夏なのに、クリスマスツリーがしゅつげん!
「尿素(にょうそ)」を とかした水を、ツリーに ふきかけて まつと……
【30分後】
【さらに30分後】
雪の正体は、「尿素(にょうそ)」!
尿素は、水にとけて 見えなくなっていただけ。
水がかわいて なくなったから、尿素がかたまって 出てきたんだ。
きれいだね!
やってみよう!実験
やくそく <はじめる まえに チェック!>
□ざいりょうは、おうちの人とそうだんして そろえよう。
□ざいりょうを切るときは、けがをしないように きをつけよう。
□お湯をつかうときは、かならず おうちの人といっしょにやろう。
□小さい子の手のとどかないところで やろう。
□じっけんがおわったら、どうぐやゴミをかたづけよう。
用意するもの
・尿素(にょうそ)
・中性洗剤(ちゅうせいせんざい)
・せんたくのり(PVA入り)
・きりふき
・モール
・わりばし
・けしゴム
・トレイ
❶ 水に材料を入れてとかす
尿素、中性洗剤、せんたくのりを 入れる。
おうちのかたへ
分量は、水100ml、尿素100g、PVA入り洗濯のり10cc、中性洗剤2~3滴です。尿素を水に溶かすと水温が下がるので、お湯をまぜた水を使うと溶かしやすくなります。
❷ ツリーにふきかける。
あとは 1時間くらい まつだけ!
おうちのかたへ
実験の白いものは、尿素の結晶です。尿素は窒素を含んだ化合物で、肥料やスキンケアに使用されるものです。ホームセンターや薬局で入手できます。溶液に混ぜる中性洗剤は尿素を液全体に拡散させる働きをし、PVA入り洗濯のりは吹きかけた液をツリーに溜まりやすくします。結晶は水できれいに拭き取れますが、吹きかけるときに液が周りに飛び散ることもあるので、汚れてもよい場所で行ってください。
自由研究にするなら…
・できあがりまでを、しゃしんや絵できろくして、紙やノートにまとめよう。かんせいしたマジックツリーはぜひ、しゃしんで のこしてね。
・「結晶(けっしょう)」ということばや、そのしくみについて しらべて まとめよう。マジックツリーの 雪のようなぶぶんは、尿素の結晶なんだ。
『小学一年生』2019年1月号
監修/多摩六都科学館 撮影/岡本好明 イラスト/きよながとしお 構成/桧貝卓哉(フォルスタッフ)
1925年創刊の児童学習雑誌『小学一年生』。コンセプトは「未来をつくる“好き”を育む」。毎号、各界の第一線で活躍する有識者・クリエイターとともに、子ども達各々が自身の無限の可能性を伸ばす誌面作りを心掛けています。時代に即した上質な知育学習記事・付録を掲載し、HugKumの監修もつとめています。
夏休みの自由研究
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