水のひっこし実験
いろ水の入ったコップと からのコップのあいだに、ティッシュペーパーの はしをかける。
あとは なにもしないで、ほうっておくと・・・?
このあと、どうなるかな? つぎを見てみよう。
まん中のコップに水がたまった!
両側のいろ水が ティッシュペーパーをとおって、となりのコップにひっこしたよ!
あれ? 空だったコップに!
青と黄色は、まざると みどりいろに なるんだね!
どうしてこうなるの? 水はせまいところがすき!
水は、せまいところに入りたがる性質がある。すきまがあれば、上にのぼることもできるんだよ。実験では、ティッシュペーパーのすきまを水がとおって、となりのコップにひっこしたんだよ。
ふつうの紙とちがって、ティッシュペーパーをよく見ると、小さなすきまがあるのがわかるね。
水は茎の中も上がる!
花や草は、土の中の水をすくいあげる。茎の中のせまいすきまを、水がのぼっていくんだよ。
キミもやってみよう!
やくそく <はじめる まえに チェックしよう!>
□材料を切るときは、けがをしないように きをつけよう。
□小さい子の 手のとどかないところでやろう。
□じっけんがおわったら、どうぐやゴミをかたづけよう。
□材料がないときは、おうちの人にそうだんして そろえよう。
用意するもの
・ティッシュペーパー 1まい (1まいをくるくるねじったもの)
・とうめいなコップ 2つ
❶水を入れたコップと空のコップに、ティッシュペーパーのりょうはしを入れる。
❷長い時間をかけて、水がとなりのコップにひっこすよ。
おうちの方へ
水などが、細い管のようなものの中を上がる「毛細管現象」を使った実験です。水の移動には数時間かかるので、使うコップを 細いものにすると、水がたまったことが早めにわかるようになります。 水に色をつける場合は食紅を使ってください。絵の具を使うとティッ シュペーパーで漉されてしまい、移動した先では透明な水になります。
『小学一年生』2017年4月号
監修/多摩六都科学館 写真/岡本好明 イラスト/きよながとしお 構成/フォルスタッフ
1925年創刊の児童学習雑誌『小学一年生』。コンセプトは「未来をつくる“好き”を育む」。毎号、各界の第一線で活躍する有識者・クリエイターとともに、子ども達各々が自身の無限の可能性を伸ばす誌面作りを心掛けています。時代に即した上質な知育学習記事・付録を掲載し、HugKumの監修もつとめています。
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