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最初のドリブル練習ですぐに打ち解けた選手と子どもたち

中村選手とパートナーシップ契約を結ぶ日本航空が、次世代を担う子どもたちへ向けて企画した本イベント。サッカー歴も学年も様々な小学生約60名が参加し、憧れの中村選手との交流を楽しみました。
練習は全体を通して、中村選手が得意とするドリブルとシュートにフォーカスを当てた内容。手始めに中村選手がリフティングの技術を披露。技を繰り出すたびに、子どもたちだけでなく保護者からも歓声が上がっていました。
まずは子どもたちも自由にドリブル。慣れてきたら近くにいる人とハイタッチをしながらドリブルするなど、難易度が徐々に上がっていきます。ハイタッチしたさに子どもたちが中村選手に群がってしまい笑いが巻き起こったりと、終始和やかムード。

中村選手やコーチたちが、積極的に子どもたちに声掛けをしてコミュニケーションを取る姿が印象的でした。

次はドリブルをしながらコーチが鳴らした笛の音を聞き、その回数と同じ人数の友達とグループを作って座る、という練習。こちらも子どもたちは完全に中村選手にロックオン。7人組で座るはずが中村選手の元にはなんと14人もの子どもが集まってしまうという、ルール度外視の異例の事態に…(笑)。
ボールを蹴りながら目で見る、耳で聞く。同時にいろいろな作業をこなすというサッカーをするうえでとても大切な技術を、子どもたちが楽しみながら自然に学ぶことができる練習でした。
中村選手のアドバイスでドリブルのタイムがグンと上がる子も…!

お次はコーンとマーカーを使って行う、ボールタッチを意識したドリブルの練習。まずは中村選手がお手本を見せてタイムを計測。プロのドリブルのスピードを間近で体感した子ども&保護者から思わず拍手が上がります。
子どもたちもタイムトライアルに挑戦。中村選手のタイムに近づきたい一心で、誰もが真剣な顔でボールを蹴っていました。
「ターンをしたら最後のドリブルを速く。目線は一歩先に置いて、間接視野で周りを見るようにしよう」という中村選手からのアドバイスを受け、2秒もタイムが縮まったり、中村選手と同じ6秒台を叩きだしたりする子も!
オランダ戦のゴールを再現! 力強いシュートに息を飲む子どもたち

シュートも披露してくれた中村選手。カーブがかかった力強い大迫力のシュートには、子どもたちだけでなく保護者やコーチ陣、取材陣までくぎ付けに…!

そして中村選手が出してくれたボールでシュートをするという夢のような練習まで! ゴールを決めると中村選手とハイタッチ&ツーショット撮影ができるとあって、子どもたちは緊張しつつも気合十分。

見事60名全員がゴールを決め、笑顔で中村選手とハイタッチを交わしていました。
ミニゲームでは子どもたちの間を縫う華麗なドリブルさばきを披露

練習の締めくくりとなるミニゲームでは、中村選手も混ざって一緒にプレー。ゴールを決めた子の元へ自ら走っていきハイタッチを交わしたりアドバイスをしたりと、積極的に子どもたちとコミュニケーションを取る姿が見られました。

途中で中村選手が魅せた華麗なドリブルには、取材陣からも感嘆の声があがっていましたよ。
小学生からの“エグい”質問に日本代表もタジタジ!?
練習後には質問コーナーが設けられ、プレーに関することから自身の昔のことまで、約20人もの小学生の質問に丁寧に答えてくれました。その一部を紹介します。

Q 仲がいい選手と仲が悪い選手は誰ですか? 試合のときにはどうやったら力を合わせて仲よくプレーができますか?
A「結構エグいのきたな…(笑)。仲がいい選手は伊東純也選手とか、同い年の瀬古(歩夢)選手、菅原(由勢)選手や久保(建英)選手は仲がいいかな、と思います。仲が悪い選手は正直いないから答えられないんだけど。試合のときにはみんなとたくさん話してコミュニケーションを取って、試合前などはとくに、『ああしたい、こうしたい』とたくさん話して仲よくするといいと思います」
Q 昔好きだったサッカー選手は誰ですか?
A「ロナウジーニョが本当に大好きで、毎日ビデオを見てリフティングや足技を練習していました。だからリフティングが得意。とにかく真似していました」
Q 日々心がけていることはなんですか?
A「毎週試合があるから、コンディションを整えるっていうことに集中しています。もちろん練習はすごく大事だしたくさんやった方がいいと思うんだけど、けがしないことや風邪を引かないことも大事。うまく自分の身体と相談しながら日々トレーニング内容を変えていったほうがいいのかな、と思います」
Q サッカー以外のスポーツは何をやっていましたか?
A「水泳を1年間くらいやっていたのと、あとはサッカーを1か月くらい辞めた時期があって。そのときにはバスケットをやっていました」

Q どれくらいからサッカーを始めましたか?
A「兄の真似をしてボールを蹴り始めたのは4歳くらいなんだけど、真剣にサッカーで上にいきたいと思ったのは6歳の頃。そのときにドイツワールドカップがあって、その影響でサッカー選手になりたいな、と思いました」
Q どうやったらたくさんの選手を抜けますか?
A「僕は自分の形を持っているタイプで、相手を見ながらドリブルするっていうよりは自分のフェイントを使って抜いていく。自分が意識しているのは相手との間合い。あんまり距離が近すぎると相手に当たっちゃうし、間合いは結構気にして自分から仕掛けるようにしています」
Q ピンチのときにはどうやったら落ち着けますか?
A「緊張しているときやピンチのときには平常心を保つのがいちばん大事。サッカーは1人じゃないから、W杯のオランダ戦で失点したときもそうだけど、みんなで集まって話し合うことで気持ちの整理がつく。ピンチのときには1人で抱え込まずにみんなで話して、前を向いていこう! ってポジティブになれれば、絶対にピンチもチャンスに変えられます」
Q 子どもの頃はどれくらい練習をしていましたか?
A「小学生のときは学校から帰ってからずっとボールを蹴ってたから、4~6時間くらいはやっていたかな。ボールを蹴るだけではなくて走ったりとか、いろんな練習をしていました」
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中村選手は昔から子どもが好きで、三菱養和時代もいつも小さい子と遊んでくれていたそう。今イベントでも終始笑顔で気さくに子どもたちと接していて、中村選手の人柄のよさが伝わってきました。
もっとも印象的だったのは、子どもたちだけでなく中村選手自身も子どもたちとのサッカーを思う存分楽しんでいたこと。やはりどの分野においても上をめざすうえでいちばん大切なのは、「楽しむ」気持ちを忘れないことなのかもしれません。
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取材・文/鈴木美奈子