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2026年1月に夫婦で事務所を立ちあげ。自分の選択でより動きやすく
今回の取材はリモートで実施。ご夫婦の隣には娘さんもいて、ときおり可愛らしい声を聞かせてくれました。
――おふたりは今年から2人で独立し、事務所を立ちあげました。お二人で同時に、家庭だけでなく仕事でもパートナーになったのには理由はありますか?
JOYさん 僕は先日41歳になりましたが、以前から40歳ぐらいに1つの節目として新しいチャレンジをしたいと思っていて、前の所属事務所との契約満了のタイミングで、独立することにしました。僕の心機一転のチャレンジにmaiちゃんが背中を押して、ついてきてくれた形ですね。
maiさん JOYくんがそうするなら一緒に頑張りましょうという気持ちで、別々になる選択肢はなかったです。
――ご夫婦でやっていく理由のなかには、自分たちのペースで働けるなど、お子さんを育てる上でもそっちの方がいいなと思ったのもありますか。
JOYさん 事務所に入っているとそれができないわけではないと思いますが、自分の選択でより動きやすくなると思いました。子どもが来年小学生になるので、そこに向けて、自分たちのペースを1年かけて作っていきたいと思っています。
――maiさんは迷うことはなかったんですか?
maiさん JOYくんは「俺はこれがやりたい!」と強く言うことがない人ですが、「独立してフリーになりたい」というのと「地元の群馬に帰りたい」の2つだけは強く言っていて、それは尊重してあげるべきだろうと思いました。
JOYさん「maiちゃんは見事なお母さんっぷり」maiさん「こういうパパに育てられたかった」
――最近では、娘さんがJOYさんに冷静につっこむ動画が話題になっています。お互いにどんなパパ、どんなママだと思われますか?
JOYさん 最初に言いたいのは、maiちゃんは本当に素晴らしい母親だということ。子どものことを第一に生活や食事、仕事のペースを考えてくれて、僕にも違うメニューを作って出してくれたり。忙しいなか簡単なことじゃないので感謝しています。そういう一面もありつつ、子どもと遊ぶときは親友みたいな感じで、今だとシール帳とか共通の趣味を楽しむなど、遊び方も上手で尊敬していますし、見ていて勉強になります。見事なお母さんっぷりですね。
maiさん ありがとね、いっぱい褒めてくれて。
――maiさんはどうですか?
maiさん パパという存在は自分の親しか知らないので、私もこういうパパに育てられたかったなと思います。娘はJOYくんのことが大好きで会えなかったら寂しがります。それは普段の接し方がそうさせるのだと思うので、いいパパですね。親だからと上から抑えつけたりしないで、子どもと同じ目線で接しているところもいいなぁと。
私自身はあまり結婚願望がなかったのですが、JOYくんに出会って「この人だったら結婚したい」「この人がパパになる姿を見てみたい」と思えたから結婚しました。私の目は間違ってなかったですね。想像以上でした。
ーー娘さんに質問です。ふたりはどんなパパとママですか?
娘さん JOYは世界で1番かっこいいから、かっこよく頑張ってほしいかな。maiはかわいくて優しい。料理とかおいしく作ってくれる。
maiさん ありがとう~♪
JOYさん うれしいですね。僕らがJOYくん、maiちゃんと呼んでいたら、娘も僕らを名前で呼ぶようになりました。それもわが家らしくて気に入っています。でも甘えるときは「JOYく~ん」と言ったりするんですけどね! (笑)。
JOYさん「父が毎日母に『愛してるよ』と言っているのを見てきたし、僕も言われてきました。そんなお父さんが好きで、そうなりたいと思っていた」
――娘さんを育てる中で大事にしていることはどんなことですか?
