岩田剛典の達筆ぶりが話題！『名も無き世界のエンドロール』ヒット祈願イベント

岩田剛典と新田真剣佑が共演した『名も無き世界のエンドロール』の公開を1月29日（金）に控えるなか、岩田、新田、山田杏奈、中村アン、佐藤祐市監督登壇による本作の大ヒット祈願イベントが、1月19日に東京・神田明神で開催。まずは、主演の岩田さんが登壇者を代表し、どんな想いで祈祷をしたかを漢字1文字に表し、書をしたためました。

1月19日開催『名も無き世界のエンドロール』“絆結び”ヒット祈願イベント

岩田さんは、MCから準備は良いか？と聞かれると「自信ないです（笑）」と控えめに答えましたが、いざ筆をとると真剣な表情で一画一画を丁寧に筆を走らせました。想いを込めて書き上げたのは「絆」のひと文字。あまりの達筆さにマスコミ陣から「うお～！」という歓声があがりましたが、岩田さんは「練習なしの一発本番で挑んだんです！緊張しました」と安堵の表情を見せました。

岩田さんは「絆」にした理由について「キャスト、スタッフを含め、みんなで決めたんですが、作品のテーマが“大切な人との繋がり”なので、これしかないだろう！と満場一致で決まりました」と明かしました。

岩田さんの書を見た新田さんは「すっごいかっこいい！習っていたのかと思った」と感想を述べると、岩田さんは「いや、習っていないです！今日が初めてくらい（笑）」と一同を驚かせました。続けて、佐藤監督も「岩田ちゃんは意外とナイーブな面があるので、こんなに男らしく力強い文字を書いてくれるとは思わなかったので驚いた！」とびっくりすると、岩田さんは、照れながら「ありがとう」と答えました。

続いて、岩田さんが書き下ろした「絆」に絡め、“絆”と“縁”についてクロストーク。
中村さんが「実は、佐藤祐市監督とは、この撮影の後すぐTBSドラマの『危険なビーナス』の現場でも一緒だったんです。“縁”を感じましたね」と話すと、佐藤監督は「（この現場で難しい役を乗り越えてくれたので）全幅の信頼をおいて現場に入れました」と振り返りました。

また、昨今新型コロナの再流行を受けてなかなか会いたい人に会えず、コミュニケーションが取りづらい状況の中、絆を感じるために意識していることがあるか、というＭＣからの質問に対して、山田さんは離れて暮らす両親へ「毎日電話はするんですけど、帰省はできないので、ちょっといい果物やお肉を取り寄せて送ったりしていました。美味しいものを食べて楽しんでもらえたらと思って」と家族想いのエピソードを披露すると、佐藤監督が思わず「いい子ですね！」と心の声が漏れる一幕も。

新田さんは「僕は、電話ではなくテレビ電話をします。でも、（親友から）やめてくれと言われるんです（笑）。だから気安くテレビ電話はしないようにしましょう」と呼びかけて会場を笑いで包んだあとで「実は、ハミガキをしながらテレビ電話をするんですよ」と明かすと「そりゃ嫌がられるよ（笑）」と皆からツッコまれ、会場は大爆笑に。

岩田さんは、「会いたいタイミングで会えないからこそ、久しぶりの人と連絡をすることが増えた」と中学の同窓会をリモートで行ったエピソードを披露。「これだけ時間が経つと、太った人や見た目変わっちゃったな～と思うこともあるし、職業や環境も違ってくるけど、いざ話し始めると当時のままで話ができて、関係値は時間が経っても変わらないんだと気づきました」と振り返りました。

最後に、佐藤監督が「いろんな宣伝文句が飛び交っているけど、劇場では頭を真っ白にして観ていただきたいです！そうすれば、キャストたちの熱い想いを感じていただけると思います！」と話すと、岩田さんも「公開まであと10日。監督同様に頭を真っ白にして観ていただきたいですし、物語の根底にある“愛”や“絆”を感じてほしい」とメッセージを贈り、イベントを締めくくりました。

『名も無き世界のエンドロール』作品概要

行成薫の同名小説を映画化した『名も無き世界のエンドロール』は、ラスト20分で衝撃的な展開を迎えるという話題作。複雑な家庭環境で育ったキダ（岩田剛典）とマコト（新田真剣佑）、転校生・ヨッチ（山田杏奈）の3人は幼馴染みで、家族よりも大切な絆を築いてきました。時は流れ、キダは闇の世界の“交渉屋”に、マコトは会社経営者にのし上がり、あるクリスマス・イブの夜に、マコトはキダの力を借りて、プロポーズを決行しようとするけれど……！

文／山崎伸子

©️行成薫／集英社 ©️映画「名も無き世界のエンドロール」製作委員会