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てぃ先生に読者「Hugラボ」メンバーが質問! おてつだいの声かけ、どうしたら?
「Hugラボ」親子3組と、てぃ先生の座談会が実現しました。テーマは「おてつだい」。各家庭、それぞれの悩みをてぃ先生に質問していきます。
Hugラボ 小島さん(娘5歳、息子3歳)
2人とも洗濯物干し・たたみや食事の配膳、掃除のおてつだいをしている。くわえて、長女は食器洗いや料理のおてつだいなど。
Hugラボ N.Fさん(娘4歳、息子0歳)
荷物をもつ、料理のおてつだい、食器を運ぶ、靴をそろえる、観葉植物に水やりなど。最近、下の子を出産。
Hugラボ Hiroさん(息子4歳、息子1歳)
洗濯物畳みなど、おてつだいしたら1シール(10円)カレンダーに貼っている。1歳7ヶ月の次男も長男を真似して物を運ぶなどしている。

おてつだいのきっかけ「ご褒美はOK?」シールや小遣い制への不安に応える
Hiroさん:わが家では、長男が1万円くらいする高価なおもちゃをほしがるようになったことをきっかけに、お金の価値をわかってもらいたくて「おてつだい1回につきシール1枚=10円」という仕組みを導入しました。大きなおもちゃを買うにはたくさんのシール=お金が必要なことを感じているようで、机を拭いたり掃除機をかけたり、率先してやってくれるようになりました。
ただ、「これをやったらシールもらえる?」と聞いてくるなど、お金のためにおてつだいをしているようにもなっていて、声かけに悩みます。

小島さん:わが家もそこが気になっていて。おてつだいにお小遣い制やご褒美制を絡めると、「お金がもらえるからやる」というスタンスになってしまわないか…。
てぃ先生:結論から言うと、ご褒美制はまったく問題ないと思っています。よく、「もともとお絵かきが好きな子にご褒美を与えると、自由時間に絵を描かなくなる」という研究が引用されて、ご褒美はよくないと言われるんですが、その研究で大事なのは「もともと好きだった」という前提なんです。
今みなさんがお話されていることも、洗濯物をたたむことがもともと大好きだった…という前提になっていますよね。でも、4歳で洗濯物たたみがもともと好きな子なんて、ほぼいないじゃないですか。だから、きっかけ作りやモチベーションアップとしてシールや金銭的ご褒美を使うことは、何も悪いことではありません。
それに、シールって、子どもにとっては単なる報酬ではないんですよ。「自分が頑張った証」なんです。洗濯物をたたんでママ・パパが喜んでくれた、その目に見えない実績が形となって残るもの。だからこそ、ほしがるんですよね。

Hiroさん:では、今のままでいいんですね。気をつけるとしたら、どのようなことがありますか?
てぃ先生:強いて言えば、その日の夜や寝る前に「今日のシール、なんでもらったんだっけ?」と一緒に振り返ることです。「お洗濯物たたんだから」と答えられるなら、それはすばらしいご褒美の使い方。でも「なんでだっけ?」となるなら、もしかしたらシールそのものが目的になってきているかもしれない。確認の意味でも、ぜひ聞いてみてください。
「おてつだいをさせたい」その前に立ち止まってほしいこと
てぃ先生:おてつだいって、やりたいからやるからこそ効果があるのであって、大人が率先してやらせるものではないんですよ。子ども側のモチベーションが何もない状態では、はっきり言うとなんの価値もない。
子どもが「それやってみたい」と自発的に思えるきっかけがあるなら、そこに乗っかってあげる。それがおてつだいの理想的な始まり方だと思います。
「口出しをするくらいなら、させないほうがいい」おてつだいの見守り
小島さん:うちは、5歳の娘が料理に興味を持っているんですが、包丁やピーラーを使わせるとなると危なっかしくてつい取り上げてしまいそうになります。どこまでやらせればいいのかがわからなくて。

