夏に大きな 花をさかせる、あさがおと ひまわり。同じ花でも こんなにちがうよ!
ふたつの花をくらべて、きづいたことや ちがいを まとめてみよう。
目次
かんさつ1 ひまわりの花
名まえのとおり、太陽をむいてまわる?
花がさくころまでは、花のむきが 太陽をおいかけるように うごくよ。
つぼみの間は うごくけど……
花がさいたら うごかない。
つぼみのころから まいにち かんさつしていると、わかるよ。
2種類の花がある!
外がわの 大きく黄色い花と、内がわの 小さく目立たない花の 2しゅるいがあるよ。
かんさつ2 あさがおの花
花びらは、らっぱの かたち
らっぱのかたちに見える花びらは、じつは 5まいの花びらが つながったもの。
名まえのとおり、朝にさく!
「あさがお」という名まえだけど、あさのひかりを感じて さくわけではないんだ。日がくれてから10時間後に 花がさくことが わかっているよ。
くらくなってから、10時間後に……
まるで、めざましどけいを セットしていたみたいだね。
かんさつ3 ひまわりのくき
ぐんぐんのびて 大きくなる!
大きいものだと、高さが 3メートルにもなるよ。
丈夫なくきで 大きな花と葉をささえる
大きな葉で、太陽の光を しっかりうけることが できる。くきが しっかりしているのは、大きな花や葉を ささえるため。
ひまわりの 後ろすがたは、こんなかんじ。
かんさつ4 あさがおのつる
ほそいくき(つる)を のばしてそだつ
あさがおは、ほかの植物や まわりのものに まきついてのびていく「つる植物」のなかま。上に上にのびて、葉を広げて、太陽の光をたっぷり うけようとする。
かんさつ5 ひまわりのたね
1本のひまわりから たくさんのたねが とれる!
約1000~2000個とれる。(種類によってちがいます。)
内がわの花「とうじょう花(か)」が、たくさんの たねになるよ。
かんさつ6 あさがおのたね
かわいた実がわれて、たねをまきちらす!
花がさいた後、実が かわいてさけていく。こうなることで、しぜんに たねが地面に おちるようになっているんだ。
実がうすい 茶色になり、 たてにわれていく。
1つの実に たねが 6つまで できる。
ひまわりのひみつ たねから あぶらがとれる!
ひまわりは、油を食べるために育てられてきたんだよ。りょうりだけでなく、かんきょうにやさしい燃料(ねんりょう)としても 使われているよ。
あさがおのひみつ あさがおの仲間がいっぱい!
昔から 、見てたのしむ花として 育てられ、かわったなかまが どんどん ふえていったんだ。
大りんあさがお
花の大きさや色、もようを楽しむための あさがお。
変化あさがお
花や葉の形がめずらしい あさがお。
レポートにまとめよう
花やくき、たね、そのほかのとくちょうを、それぞれ ひまわりと あさがおで くらべながら、紙やノートにまとめよう。
かんさつしてわかったこと、しらべてみてわかったことを、せいりして書いてみよう。
おうちの方へ
学校の授業で育てることの多いあさがおとひまわりは、それぞれ花や茎のつくりが違っています。それぞれの特徴について話題にし、どんなふうに育っていくか観察するのは夏の家庭学習におすすめです。ぜひ親子で取り組んでみてください。
『小学一年生』2018年9月号
監修/九州大学 大学院理学研究院 生物科学部門ナショナルバイオリソースプロジェクト 撮影/タナカヨシトモ イラスト/さとうゆり 構成/村重真紀
1925年創刊の児童学習雑誌『小学一年生』。コンセプトは「未来をつくる“好き”を育む」。毎号、各界の第一線で活躍する有識者・クリエイターとともに、子ども達各々が自身の無限の可能性を伸ばす誌面作りを心掛けています。時代に即した上質な知育学習記事・付録を掲載し、HugKumの監修もつとめています。
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