野菜からDNAを取り出してみよう
野菜からDNAを取り出して、見える形にてみるよ。実験のあとはDNAについて調べてみるのもいいね。
やや難易度高し! 説明をよ〜く読んで挑戦しよう。
<実験をするときの注意!> 始める前にチェックしよう!
□材料を切るときは、刃物に注意して使おう。
□弟や妹がいる場合は、小さい子の手の届かないところでやろう。
□実験する前に作業場所の周りを整理して、終わったらきちんと片付けよう。
□材料がないときは、おうちの人に相談してそろえよう。
準備するもの
・食塩
・台所用洗剤
※界面活性剤のパーセンテージが低く手にやさしいタイプの洗剤だと成功率が高まります。
・無水エタノール
・だしパック
・はかり
・小さじ
・スポイト
・すりばちとすりこぎ
・調理用はさみ
・計量カップ
・コップ
・ブロッコリー
ブロッコリーは国産がおすすめ。台所用洗剤はヤシの実由来の植物性を使おう。だしパックは大きめのものが使いやすいよ。
実験方法
①DNA観察液を作る
・水95mL
・洗剤小さじ1ぱい
・食塩5g
水に食塩と台所用洗剤を入れ、とけるまでよく混ぜる。これがDNAを観察するために必要な観察液となる。
※観察液を作るときは、泡立たせないように静かに、しっかり混ぜよう。
②野菜をきざんで量る
調理用はさみでブロッコリーの芽の部分だけ細かくきざみながら8gを量りとる。
③すりつぶす
②のブロッコリーをすりばちに移してよくすりつぶす。10分以上かけて、できるだけ細かくするのがポイント。
④DNA観察液を入れる
①で作った観察液を計量カップで30mL量り、すりばちに入れる。
⑤1回そっと混ぜて10分置く
観察液をブロッコリーになじませるために1回だけ、そっと混ぜる。
⑥だしパックでこす
10分置いた⑤のブロッコリー入り観察液を、だしパックでこす。
ゆっくり注ぎ、パックをしぼったりしないこと!
⑦ガラスびんに移す
⑥を、小ぶりのグラスに静かに注ぐ。量はグラスの3分の1くらい。
⑧無水エタノールを入れる
スポイトにとった無水エタノールを、⑦に少しずつ入れる。
グラスのかべにつたわらせながら、静かに、1てきずつ入れるのが成功のカギ。
解説
ヒトからヒト、ブロッコリーからブロッコリー……。生き物の姿や性質が親から子へ受けつがれるのは生物がもつ「遺伝子」のおかげ。DNA(デオキシリボ核酸)はその遺伝子をおさめた細胞内の物質だ。
『小8年生』2018年夏号 監修/白數哲久(ガリレオ工房・昭和女子大学准教授) 構成・文/丹羽 毅 撮影/岡本好明(フリーセクション) モデル/神沢佑星 デザイン/堀中亜理+ベイブリッジ・スタジオ
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