※このマンガはほぺろう3歳頃の出来事を2020年に執筆したものです。
診断にすらならないカオス。軽度知的障害の判定に、天罰だと落ち込む…
息子ほぺろう(2015年生)は知的障害をあわせ持つ自閉症児。引っ越し先で良い支援センターに巡り会い、発達クリニックに紹介を受けるとともに、児童相談所へ行ってみたら？、というアドバイスをもらいます。
【知的障害の判定は児童相談所！>>前話に戻る】
3歳のこの頃は場所見知りが激しくて、初めて訪問した児童相談所では案の定、終始泣き暴れでした。この後に及んでもまだ「ほぺろう君は様子見で大丈夫ですよ」なんて言ってもらえるんじゃないかと期待していた私ですが、きっと周りから見たら明らかに普通じゃなかったんだろうな…。
※1～2コマ目のエピソードはこちら
そもそも
判定してもらうための検査ができない！！
という壁にぶち当たる親子。よそ様の検査できたお子さんは、それだけでレベル高いなって思い知りました。ほぺろうは まともに着席すらできず、検査のやり取りもままならない状態だったので、結果は「おそらく」とか「少なくとも」という形になりましたが、療育手帳の対象であることは確実と言われました（今思うと「そりゃな」って感じ）。
ほぺろうが生まれる前、「知的障害さえなければ人生どうとでもなるって！」と発言するくらい器の小さい人間でした。情けない…。
だから、ほぺろうが知的障害だと知った時「人生どうにもならない…」という絶望感でいっぱいでした。
この時は、自分じゃなくて子どもが知的障害ということも不憫に思えて仕方なかったです。
「障害のある子は天才になり可能性だって」善意である慰めの言葉にも…続きはこちら
1話目はこちら
「発達障害が判明するまで」編・1話目はこちら
全てのお子さんの成長を願って
我が家の息子『ほぺろう』は、3歳の時に自閉症と知的障害の診断を受けました。 ブログは、そんなほぺろうの成長を記録することを目的としています。
ここで改めてお伝えしたいことは、
障害の特性は人それぞれ
ということ。
『自閉症』や『知的障害』と診断を受けた方は、世の中に沢山いらっしゃいます。ですが、一口に『自閉症』『知的障害』と言ってもそれは広義で、症状や特性・軽重度は個人によって異なります。
なので、ほぺろうの行動が他の自閉症の方に当てはまるものではありませんし、どこかのお子さんがほぺろうと同じ行動をとっていたとしても、その子に障害があるとは全く限りません。
こちらの連載、及びブログ「ほぺろうの自閉症マンガ」をご覧頂く際は、「ぼさ家のほぺろうの場合は…」
という感じで受け止めてくだされば幸いです。
障害のある・なしに関わらず、人生はそれぞれ誰にとっても特別なものです。
ほぺろうを含め、全てのお子さんのどんな人生も多様性のひとつとして受け入れられる世の中になることを願って…。
このマンガを描いた方は…
田舎在住のボサボサ主婦。家事が苦手で料理は壊滅的。妄想暴走族。
Instagram→@bosabosa_mother
ブログ→「ほぺろうの自閉症マンガ」