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山形は魅力がいっぱい!有名なものをチェック
東北地方にあり、東京から山形新幹線で約3時間の距離にある山形県。さくらんぼ、メロンなどの農産物が特産品としてよく知られています。そんな山形で有名なものには、何があるのでしょうか? 観光地から特産品、グルメまで順にチェックしましょう。
山形の自然と景色~絶景スポットと自然の宝庫
県土面積は93万haと、全国第9位の広さを誇る山形県は、日本百名山といわれるきれいな山々に囲まれ、庄内平野や美しい最上川が流れる、自然に囲まれた地域です。そんな山形の絶景スポットをご紹介しましょう。
羽黒山五重塔
標高414mの羽黒山には、日本最長といわれる2446段もの石段を登った先に五重塔があります。東北地方唯一の国宝で、江戸時代の初期につくられました。豊かな木々の中にたたずむ高さ29mの五重塔は、荘厳な雰囲気に包まれています。
蔵王連峰・蔵王温泉
蔵王(ざおう)連峰は、山形から宮城にまたがる山々で、東北地方を南北に走る奥羽山脈系のひとつです。とくに山形側にある蔵王温泉は、強酸性の硫黄和泉で美肌にも健康にもいいといわれる温泉が人気です。
また、蔵王温泉のスキー場も日本を代表するゲレンデのひとつとして有名です。多彩なコースがあり、初心者から上級者まで楽しめるスキー場です。
ドッコ沼
山形と宮城の間にある蔵王山の山頂にある沼が、ドッコ沼です。その日の太陽の光によって青色やエメラルドグリーンに見える、幻想的な場所です。
沼には、水神様がいるという伝説があるそうです。蔵王温泉街からロープウェイでアクセスでき、トレッキングしながらドッコ沼を目指すというのもおすすめです。
最上川
最上川は、長さ229㎞の山形県を流れる川です。ひとつの都道府県だけを流域とする河川として、日本最長を誇ります。
最上川流域には山形の人口のおよそ8割が暮らしていて、昔から人々の生活を支える「母なる川」と呼ばれてきました。そんな最上川では、約1時間をかけてゆったりと楽しむ「川下り」ができます。
産業と特産品~山形が誇る名産品
次に山形の産業や特産品に着目してみましょう。
農産物
豊かな自然と最上川のきれいな水資源に恵まれた山形では、さまざまな農産物が有名です。その中でも、山形を代表する存在なのがさくらんぼです。
山形のさくらんぼは、全国生産量のおよそ7割を占めています。またさくらんぼ以外でも、メロン、ぶどう、すいか、桃、りんご、ラフランスなど、フルーツがたくさん作られています。
果物以外では、米どころとしても有名です。オリジナルブランド「つや姫」「雪若丸」などがあります。
山形旬果ギフトボックス
山形の旬のフルーツをたくさん詰め込んだギフトボックス。山形の四季を通じて収穫される旬の果物を詰め合わせにしてお届けします。
海産物
山形というと内陸にある地域というイメージがあるかもしれませんが、日本海側に面しており、春にはサクラマス、夏は天然の岩牡蛎が獲れることで知られています。
さらに7月になると鮎漁が解禁されて、秋には鮎祭りが開かれます。冬には、庄内浜でズワイガニが獲れます。
鼠ヶ関干物セット
山形県有数の漁港「鼠ヶ関」。山形県鶴岡市鼠ヶ関は、新潟県との県境に位置する漁港地帯として、特産品のイカをはじめ様々な魚介類が水揚げされています。冬になると、海沿いではイカの寒干しの風景が頻繁に見られます。
そのなかでも、「干物(一夜干し)」は絶大な人気を誇り、美味しさにも定評があります。『鼠ヶ関干物セット』は、ホッケやイカ、カレイなど8種の干物が詰められています。
産業
山形は農産物がよく知られているため、農業が最も盛んと思われるかもしれません。しかし県内総生産のうち最も高い割合を占めているのは製造業です。電気機械器具、情報通信器械、電子部品、デバイス等の製造業がメジャーです。
また山形県鶴岡市を中心に、古くから続けられていて有名なのがシルクです。ここは養蚕から製糸・織物・精練・染色・縫製まで一貫して行える国内唯一の地域といわれており、上質の国産シルクがつくられています。
天然シルクスカーフ
日本有数の絹産地として知られる山形県鶴岡市で精錬・染色された、肌にやさしい極上の天然シルクを贅沢に使用。繊細な技術で染め上げた美しい色と光沢が、高級感のある上品な印象を醸しだします。天然シルクならではの極上の肌ざわりを楽しめます。