てぃ先生:そもそも「口出しをしないで済む状況」か「口出しをしない環境でやらせる」、どちらかしかないんです。ピーラーという危ないものが目の前にあって、「触らせたくない」とどこかで思っている時点で、環境としては失敗しているんですよね。
おてつだいをしてほしい、子どももしたいと思っている、でも口出しせずにいられない要素が少しでもあるなら、それは結構難しい状況です。だから、子どもがやっても問題のない工程に絞ることが必須条件になります。たとえば料理なら、「もみもみする」だけのような、子どもがやっても結果に影響しないもの。
小島さん:基本は、口出しせずに任せる、見守りに徹するということでしょうか。
てぃ先生:口出しをするくらいなら、おてつだいをさせないほうがいい。はっきり言うとそうです。
たとえばママがパパにお皿を洗ってもらったとして、泡がついたままだったとき、「ちょっと流してもらえると助かる」と言えるのは大人同士だからです。子どもの場合、一生懸命たたんだタオルを目の前で直されたら、「自分のやったことが家族に認めてもらえなかった」という経験になってしまいます。
だから、前提として「そのままでも問題ないもの」をおてつだいとして選ぶことが大切です。ぐちゃぐちゃのタオルが棚に入っていても、損なわれるのは大人の美的感覚だけじゃないですか。そこは飲み込める部分です。たたんでもらったら、ありがとう。そのまま棚に入れる。使うときには「たたんでくれたタオル、今日使おうか」と言って、そのぐちゃぐちゃのタオルを取り出して使う。それがおてつだいの大事なポイントですね。
「ありがとう」の伝え方で、子どものやる気は何倍にもなる
N.Fさん:最近下の子を出産したのですが、上の子が、妊娠中から率先しておてつだいしてくれていて。私がソファで具合悪いと言って横になると、布団をかけてくれたり。産まれてからも、下の子のバウンサーを揺らしてくれたり。やってもらったときは「ありがとう」を10回くらい言っていますが、ほかにいい伝え方はあるのでしょうか。

てぃ先生:感謝の研究でおもしろいものがあって、人が感謝されてうれしく感じるためには、3つの要素が必要だということがわかっているんです。
1つ目が「自分が差し出したもの」、2つ目が「自分の気持ち」、3つ目が「相手に送った意味」。この3つを相手が理解したうえで「ありがとう」と言ってもらったとき、初めて本当にうれしいと感じるんです。
タオルたたみのケースでたとえると、子どもが差し出したものは「遊んでいたのをやめて、来てあげたこと」、気持ちは「ママが喜ぶと思ったから」、意味は「洗濯物が片付いた」ですよね。ただ「ありがとう」とだけ言うのは、この3つが伝わっているのか伝わっていないのかわからないので、もったいないんです。
だから、「今、遊んでたのにママのために来てくれたんだね、ありがとう」と一つ添えるだけで、うれしさが何倍にもなる。そして「ちゃんと自分の努力をわかってくれている」と感じることで、モチベーションも上がりやすくなります。

「頑張るね」の裏にある気持ちに気づいてほしい
N.Fさん:意識してみます! ただ、夫が仕事で夜も朝もいないこともあって、上の子の遊ぶ時間が、おてつだいの時間になっている気がしていて…。今朝も「ママはお世話大変だから、はるちゃんが頑張るからね」と言って、おてつだいしてくれたのですが、無理しているのではないかなと。
てぃ先生:まず、子どもはやりたいからやる、という前提をぜひ忘れないでください。やりたくなければやりません。「無理にやらせているんじゃないか」という罪悪感は捨てていいと思います。
ただ、問題はなぜやっているのかです。子どもが無理しているように感じるなら、その子の中で「何か条件を果たさないとママが自分を見てくれない」と思い込んでいる可能性はあるかなと思います。
もし心当たりがあれば、何かをしたから褒めるのではなく、朝起きてきた子どもに「起きてきてくれてありがとう、大好き」と言ってみてください。歩いているだけでも「そばにいてくれてうれしい」と伝える。何も成し遂げていないタイミングに愛情を向けることで、「頑張っておてつだいをしなくても、自分はここにいていいんだ」と思えるようになれば、無理して頑張ることは自然と減っていくと思います。
ルーティンになっても、感謝は伝え続けて

てぃ先生:ルーティンになっているおてつだいについては、1ヶ月に1回くらい子どもに確認するといいと思います。本人はもう意欲を持てていないのに、惰性でやらされているだけになっていないか、チェックしておいてほしいんです。
「ずっと郵便物を取ってきてくれているけど、これからも続けたいか」を本人に聞いてみる。その確認が、子どものおてつだいへの意欲を守ることにつながります。
おてつだいの前・最中・後「声かけポイント」まとめ
大人はつい「いかにやらせるか」「いかに正しくやらせるか」に意識が向きがちです。でも、てぃ先生の言葉を振り返ると、いちばん大切なのは「子どもが自分でやりたいと感じているか」「自分の頑張りが認められていると感じているか」という、子ども側の内側にある感覚なのかもしれません。
座談会を振り返って、子どもへの声かけのポイントをまとめてみましょう。
ポイント① 「ありがとう」だけでなく、何をしてくれたのかを具体的に伝える
「ありがとう」だけで終わらず、「遊んでいたのにママのために来てくれたんだね」「洗濯物をたたんでくれたから助かったよ」 のように、子どもの行動や気持ち、役立った点を言葉にして伝えると、より満足感や意欲につながります。
ポイント② ご褒美を渡すだけでなく、行動の意味を振り返る声かけをする
シールやご褒美をあげた後に、「今日のシールは何を頑張ったからもらえたんだっけ?」 と聞くことで、報酬そのものではなく、自分の頑張りや家族への貢献に意識を向けられます。
ポイント③ おてつだいの成果だけでなく、存在そのものに愛情を伝える
「頑張ったから褒める」だけではなく、「そばにいてくれてうれしい」「大好きだよ」 など、何かを成し遂げたとき以外にも愛情を伝えることで、「頑張らないと認めてもらえない」という不安を防くことができます。
「Hugラボ」3組が座談会後に実践! おてつだい×親子の会話
てぃ先生との座談会を経て、「Hugラボ」各家庭でのおてつだいの様子はどうなったのかチェック!
子どもに「やらせる」のではなく、「やりたい」を育てる関わりを意識(Hiroさん)

