。西表島に棲む生き物が掲載されている図鑑や絵本をはじめ、西表島の文化や伝統を記録したもの、自然の風景を集めた写真集など、蔵書はなんと300冊以上。図書館を出るころにはイリオモテ博士になれちゃうかも？
島の価値を伝えるガイドスタッフが常駐
「イリオモテジャングル図書館」の図書館員は、西表島で暮らし、日々敷地内のジャングルを調査しているホテルのガイドスタッフです。読みたい本の場所はもちろん、ジャングル内での最新情報や、島に住んでいるからこそ知っている口頭伝承など、本だけでは知り得ない情報もご紹介。ガイドスタッフとの交流を通じて、西表島の自然環境と、人々の暮らしとの密接な関わりを知ることができます。
西表島ならではの「テリハボク・ライブラリーエリア」で癒しの読書タイムも
テリハボクは、熱帯から亜熱帯に育つ常緑樹で、国内では沖縄本島や八重山諸島に分布しています。ホテルの敷地内にも、高木で立派なテリハボクが自生しており、オオタニワタリやハブカズラなどの植物が着生し、ヤエヤマオオコウモリが実を食べにやってきたり、枝で鳥が羽を休めたりしています。さまざまな生物の拠り所として、ホテル敷地内のジャングルを象徴する樹木であるテリハボク。今回はホテルのシンボルとも言えるテリハボクの周りにブックシェルフを増設し、木の周りにはチェアやローテーブルが置かれ、好きなところで読書を楽しめます。雄大なテリハボクの木陰で、近くにいる生き物の鳴き声や植物の観察など、自然を五感で感じながら、家族でゆったりとした時間を過ごせます。
「イリオモテジャングル図書館」概要
期間：2024年9月1日～通年
開館時間：9:00～18:00
場所：ホテル敷地内のジャングルエリア
料金：無料
対象：星野リゾート西表島ホテル宿泊者
10月1日からは期間限定「世界遺産の学校～カンムリワシ講座～」も開催
さらに2024年10月1日～2025年1月31日の期間限定で、絶滅危惧種のカンムリワシの生態や特徴について楽しく学ぶプログラム「世界遺産の学校～カンムリワシ講座～」の開催も決定。西表島ホテルでは、楽しみながら島の価値や課題を知ることができるプログラムを年間を通して開催し、季節に応じた内容で環境保全のための啓蒙活動を行っています。今秋は西表島にも生息し、絶滅危惧種に分類されるカンムリワシについて学ぶ講座を開催します。カンムリワシの生態や特徴について、ホテルのスタッフがわかりやすく解説。カンムリワシと島の自然環境の繋がりを詳しく知り、理解を深めることができる講座です。
カンムリワシの幼鳥
国指定特別天然記念物のカンムリワシ。国内では、西表島と石垣島でのみ繁殖が確認され、絶滅危惧種に分類されています。怒ったり、驚いたりすると頭の羽が逆立ち、カンムリのようになることが名前の由来です。カンムリワシは秋頃に親元を離れ、独り立ちするため、講座が開催される秋は幼鳥をよく見かける時期になります。まだ狩りに慣れていない幼鳥は、道路に飛び出してくる可能性が高いため、運転する際はより注意が必要。講座を通してカンムリワシの生態についてより興味や愛着が湧き、ロードキル防止にも役立つ講座です。
この講座では知られざるカンムリワシの行動特性や食性などの生態や、カンムリワシと島の自然や人との関わりについても知ることができます。講座では実際にカンムリワシが飛翔している動画を見たり、鳴き声の資料を聞いたりする時間もあり、子どもも大人も興味を持って参加できる内容です。親子で学べる期間限定の貴重な体験、ぜひ参加してみて。
「世界遺産の学校～カンムリワシ講座～」概要
期間：2024年10月1日～2025年1月31日 ＊隔日開催
時間：19:15～19:45 ＊季節によって開催時間が異なります
料金：参加無料
対象：宿泊者
予約：不要
毎月開催中の西表島について楽しく学ぶ「世界遺産の学校」も要チェック
西表島ホテルではほかにも世界自然遺産に登録された西表島について楽しく学ぶ「世界遺産の学校」を開催中。季節に応じて異なるテーマで開催しています。西表島は、国際的に希少な固有種に代表される生物多様性保全上重要な地域であることが認められ、2021年7月26日に世界自然遺産に登録された、珍しい生き物たちの宝庫。講座では、西表島がどのように評価され、世界自然遺産に登録されたのかを詳しく知ることができます。
イリオモテヤマネコ講座（通年）
イリオモテヤマネコの捕食シーンの動画や世界のヤマネコとの食性比較の資料をもとに、ホテルスタッフがイリオモテヤマネコについての特徴を楽しく説明するプログラムです。
ウミガメ講座（季節限定）
ウミガメの生態から各種の違い、自然環境や人との関わりまで、ホテルスタッフが分かりやすく説明します。ウミガメについて詳しく知ることで、島での自然体験をより楽しむことができます。
西表島ホテルステイをきっかけに、豊かな自然環境について家族で目を向けるきっかけにしてみませんか？
星野リゾート西表島ホテル公式サイトはこちら
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文・構成/kidamaiko