※このマンガはほぺろう3歳頃の出来事を2020年に執筆したものです。
他のママがみんな聖母に見える。検索魔と化し、ますます落ち込む悪循環
息子ほぺろう(2015年生)は知的障害をあわせ持つ自閉症児。発達クリニックで「中度知的障害」そして「自閉症スペクトラム」と医師による診断を受ける。夫に話しても「大変だったねー」でおしまいで…。
【医師の診断に逃げ場がなくなる。夫は他人事。 >>前話に戻る】
我が子の診断を聞いたときのママパパ達の反応は、確かにいろいろあると思います。でもみんな、それぞれに悩んだり苦労して結果としてそこに辿り着いているものなのに、当時の私はとにかく他のママは優しくてしっかりしてて、私だけが最低な母親に思えて仕方ありませんでした。
ネットは私を孤独から救ってもくれましたが、この頃は、他人を見ては聖母になれない自分に劣等感を持つ
日々でした。
ハッピーな子育てライフになれない…。
「他のママさんは みんな聖母。自分だけが最低な母親」そう思えて仕方ない時期でした。ほぺろうの癇癪もピークだったので、私のメンタルも荒れに荒れて、とにかく毎日が惨めったらしかったです。
ほぺろうは起きてる間ずっと癇癪。夜泣きもひどい。なので私は、ほぺろうがお昼寝の間に家事。…その結果、ぜんぜん睡眠が取れていませんでした（夫・ぺー太は仕事があるので当時は別室で寝ていました ）。
診断前も診断後も「検索」に取り憑かれていた
診断を受ける前も後も、検索魔と化していました。
自分の気持ちを和らげる記述を探しまくりましたが、このときの私は徹底的に卑屈だったのでどんな素晴らしいことが書いてある記事も、素直に受け止めることはできませんでした。精神的にヤサグレていたこの時代は、ネット上で見かける障害育児ママさんによる『今では我が子が可愛い』という記述がとても信じられなかった…。
でも時が経って、今は「ホントだ～、ほぺろう可愛い～！！」ってなってます！
「検索魔」と化した結果さらなるドロ沼に… 続きはこちら
1話目はこちら
「発達障害が判明するまで」編・1話目はこちら
全てのお子さんの成長を願って
我が家の息子『ほぺろう』は、3歳の時に自閉症と知的障害の診断を受けました。 ブログは、そんなほぺろうの成長を記録することを目的としています。
ここで改めてお伝えしたいことは、
障害の特性は人それぞれ
ということ。
『自閉症』や『知的障害』と診断を受けた方は、世の中に沢山いらっしゃいます。ですが、一口に『自閉症』『知的障害』と言ってもそれは広義で、症状や特性・軽重度は個人によって異なります。
なので、ほぺろうの行動が他の自閉症の方に当てはまるものではありませんし、どこかのお子さんがほぺろうと同じ行動をとっていたとしても、その子に障害があるとは全く限りません。
こちらの連載、及びブログ「ほぺろうの自閉症マンガ」をご覧頂く際は、「ぼさ家のほぺろうの場合は…」という感じで受け止めてくだされば幸いです。
障害のある・なしに関わらず、人生はそれぞれ誰にとっても特別なものです。
ほぺろうを含め、全てのお子さんのどんな人生も多様性のひとつとして受け入れられる世の中になることを願って…。
このマンガを描いた方は…
田舎在住のボサボサ主婦。家事が苦手で料理は壊滅的。妄想暴走族。
Instagram→@bosabosa_mother
ブログ→「ほぺろうの自閉症マンガ」