ご当地グルメ~山形の味覚を堪能しよう
では、山形のご当地グルメはどうでしょうか? 海の幸も山の幸も豊富な山形のグルメをご紹介しましょう。
海の幸
山形の日本海側では、さまざまな海産物が獲れます。それらを盛り合わせた海鮮丼などはやっぱりはずせないところです。
さらにサクラマスを茹でてニラを添えあんをかけた「鱒のあんかけ」は、山形地方の郷土料理のひとつです。5月に開かれる「酒田まつり」や「鶴岡天神祭」などで提供されています。
山の幸
山形の山の幸として有名なのは、芋煮です。里芋が主役で、ネギ、キノコ、ゴボウなどの山の幸をたっぷり入れて煮込んだ鍋料理で、体が温まる山形の郷土料理としてよく知られています。
また「玉こん」の愛称で知られる玉こんにゃくは、イベント会場などには必ず見られるグルメです。そのほか、米沢牛、冷やしラーメンなども人気です。
芋煮セット
芋煮がお家でも簡単に作れる材料セット。贅沢な山形牛、国産里芋、新鮮ねぎ、ちぎりこんにゃくなどと一緒に芋煮のタレも入っています。
スイーツ
山形のご当地スイーツには「おしどりミルクケーキ」があります。これは山形で製造する日本製乳が1919年から作り始めたミルクセーキのような固いバーです。地元ではおなじみのお菓子ですが、他県ではほとんど見かけることがありません。
おしどりミルクケーキ
山形県を代表する土産品として長く愛され続けている「おしどりミルクケーキ」は、牛乳を母として作り上げたやさしいミルク菓子。乳由来のたんぱく質やカルシウムが豊富に含まれているため、「食べる牛乳」としておすすめです。おやつやお茶うけのほか、ハイキング、登山などの携帯食としても人気です。
山形の銘菓やお土産
また山形では、さまざまなスイーツやお土産も生まれています。山形に出かけたときに買って帰りたい銘菓やお土産は、こちらの記事でチェックしてくださいね。
▼参考記事
伝統と文化~山形独自の文化活動
山形の伝統文化にも着目してみましょう。
山形花笠まつり
東北四大祭りのひとつ「山形花笠まつり」は、山形を代表する夏祭りです。1万人以上の踊り手が華やかな衣装を身につけて、威勢のいい掛け声や軽やかな鈴の音にあわせて花笠とともに踊ります。山形の夏の風物詩で、伝統文化のひとつです。
▼参考記事はこちら
やまがた舞子
山形のお座敷文化を伝えているのが、やまがた舞子の存在です。大正時代から昭和初期の最も盛んな時期は150名以上いた舞子ですが、現在は10数名程度となり、後継者を育てていくことが課題になっています。
スポーツやアクティビティ
山形で楽しめるスポーツやアクティビティも見てみましょう。
冬のスポーツやアクティビティ
蔵王連峰などの山々に囲まれた山形は、ウィンタースポーツで人気の場所です。スキー、スノーボードを楽しもうと、県外からも多くの人が訪れています。さらさらのパウダースノーは、多くのスキーヤー、スノーボーダーを魅了しています。
夏のスポーツやアクティビティ
夏に楽しめるアクティビティもたくさんあります。登山やハイキングを楽しめるほか、サマースキージャンプも行われています。また、最上川の川下りやラフティングも人気です。
山形出身の署名人・有名人
最後に、山形県出身の有名人には誰がいるか見てみましょう。
ウド鈴木
天然キャラでよく知られる、お笑いコンビ「キャイ~ン」のウドちゃんは、山形県東田川郡出身です。県立高校を卒業後、東京に出てお笑い芸人になりました。
小林武史
音楽プロデューサーで、My Little Loverの元メンバーの小林武史も山形出身です。ミスターチルドレン、桑田佳祐などの楽曲も手掛けるなど、日本を代表する音楽家のひとりとして知られています。
あき竹城
女優でタレントのあき竹城は、山形弁を丸出しにしたキャラクターで人気です。山他県米沢氏出身で、米沢氏観光親善大使も務めました。
自然豊かな山形
山形といえば「さくらんぼ」が有名ですが、それ以外にも多くの魅力があふれています。蔵王連峰のような絶景や人気観光地も数多く、山の幸、海の幸のグルメも豊富です。
東京からは山形新幹線でおよそ3時間の距離にありますから、小旅行で出かけるのにもおすすめです。そんな山形の魅力について、あらためて注目してみてはいかがでしょうか。
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文・構成/HugKum編集部