以前は「これをてつだってくれたらシール1枚ね!」と、私からお願いする形でしたが、今は「僕これやる!」と息子が自分で選んだことを任せるようにしています。任せるときは最後までやりきれるように、洗濯物を畳むときはタオルや靴下だけを渡すなど工夫し、「できた!」という達成感を味わってもらいます。そして終わったら、「うれしすぎる! ほんっとありがとう!」と感謝をたくさん伝えるようになりました。
てぃ先生とお話しして改めて感じたのは、子どもの「やりたい」という気持ちを大切にすること。「やらせる」のではなく、「やりたい」を育てる。これからも、その気持ちを尊重できる関わり方を大切にしていきたいと思います。(Hiroさん)
初めての食器洗いに挑戦! 上の子とのコミュニケーションの時間に(N.Fさん)

自発的におてつだいしてくれている長女ですが、てぃ先生と話して、罪悪感をもつより上の子とのやり取りを楽しもうと思えました。「自分で使った食器洗おうか」と提案してみると、「やったー!」とうれしそうに。スポンジで泡をたてたり、最後に泡を水で流したりするのが楽しかったそうで、またやりたい様子でした。
てぃ先生の感謝を伝える際の3つのポイントも意識して、これからもコミュニケーションを取っていきたいです。(N.Fさん)
おてつだいの後の声かけを意識。就寝前に、うれしそうに話してくれました(小島さん)

おてつだい後の声かけ、褒めることを意識するようになりました。「てつだってくれて本当に助かったよ」と言うと、とてもうれしそうにしていて「またおてつだいしたい」と言ってくれましたね。
また、就寝前のお話のときに「今日は何をしたかな?」と聞くと「洗い物のおてつだいして、褒められた!」というなど、自分からおてつだいをして褒められたことをうれしそうに話してくれました。以前は就寝前のお話時に自分からおてつだいしたことを話すことはほとんどなかったので、良い変化を感じることができました。(小島さん)
子どもの「やってみる」を応援! 夏のおてつだいチャレンジ。SNSキャンペーン実施中!

子どもたちのおてつだい習慣づくりを応援する「夏のおてつだいチャレンジ」。ゲーム感覚でできる「スタンプラリー」や、おてつだい後の笑顔をサイトから撮影すると特別なエフェクトがあらわれる「ARカメラ」など、子どもたちの「やってみたい!」という気持ちを育む楽しいコンテンツが用意されています。
SNSキャンペーン実施中!
現在、子どもの「できた!」や、おてつだいにチャレンジする意気込みをSNSで投稿するキャンペーンを開催中。SNSを盛り上げて、おてつだいグッズや商品をゲットするチャンスです! 投稿はX、またはInstagramどちらでもOK。
方法:いずれかの公式アカウント(アタック X:@kao_attackjp インスタ:@kao_attack_jp|キュキュット X:@cucute_jp)をフォローして、ハッシュタグ「#アタックキュキュットおてつだい」をつけて、おてつだいの様子を投稿。抽選で300名に、アタック・キュキュット製品つめ合わせやオリジナルエプロン、出張撮影ギフトなどの賞品が当たります。
・お問い合わせ:夏のおてつだいチャレンジキャンペーン事務局
2026年7月21日(火)~2026年10月30日(金)土日祝日を除く9時~17時
※お問合せの内容によっては回答に日数を要することもございます。
※応募受付の状況、抽選結果やプレゼントの発送に関する個別のお問合せにはお答えできません。
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「あんふぁん」では、おてつだい事情の調査結果や、てぃ先生と考える「スモールステップ」を紹介!!
https://enfant.media/learn/175881
お話しを伺ったのは
現役保育士18年目。SNSの総フォロワー数が200万人を超え、保育士としては日本一の数である。現在はSNSだけでなく、報道番組からバラエティー番組まで幅広いジャンルのテレビにも出演し、「いま一番相談したい保育士」と紹介されることも。
PR/アタック・キュキュット
文・構成/HugKum編集部 撮影/五十嵐美弥