maiさん 自分の親からの「今の一瞬を見逃さないようにしてあげなね」という言葉を大事にしています。
ある程度心に余裕がないと些細なことに気づけなかったりするので、なるべく心に余裕を持って、「こんなことできるようになったんだね」とか、「ぬりえもこんな塗り方ができるようになったんだね」とか、一瞬のなかでの発見をきちんと褒めてあげたいなと思っています。親は「よく見ているね」と褒めてくれますね。
JOYさん 僕はお父さんがイギリス人で、毎日母に「愛してるよ」と言っているのを見てきたし、僕も言われてきました。そのお父さんが好きだったし、素敵だなと思っていたからこそ、自分もそうなりたいと思って当たり前に言葉にして伝えています。
maiさん 感じ取れ! みたいな風潮もあるなかで、うちはだいぶ言葉に出しているほうだと思いますね。
JOYさん 朝も起きた瞬間から「今日もかわいいね」で始まります。あと、これは子育てなのかわからないけど、ちょっとでもかっこいいお父さんでいられるように。大きくなってお父さん嫌だっていう時期が来ても、かっこよかったらお父さんのこと嫌いにならなそうじゃないですか(笑)。ずっといい関係でいられるように、そういたいなと思っています。
maiさん「産後鬱は共有しようがないしんどさがあり、振り返ってみると本当にきつかった」
――これまでの育児で大変だったことはありましたか?
JOYさん 具体的にこれ! というより日々大変ですよね。いろんなことが起こるじゃないですか。ご飯だって今はパクパク食べてくれるけど、一口も食べないときもあって、2人で悩みましたし。時間が経てば解決していくようなことばっかりなんですけどね。
maiさん そのときどきで悩みがありますね。ずっと楽しいけど、ずっと大変です。
――ママだけが育児の悩みを抱え込んでいるご家庭もあるなかで、おふたりは共有しているんですね。
maiさん していますね。共有できなかった部分となると、産後鬱だけです。育児に関しては共有して苦しさを乗り越えてきましたが、産後鬱は共有しようがないしんどさがあり、振り返ってみると本当にきつかったです。
――それは、産後すぐのことでしたか?
maiさん そうです。産前に産後鬱について勉強はしていたけど、実際に自分がそうなっているときは産後鬱だって気づいていなかったんです。幸せなはずなのに、なんか悲しい、辛い、いなくなりたいばかり考えて泣く日々が3~4ヶ月続きました。
――長かったですね。共有できない辛さのなかで支えはありましたか?
maiさん ただただ泣いて、1日何かをしようじゃなくって、その1日を乗り越えることだけを考えていた気がします。日々を重ねるうちに、波もありながらも笑顔になれているな、楽しいって思えているなという日が増えてきて。
――maiさんはもちろんですが、隣で見ているJOYさんも辛かったんじゃないですか。
JOYさん 普段僕の前でmaiちゃんはその姿を見せないように頑張ってくれていたんです。僕としては、「産後鬱なんて全然ならないね」と思っていたくらいなんですよ。でも夜2人でしゃべっているときに急に泣いちゃったり、思い詰めて涙を流してたりとかしたんで、「どうしたの?」って聞くと、「理由はないんだけど不安で……」って。
――maiさんご自身は、振り返ってみてあのとき産後鬱だったんだと気づいたんですか?
maiさん そうです。知識があったからといって、自分の体感とはイコールにならないところが多くて。時間が経ってから「あのとき鬱だったよな」と思ったくらいなので、その当時JOYくんに相談しようとも思わなかったんだと思います。
JOYさん 見た目でわかる産後の抜け毛に関しては相談してくれていたのでわかっていましたが、鬱の方は気づいていなかったです。それに産後鬱がこんなに長い期間だったとも僕は認識していなかったんです。今日はなんとなくダメな日なんだなとか、調子が悪い日だなくらいの考えで。あとから聞いて、気づけていなくて申し訳なかったなとすごく思いました。
maiさん 自分でも自覚がないから、周りは気づけないよね。
――気分の浮き沈みがある中でも、maiさんは1対1で子育てしていたんですか?
