体育嫌いにならないために…「さか上がり」はここが大事!

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体育嫌いになってしまうきっかけのひとつとして「さか上がり」があります。子どものとき苦労したパパ・ママもいるのでは? 「さか上がり」でつまずいてしまわないために、ここだけは押さえたいポイントをご紹介します。親子で取り組んでみましょう。

小学校の体育の基本、さか上がり。鉄棒でまわると、景色がさかさまに見えて楽しいですね。パパ・ママはさか上がり、できますか?

さか上がりができるようになるためには、基本的な腕の力以外に、重心の操り方やタイミングなど、いくつかの条件が必要になります。

それらの要素を分解して、練習のポイントを確認していきましょう。

「さか上がり」は、この練習で攻略!

【1】肘をまげて、あごを鉄棒に近づけたままで、足を地面からはなす。10秒くらいそのままのポーズをキープ。

この練習のポイント

これができれば、腕の力がついてきます。さか上がりができるようになるまで、もうひと息。

握力と腕の力が基本

上の絵と同じ姿勢をとれれば、握力や腕の力がついている証拠。さか上がりのマスターまで遠くはないでしょう。できない場合はおしりを軽く支えて、この姿勢をとったときの感覚をつかませましょう。なお、この姿勢をとらなくてもさか上りができる子は、それでもかまいません。

「できた!」につなげるヒント

さか上がりは、体が小さくて軽い5~8歳のうちがマスターしやすいといわれています。鉄棒以外でも回転するおもしろさを感じたり、さか上りに限らず鉄棒に親しんだりしていきましょう。

なお、鉄棒の握りかたは親指が上を向く「逆手」でもかまいませんが、今後、後方支持回転(空中さか上り)に挑戦することを考え、「順手」に慣れておくことをおすすめします。

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「さか上がり」はここが大事

まわる前のかっこう

まわっているとき

振りあげた足を伸ばしてまわる

足を伸ばすのは、足の重みを利用して鉄棒の向こう側にまわるためです。足が上がっているのにまわりきれない場合は、補助をしてこの動きを体験させます。足のつけねが鉄棒に引きつけられているかどうかもチェックしましょう。

「できた!」「楽しい!」が体育を伸ばす

大人の運動嫌いは、子どものころの体育への苦手意識を引きずっていることも。でも本来、体をのびのび動かすことは楽しいことであり、運動を楽しむ習慣は健全な心身を保つためにも大切です。人生を豊かに健康的に過ごすためにも、子どもの「体育嫌い」はできれば払拭してあげたいですね。

「できない…」の悩みが「できた!」「楽しい!」の達成感へとつながるよう、体育や運動には日頃から親子で取り組みたいものですね。

※この記事は、『楽しく遊ぶ学ぶ げんきの図鑑』(監/中村裕・小学館)から引用して作成しています。

楽しく遊ぶ学ぶ げんきの図鑑

『げんきの図鑑』は、「子どもの身体能力+運動能力」「子どもの健康」に着目した「プレNEOシリーズ」の図鑑です。この記事のように、逆上がりの他、かけっこ、ボール投げ、とび箱といった基本的な運動技能について、効果的な練習ができるようにポイントを図説。
運動だけでなく、からだをつくる栄養や食事のマナー、早起き・排泄といった生活習慣の改善、病気やケガについての知識など、自分のからだを守り健康的に生きていくための情報を収載しました。

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イラスト/セキ・ウサコ 再構成/HugKum編集部

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