フィギュアスケート本田望結さん&紗来さん姉妹に聞く「好きなことを続ける秘訣」

女優・フィギュアスケーターとして活躍している本田望結さんとフィギュアスケート選手の紗来さん姉妹にスポーツとの関り方や家族、姉妹についてインタビュー!本田家流の教育法などパパ・ママが知りたいような情報もたくさん聞くことができました。今回のインタビューの内容は各テーマ、3回に分けてお届けします。1回目は家族について深掘りさせていただきました。

7人家族の中で育った姉妹

テレビなどのメディアでもお馴染みの本田家の家族構成をご存知の方も多いと思いますが、3つずつ年が離れた5人兄妹の一番末っ子が紗来さん、その上のお姉ちゃんが3女である望結さんです。長男である太一さんは元フィギュアスケート選手、次女の真凜さんは、第一線で活躍している現役の選手です。

兄や姉の背中を追いかけて、自然にスケートにハマっていった


望結さん:きっかけは、兄です。兄は、はじめアイスホッケーをやっていたのですが、リンク上で滑りを上手にするためにフィギュアスケートも習ったらどうかな?ということを当時のホッケーのコーチに言われたようで。同時進行でやっていたのですが、ホッケーではキャプテンをやってスケートでは強化選手にも選ばれ、フィギュアにしてもアイスホッケーにしてもケガがつきものなのでどちらかにしなさいと言われたときに、兄はフィギュアを選びました。

その流れで、姉の真凜、妹もフィギュアを習うことになりました。私たちは気が付いたらスケートリンクに立っていたという感じです。まだ小さかったのであまり覚えていないのですが、私たちがやりたいといって始めたと思います。クラブチームでは、私たちがお腹にいるときから知っている選手の方たちもいっぱいいました

お母さんのお腹の中にいるときからスケート場に通っていたのですね

紗来さん:そうですね。気が付いたらフィギュアスケートをやっていたという感じで、3歳から始めました。

望結さん:私は3歳からお芝居も始めていたのでお仕事がお休みの日にスケートをするというような感じでしたね。

失敗して気が付いたことは繰り返さない!「自立」を小さいときから身につけていたかも

勉強面で両親からなにか言われたことはありますか?

望結さん:紗来さん:(2人で声を合わせて)「ないな~」

望結さん:まず、強制されるということがないんですよね。これをしなさいということがなくて…もし、宿題をやらなくて先生に怒られたとしたら自分の責任じゃないですか?結局は自分が傷つくことなので。
お父さんお母さんは宿題などの手伝いは絶対にしないですし、体操服を忘れたとかリコーダーを忘れたとかでも絶対に届けには来ないです。1度でも届けちゃうと、また忘れたとしても届けてくれるだろうという甘えが出でしまうので、小さい頃からそういうところは厳しかったですね。
忘れたり、できなかったり、失敗したことは自分で感じて次は気を付けようということにつながるということを教えてくれました。

紗来さん:練習で忙しかったりした時でも、夏休みの宿題とかは手伝ってもらったことは、ないですね。休みの間に必ず自分で終わらせます。それができて偉いとかではなくて、当たり前の環境でした。

小さい頃から自分のことは自分でするということが身についていたのですね。

紗来さん:兄妹が多いからというのもあると思うのですが、近くでお兄ちゃんやお姉ちゃんを見ていたので自然と身についていきましたね。

望結さん:妹は本当に小学生の頃からなんでもできる子で、末っ子って頼ってしまうイメージがあるんですけど、お姉ちゃんでさえも妹が一番しっかりしているっていうくらい!お父さんお母さんの作戦なのかな(笑)。
だからこそ、兄妹の絆は強いです。お互いにサポートし合ったりして、団結力はすごいですね。

紗来さん:困ったことがあれば、お兄ちゃんやお姉ちゃんに助けてもらったりして、たしかに兄妹の団結力はすごいありますね。

本田家に生まれてきて本当によかったと毎日思うほど、家族のことが大好き♡

フィギュアを続けていくにあたり、家族からどのようなサポートをしてもらっていますか?

望結さん:いまも私たちは現役でやっているので、小さい頃からずっとサポートし続けてくれています。両親は、厳しいわけでもなく甘えさせてるわけでもないのですが、私たちがやりたいといったことに関してはすべて協力してくれます。例えば「辞めますとか」、「これがしたいです」とか大事な決断というのは私たちに任せてくれる両親です。

いつも客観的に見て本田家っていいよなって思っちゃうくらい、家族のことが大好きです。本田家に生まれてきて本当に良かったなーって毎日のように思いますね。お父さんお母さん限らず兄妹みんな尊敬しています。

紗来さん:たまに、家族で語るよね。久しぶりに家族全員が集まったときに子どもの頃の話とかをして…本田家あるある。特別なことを話しているわけではないけれど、なんでも話せる家族ですね。

本田姉妹のインタビューはまだまだ続きます!

本田家の全員が集まって、お話をするときはフィギュアスケートやお仕事の話ではなく、みんなの近況や昔の思い出話をして楽しんでいるそうです。年が離れた兄妹全員とそんな風に語り合えるという家庭環境も素敵ですよね。

今回は、本田姉妹の家族の話を紹介しましたが、次回は姉妹の関係性について聞いていきます。お楽しみに!

【プロフィール】


右:本田 望結(ほんだ みゆ)
2004年6月1日生まれ、京都府出身。「家政婦のミタ」などの人気ドラマに多数出演。MBS系「どうせもう逃げられない」(毎週木曜深夜0:59~)向坂翼役で出演。フィギュアスケターとしても活動している。

左:本田 紗来(ほんだ さら)
2007年4月4日生まれ、京都府出身。現役のフィギュアスケート選手として、19年2月国際大会オランダ・デンハーグチャレンジカップフィギュア2019 アドバンスドノービス女子優勝などの数々の実績を持つ。姉と同じく芸能活動もしている。

取材・文/やまさきけいこ

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