秋の季節行事・お月見のおすすめ絵本15選|季節感を子どもとあじわう

お月見には満月や団子のイメージがありますが、実際どんなことをするのでしょう?

季節行事は意識しないと、知らずに過ごしてしまうことがありますよね。秋に意識したいお月見の行事やおすすめの絵本をご紹介します。

お月見ってどんな行事?

お月見は空気の澄んだ秋に月を鑑賞し、収穫に感謝する行事です。お月見の歴史や日付、お供えについて説明していきます。

お月見の歴史

お月見は中国や日本の古い風習で、月を愛でる習慣は縄文時代からあったと言われています。平安時代になると、貴族社会では月を見ながら宴を楽しむようになりました。

一般庶民の間でお月見が行われるようになったのは江戸時代ごろからのようです。

お月見はいつするの?

 

お月見は旧暦の8月15日(十五夜)、現在の暦では空気の澄み始めた9月ごろから行います。毎年日にちが変わるので、以下を参考にしてみてくださいね。

十五夜

十五夜は旧暦8月15日で「中秋の名月」と呼ばれています。現在の暦では以下の通りです。

・2020年 10月1日
・2021年 9月21日
・2022年 9月10日
・2023年 9月29日

まだ収穫前のこの時期は収穫祈願の意味合いがあります。十五夜は別名「芋名月」とも呼ばれ、里芋をお供えすることもあります。

十三夜

十三夜は旧暦9月13日で「後の月」と呼ばれています。現在の暦では以下の通りです。

・2020年 10月29日
・2021年 10月18日
・2022年 10月8日
・2023年 10月27日

作物が実る時期で、収穫に感謝する意味合いがあります。ちょうど食べごろを迎える豆や栗などをお供えすることから、豆名月(まめめいげつ)や栗名月(くりめいげつ)とも呼ばれます。

江戸時代では十五夜と十三夜の両方の月見をしました。片方だけしかしないと片月見と呼ばれ、縁起が悪いとされていました。

十日夜

十日夜は旧暦10月10日で「三の月」と呼ばれています。現在の暦では以下の通りです。

・2020年 11月24日
・2021年 11月14日
・2022年 11月3日
・2023年 11月22日

十五夜・十三夜と合わせて3月見と言います。地域によっては月見をせずに、収穫を祝う行事のみを行う場合もあります。

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お月見のお供えは何を準備するの?

地域によって違いがありますが、お月見ではお供えをします。ここでは一般的なお供えをご紹介していきます。

月見団子

月見団子は地域によって形が異なります。よく絵本に出てくる丸い団子は関東風で、月に見立てられています。十五夜では15個、十三夜では13個の団子をピラミッド型に積み上げてお供えします。

関西風はサトイモに見立てられていて、俵型の団子に餡を巻き付けたものです。名古屋ではしずくのような形、静岡では中央が凹んだ平らな円形で「へそもち」と呼ばれています。

東北では丸い団子の中に餡が入っているタイプ、中国・四国地方では串団子タイプも見られます。

ススキ

神様を呼ぶ依り代(よりしろ)の意味があります。依り代は通常稲穂ですが、この時期まだ稲穂が無いことから秋の七草の1つであるススキを使うようになりました。

ススキは切り口が鋭いので、魔除けの意味も持っています。お供えしたススキは軒先に吊るしたり、庭に飾ったりして無病息災を祈願します。

農作物

お月見ではその時期に採れる農作物をお供えする地域があります。代表的なものは十五夜の里芋や十三夜の豆や栗ですが、秋は旬の果物や野菜がたくさんあるので好きなものを取り入れてみましょう。

ブドウのようなツル性植物は人と月の繋がりを強める縁起の良いお供えものとされています。

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秋の読み聞かせにおすすめのお月見絵本 10選

おすすめのお月見の絵本をご紹介します。絵本選びの参考にしてみてくださいね。

だんごたべたい おつきさま – ほるぷ出版


はじめての行事絵本シリーズのお月見編です。お団子が食べたいお月様のために、雲さんが地上に降りて行きます。

地上では子どもたちに見つかってしまい…。小さい子でも日本の伝統行事に親しめる可愛らしい1冊です。

14ひきのおつきみ – 童心社


「14ひきのあさごはん」「14ひきのもちつき」など、小さな14匹のネズミたち日常生活や季節行事を描いたロングセラーシリーズのお月見編です。

14匹が木に登り一生懸命お月見台を作る姿は、可愛らしく見ている方もワクワクしてきます。自然の描写が精密で美しく、日本の秋の要素がたっぷり入った絵本です。

10ぴきのかえるのおつきみ – PHP研究所


10ぴきかえる大冒険シリーズのお月見編です。ひょうたん沼のかえるたちはみんなに招待状を出してお月見の準備をします。

いよいよ当日、ススキを採りにススキ野原に出かけます。でも帰り道にハプニングが!ハラハラドキドキの展開に子どもたちも釘付けになりそうな1冊です。

おつきみバス – 鈴木出版


いただきバスシリーズのお月見編です。お話しする不思議なバスと可愛いネズミたちが登場します。色のコントラストが鮮やかでテンポが良く、乗りもの好きのお子さんにおすすめです。

