葉っぱの筋はなんのため? 葉脈の正体をしらべよう【低学年・自由研究アイデア】

葉っぱにある、たくさんの  こまかい筋(すじ)。これはいったい  なんのために あるのかな? じっけんで 筋のしょうたいをしらべよう。

葉っぱの筋を かんさつしよう

葉っぱをよく見ると、たくさんの  こまかい「筋(すじ)」があるんだって。いったい  どれくらいあるのかな?

葉っぱを  とくべつなくすりで  煮て……

煮た葉っぱを  歯ブラシでたたいたら、筋だけがのこったよ。

葉っぱのこすり出し

もっとかんたんに  葉っぱの筋を  かんさつするには…

葉を  うらにしよう!

 葉っぱの上に  うすい紙をおく。

❷ 紙の上から、クレヨンでこする。

クレヨンをねかせて、やさしくこすってね。

筋がうき出て、きれいだね。すきな色で  やってみよう!

筋は、えいようや水がとおる管!

草や木の葉っぱには、根っこからすいあげた栄養(えいよう)や、水をはこぶ管(くだ)がある。これが葉っぱの筋で「葉脈(ようみゃく)」というんだ。

この管は、こまかな網(あみ)のように  なっているので、草や葉っぱのすみずみまで  栄養や水を  とどけられるんだよ。

人にも  栄養や水をはこぶ「血管(けっかん)」という管があるのと  おなじだね。

やってみよう! 野菜の管に色をつけてみよう

ほんとうに葉っぱのすみずみまで  水がはこばれているか、色水をすわせて  たしかめてみよう!

やくそく <はじめる  まえに  チェック!> 

□ざいりょうを切るときは、けがをしないように  きをつけよう。
□小さい子の手のとどかないところで  やろう。
□じっけんがおわったら、どうぐやゴミをかたづけよう。
□ざいりょうや  どうぐがないときは、おうちの人にそうだんして  そろえよう。

用意するもの

・セロリ

・食紅(しょくべに)※赤いろがおすすめ)

・入れもの ※セロリがささる大きさ

おうちの方へ

絵の具で色水を作ると、茎の管よりも色素の粒子が大きいので、色がつきにくくなります。食紅を使用してください。

やりかた

 食紅をまぜた  赤い色水に、セロリをつける。

❷ 1日くらいたつと、赤い水が  葉っぱまではこばれて、ふちまで赤くなった!

 セロリを切る。

★手を切らないように気をつけよう!

色がついて、管が見えた!

切り口の赤いてんてんが  管だよ。

おうちの方へ

セロリは、色水に浸す前に、茎の先をよく切れる包丁やカッターで切ってください。また、茎の断面から管に空気が入ると吸い上げが悪くなるので、水の中や水をかけながら切ってください。

自由研究にするなら…

クレヨンでうかびあがった  葉っぱの筋や  実験で見えたセロリの  管のしゃしんを、ノートや紙にはって  きろくしよう。

しょくぶつが育つしくみについて、絵や文で  まとめてみよう。

 

『小学一年生』2018年12月号
監修/多摩六都科学館 撮影/岡本好明 イラスト/きよながとしお 構成/桧貝卓哉

1925年創刊の児童学習雑誌『小学一年生』。コンセプトは「未来をつくる“好き”を育む」。毎号、各界の第一線で活躍する有識者・クリエイターとともに、子ども達各々が自身の無限の可能性を伸ばす誌面作りを心掛けています。時代に即した上質な知育学習記事・付録を掲載し、HugKumの監修もつとめています。

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