maiさん いえ。生まれたタイミング、産後鬱を経験したあたりは新型コロナウイルスが蔓延していた時期だったんです。JOYくんの仕事もほとんどがリモートで、ずっと一緒にいることができました。
JOYさん そういう意味ではよかったですね。子どもが一番生まれたばかりの小さいときにしっかり家で子育てに関われて、夫婦で乗り越えてきて、僕らの絆や愛も深まったように思います。
maiさん あの時期を一緒に乗り越えたからこそ、今、許せることが全然違いますね。あのときに1人だったら、夫婦関係も変わっていたと思います。
――本当に仲良しなんですね。
JOYさん CMに使われるべきですよね(笑)。家族といる時間が一番楽しいので最高です。
子どもの小学校入学までにはJOYさんの地元、群馬県への移住を計画
――先ほどmaiさんのお話にも少し出ていましたが、YouTube『それ群馬にもありますけど!!』でもJOYさんの故郷である群馬県への移住計画が進められています。移住を考えたきっかけや理由はありますか。どんなことを期待されて移住したいなと思ったんでしょうか。
JOYさん 正直、東京が自分に合ってないのをずっと感じていました。東京の雰囲気と人のリズム、全てが自分の歯車と合っていないなと。地元である群馬県の高崎市に帰ると、心が落ち着くんです。maiちゃんも横にいてそれを感じてくれていて。
maiさん 群馬にいると表情が違うんです。
JOYさん 幸い東京まで新幹線で通える距離ですし、群馬県は災害の影響を受けにくい場所なので、子育てをするのにも安心かなと。東京はスーパーも高いですよね。フルーツもすごい高くて買いたくてもやめようかと思うのも寂しくて。地元では安く買えますし、家賃も安いから、このまま東京にいる意味ってなんだろうと考えるようになりました。自分にとって大事な場所なので帰りたいんですよね。子どもが生まれてその思いがさらに強くなりました。
――群馬県には親御さんもいらっしゃるんですか?
JOYさん 父は亡くなりましたが、母がひとりで暮らしているので、母の近くにいてあげたいという気持ちもあります。姉夫婦も東京から群馬に移住して、すごくいいよと話しています。
――maiさんは群馬県出身ではないですが、移住には正直どういう風に思ってらっしゃるんですか?
maiさん 私は、家族で一緒にいられるならどこでもいいよっていう感じです。場所にこだわりがないので、仮に海外でもOKと言っています。
――そうなんですね。娘さんは来年小学校に入学しますが、移住する場所選びのこだわりはありますか?
JOYさん 子どもはどこでも育つとは思いますが、小学校はある程度児童が多いところのほうがいいんじゃないかなと思っています。児童の数が多いほうが、娘が自分に合うコミュニティを見つけられるのかなと。
最初は僕が通ってた小学校の区域で探していたんですが、児童がすごい減っているのでいろいろ見ているところです。でもそれくらいです。東京にいると小学校の受験だなんだって話すじゃないですか。もちろん大事なことで尊重しますけど、個人的にはすごい疲れちゃうんですよね。
maiさん そこも2人の考えが合っていたよね。受験をさせたい、させたくないとか、合わないとケンカになるのかなと思いますけど。
JOYさん 自分も勉強してこなかったし、親にはのびのびと子どもらしく育ててもらいました。だからうちもそれがいいんじゃないかなと。
――移住計画含めて、ご家族としてこれから楽しみにしてることってどんなことですか。
JOYさん 移住は楽しみでもあるんですけど、ちょっとビビってて……。さんまさんとマツコさんに“住む住む詐欺”だって言われているんですよ。娘が小学校上がるまでにって話をしてるんで、そのときに移住しなかったときに、「アイツしてない!」ってなりそうだから……。
――(笑)
JOYさん でも本当に住もうと思ってて、ちょこちょこmaiちゃんと内見も行っていて、いいところがあったら契約したいなと思っています。
――娘さんはどう思っていますか?
maiさん まだちょっと心配もあるようです。
JOYさん 一生今のおうちに住みたいみたいで……。でも娘も一緒に内見に行くこともありますよ。
娘の新しい動画もちょっと出していけたらな
――おふたりの今後の仕事の展望をお聞かせください。
maiさん 表にバリバリ出るよりは、大好きな美容のほうでお仕事したいなと思っています。いつかスキンケア製品を出せたらなと。
JOYさん maiちゃんにはそちらの方面で稼いでもらって、僕は仕事を引退して群馬の自宅にこもって映画を観ます……(笑)。そんなこと言いつつも、仕事のレベル、質を上げていく。東京のテレビ番組でメインMCをやれるように、そういうところに食い込んでいけるようになるというのはひとつ目標ではありますね。
――ありがとうございます。今後も娘さん含め、インスタで動画を発信される予定はありますか?
maiさん いっぱい出したいのはあるんですけど、アップするとなるとすごい考えちゃうんですよ。この言葉遣いはどうかなとか。でも今回私たちの日常を出したことで、面白かったとか、笑顔になりましたと言ってもらえたので、ちょっと出していけたらなと思っています。
――楽しみにしています。ありがとうございました!
取材・文/長南真理恵