ぶたさんちのおつきみ – ひさかたチャイルド


四季のお話が楽しめる、ぶたさんちシリーズのお月見編です。ぶたさん一家はおじいさん・おばあさんと一緒にお月見の準備をします。

ススキを取りに行ったりお団子を作ったり、大家族の日常がほのぼの描かれた作品です。

おつきみおばけ – ポプラ社


独特のタッチが人気のせなけいこさんのお月見絵本です。登場するお化けはせなけいこさんの代名詞でもあり、子どもに人気です。お化けが泣いているうさぎの子を元気付けようとお月見団子に変身しますが…。

おつきみうさぎ – 童心社


月からうさぎが落ちてしまうところからお話が始まります。ファンタジーですが、どこか懐かしさを感じる作品です。

月で餅つきをしているうさぎも登場し、満月を見上げたくなるような気持になります。団子のレシピが描かれているので、実際に作ってみたい人におすすめです。

ねこまるせんせいの おつきみ – 世界文化社


ねこまるせんせいシリーズのお月見編です。人間のこども園で見習いをしているねこまる先生が、お月見団子を口に入れるとどこか遠くまで飛んで行ってしまいました。

ねこまる先生が辿り着いた場所では、うさぎたちが「十五夜の青い星がでるよ~」と叫んでいます。青い星とは何のことでしょう。

子どもたちの空想が広がる、夢いっぱいの絵本です。

まんまるいけのおつきみ – 講談社


なまずのぽんたはお月見に興味津々です。月を見たいけど、池の魚は空気を吸うと死んでしまうという言い伝えがありました。

どうしたら月を見ることができるのでしょう。池の仲間たちのコミカルで愉快なお月見のお話です。

おつきさまのとおるみち – 教育画劇


熱を出してしまった子ギツネのために、母さんキツネが泉へ走ります。お月様は母さんキツネのために夜道を照らそうとしてくれます。

母さんキツネやお月様の優しさが詰まったお話です。日本画のような繊細で柔らかいタッチの絵が特徴です。

日本のハロウィーン?お月見泥棒の絵本2選

一部の地域では、子どもたちが近所の家を回ってお菓子をもらうお月見泥棒という風習があります。まるでハロウィーンのような風習が日本にもあったんですね。ここではお月見泥棒の絵本をご紹介します。

おつきみどろぼう – 世界文化社


お月見の日、おばあさんがみんなの家にお月見泥棒に出かけます。たぬきさんち、ねずみさんち、くまさんち、最後は誰の家でしょう。

カバーの折り返し部分には月見の風習や団子の作り方なども書かれていて、行事についても知ることができる絵本です。

おつきみどろぼう – 三恵社


お月見泥棒に出かけた「つきすけ」と愛犬ジョンのお話です。途中はぐれてしまったジョンをページ内で探す絵探しや迷路などもあり、楽しみながら読める絵本です。

子どもの興味をひく要素が散りばめられた1冊です。

歌や仕掛けが楽しめるお月見絵本2選

秋の遊びや製作のヒントにもなる歌や仕掛けがあるお月見絵本をご紹介します。

おつきみっておいしいね – 教育画劇


ページを読み進めると、三日月がだんだん満月になっていく仕掛け絵本です。小さいお子さんでも月の満ち欠けを感じられる可愛らしい1冊です。

パパ、お月さまとって! – 偕成社


世界中で人気の「はらぺこあおむし」の作者エリック・カールの仕掛け絵本です。お月様にかける長いはしごや、大きなお月様の仕掛けがダイナミックで迫力満点です。

子どもたちが月の満ち欠けに興味を持ちそうな1冊です。

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お月見の絵本を読んで季節行事を楽しもう

気になるお月見の絵本はありましたか?絵本を読んだ後は、お団子やススキを準備して実際にお月見を楽しんでみましょう。

小さなお子さんなら、一緒に月を見上げるだけでもお月見の第一歩です。家族みんなで楽しんだお月見は、きっと子どもたちの記憶に残るでしょう。

文・構成/HugKum編集部

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