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サンドイッチ作りの基本|食べやすくて楽しい作り方
サンドイッチ用にどんなパンを選び、どう切ればよいのか、最初は悩むものです。ここでは基本の選び方と、子どもが食べやすくなる工夫を紹介します。
パンの選び方
サンドイッチに食パンを使用する場合、8~12枚切りのパンが選ばれることが多いようです。薄切りのほうが、子どもの口にちょうどいいサイズになりますよ。

コロッケサンドなど、ボリュームがある具材の場合は6~8枚切りがよく合います。
フランスパンを使う場合は、切れ目を入れ、中身を少しくり抜くことで、具材を挟みやすくなります。
上手な切り方
サンドイッチは、きれいな断面になるように切る工程が、最大の難関です。
よく切れる包丁を使うことで、カットした断面がつぶれにくくなりますよ。サンドイッチ専用ナイフもあるので、試してみてください。
具材たっぷりの場合は、ラップで巻いてから切る方法がおすすめです。ワックスペーパーや、オーブンシートなどで包むと見た目もよく、ホームパーティーなどにも使えますね。

子どもが手に取りやすいサイズ感
お子さんが食べやすいポイントは、小さな手でも持ちやすいサイズにすることが大切です。

食パンの耳を落としたあと、さらに半分に切ると食べやすくなりますよ。また、くるくる巻くタイプのロールサンドにすれば、食べこぼしも減り、手に持ちやすい形です。
▼ロールサンド作りのコツはこちら
人気具材レシピ3選
初心者でも作りやすく、子どもがよく食べる基本の組み合わせを見ていきましょう。シンプルな材料なので、家庭にあるもので手軽に作れます。
ツナマヨサンド|しっとりしたうまみがパンに合う!

・材料
(2人分)
食パン(6~8枚切り) 4枚
ツナ缶(オイル漬け) 1缶
きゅうり 1/2本
マヨネーズ 大さじ2
バター 10g
塩 少々
・作り方
【1】きゅうりを縦半分に切り、内側のわたをスプーンなどで取り除きます。

細かく刻んで、塩をなじませます。10分程経つと水が出るので、よく絞ってください。
【2】ツナの油を軽く切って、【1】のきゅうりと、マヨネーズ、塩を混ぜます。
【3】ラップを広げた上に、パンを置きます。室温に戻したバターをぬり、【2】の具材をのせます。
【4】具材をパンで挟み、ラップでしっかりと包んでください。このまましばらく置くと、ツナのうまみとマヨネーズの酸味が、パンにしっとりなじみます。

【5】ラップに巻いたまま、半分にカットすれば完成です。
ふんわりたまごサンド|甘めの味付けが◎

・材料
(2人分)
食パン(6~8枚切り) 4枚
卵 2個
マヨネーズ 大さじ1と1/2
塩 少々
砂糖 小さじ1/2
バター 10g
・作り方
【1】卵は固ゆでにして、粗めに刻みます。マヨネーズと塩、少しの砂糖で和えると、やさしい甘みが感じられます。食感を残すために、細かくしすぎないようにするといいです。
【2】パンにバターをぬり、【1】の具材を挟んでから、半分にカットします。
シャキッと野菜サンド|彩りも意識

・材料
(2人分)
きゅうり 1/2本
レタスの葉 1枚
ハム 2枚
スライスチーズ 1枚
バター 10g
マヨネーズ 少々
・作り方
【1】きゅうりは薄くスライスして、塩水に少しさらすと食べやすくなります。
【2】パンにバターとマヨネーズをぬります。 さらにマスタードを加えると、大人向けの味になります。

【3】パンに、ハム、レタス、きゅうり、チーズを重ねます。ハムとチーズの間に野菜を挟むことにより、野菜の水分がパンに染みにくくなります。
【4】パンを重ね、半分にカットして完成です。
おいしく作るコツ|水気とバランスがカギ
サンドイッチのパンがベチャっとしない工夫や、きれいに仕上げるためのコツをまとめました。ちょっとした配慮で、仕上がりが変わります。
水気をよくふき取ること
サンドイッチの具材は、しっかり水気を切ってから使うとパンがふやけず、おいしく仕上がります。レタスやトマトを使う場合は、ペーパータオルで軽く押さえるとよいですよ。
また、パンにバターをぬることで、水っぽくなるのを防ぐ効果もあります。その際は、バターを室温に戻し、柔らかくしておくことがポイントです。
具材の量
具材の量はパンの端まで詰めず、内側に収めると、はみ出しを防げます。
また、具材は広げすぎず、中央を厚くするのがコツです。具材をたっぷり挟めて、見た目も整いますよ。

子どもと一緒に作るなら? お手伝いのヒント
サンドイッチは、子どもでも楽しく作れる工程が多いメニューです。作る工程に参加すると、食事がもっと楽しくなるかもしれません。
パンにバターをぬる、具材をのせるなどの工程は、お子さんにも楽しんでもらえる作業です。見た目を工夫したり、型抜きでパンをくり抜いたりするのも、遊びのような感覚で取り組めます。
自分で作ったサンドイッチは、子どもにとって特別な一品になりますよね。
お弁当にもOK! 保存のポイントと日持ちの目安
サンドイッチを作り置きしたいときや、お弁当に入れるときの注意点を紹介します。安全においしく食べるためのポイントです。

保存方法
作ったサンドイッチをすぐに食べない場合は、ラップでしっかり包み、清潔な保存容器に入れて冷蔵庫で保存します。目安としては、調理から半日が安全です。
卵やツナを使ったサンドイッチは傷みやすいため、保冷剤を一緒に入れると安心ですね。野菜入りのものは時間が経つと水分が出やすいので、なるべく早めに食べ切るようにしてください。
パンと具材を別々に
お弁当にする場合は、パンと具材を別々に詰めて持ち歩き、食べる直前に挟んで食べるスタイルもあります。お好み次第で自由に選べて、パンへの水分移りも防げるので食感が保てます。
トンカツやエビフライ、ウインナーなど、まとまりがある具材を選ぶと、子どもの手でも挟むことができます。
基本を押さえればアレンジ無限! 親子で楽しむサンドイッチ
サンドイッチは、パンと身近な食材があれば気軽に作れるメニューです。初心者でも手順を守ればきれいに仕上がり、子どもにも喜ばれます。具材や切り方を工夫すれば、飽きずに楽しむことができます。
朝食やお弁当だけでなく、休日のおやつにも活躍するサンドイッチ。親子で楽しみながら、気軽に取り入れてみてください。
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構成・文・写真(一部を除く)/もぱ(京都メディアライン)