目次
特産品を使ったものから場所をイメージしたものまで│茨城銘菓【定番編】
まずは、定番のお菓子から。茨城土産の代表的な銘菓を5つご紹介します。
水戸の梅
「水戸の梅」は白あんをやわらかい求肥でくるみ、さらに甘酸っぱく漬けた赤しそで包んだ和菓子です。
銘菓ポイント
「水戸の梅」の特徴は、赤しそを漬けるシロップに、水戸産梅「ふくゆい」を使っていること。このため、甘さの中に赤しそと梅酢の芳醇な香りが広がるお菓子に仕上がっています。
「水戸産梅ふくゆい使用 水戸の梅」
甘み・酸味・塩気のバランスがよく、梅の香りが春を感じさせる和菓子です。
ようかん 万羊羹
「ようかん 万羊羹」は栗蒸し羊羹です。笠間栗をごろごろとたっぷり使っています。
銘菓ポイント
茨城は、栽培面積・出荷量ともに日本一を誇る栗の生産地。とくに笠間栗は有名です。その笠間栗を笠間の栗農家から直接仕入れ、一つ一つ手で栗を剥いて使っています。また、あっさりとした笠間栗の特徴を生かす味わいに仕上げられているのもポイントです。
「常陸風月堂 ようかん 万羊羹 」
北海道小豆の控えめな甘さが、笠間栗の味わいを引き立たせます。
フカサクメロンゼリー
「フカサクメロンゼリー」は、完熟メロンジュースとピューレを使った贅沢なメロンゼリーです。
銘菓ポイント
鉾田市は、メロン出荷量全国一位。その地にある農家「深作農園」で採れたメロンを使ったお菓子で、メロン果汁はなんと20%も配合しました。メロンをそのまま食べているような感覚を味わえる一品です。
「フカサクメロンゼリー」
果実をそのまま食べているようなジューシー感と品のある甘みが特徴です。ぷるんとリッチなメロンゼリーを召し上がれ。
きぬのまゆ玉
「きぬのまゆ玉」は、黄味餡をホワイトチョコで包んだ逸品。絹川とも呼ばれた鬼怒川の流れにちなんでつくられた和菓子で、絹のような口どけを味わえます。
銘菓ポイント
黄味餡に茨城県産「奥久慈卵」を使うことで、絹のような口どけを実現しています。
「きぬのまゆ玉」
卵の黄身と餡が互いのうまみを引き出すおいしさ。なめらかな口どけを体感してみてください。
レンコンどら焼き
茨城県産のレンコンをたっぷり使った洋風などら焼きです。生クリームと白あんがサンドされています。
銘菓ポイント
茨城県は、レンコンの生産量日本一。この「レンコンどら焼き」には、土浦市やかすみがうら市で収穫されたレンコンをスライスし、レンコン自体もサンドしているのが特徴です。
「レンコンどら焼き」
レンコンのシャキシャキ感と、生クリームと白餡の絶妙なコラボレーションを堪能できるどら焼きです。
和菓子・洋菓子なんでも!茨城名産さつまいもを使ったお菓子大集合│茨城銘菓【お芋スイーツ編】
茨城といえば、さつまいもの名産地。というわけで、地元産のさつまいもを使った銘菓もチェックしてみましょう。
ねっとり芋ようかん
全国有数のさつまいもの生産地、鉾田市産のさつまいもをたっぷり使った焼き芋のような羊羹です。
銘菓ポイント
「ねっとり芋ようかん」には、鉾田市で収穫した良質な紅あずまを使って作られているのが特徴です。その紅あずまを焼きいもにし、甘さと旨味を凝縮させたペーストと、砂糖、白餡、水飴、寒天を合わせて時間をかけて練り上げています。
「ねっとり芋ようかん」
さつまいもの甘い香りと美味しさがぎゅぎゅっと詰まっています。
スイートポッテ
「スイートポッテ」は、干し芋あんをもっちりとしたやわらかな皮で包んだおまんじゅうです。
銘菓ポイント
「スイートポッテ」の特徴は、あんに干し芋を使っていること。さつまいもを干すことで、本来の甘みや香り、食感など、おいしさがぎゅっと凝縮され、深い味わいになります。
「スイートポッテ」
干し芋あんのねっとり食感と、やわらかくもちもちした皮が絶品。茨城の新たな銘菓にふさわしいお菓子です。
おやつTIMES 茨城のおいもちっぷす
「おやつTIMES 茨城のおいもちっぷす」は、さつまいもを独自の製法で揚げたチップスです。
銘菓ポイント
茨城ではいろいろな品種のさつまいもが作られていますが、この「おいもちっぷす」は、そのときに最もおいしい品種を使うのが特徴。余計な味付けは一切なく、さつまいも本来の風味を堪能できます。
「おやつTIMES 茨城のおいもちっぷす」
あえて細めのさつまいもをセレクトし、おいしく食べやすい仕上がりに。サクサクとした軽い食感が後をひきます。
茨城のおいもの蒸しどら
「茨城のおいもの蒸しどら」は、茨城県産さつまいもを使った芋餡を、ふんわり食感の蒸しケーキでサンドした逸品です。
銘菓ポイント
「おいもの蒸しどら」は、従来のどら焼きの皮ではなく、蒸しケーキで芋餡をサンドしているのが特徴です。茨城県産さつまいもを使ったなめらかな芋餡も絶品!
「茨城のおいもの蒸しどら」
ふわりとやわらかい蒸しケーキに、芋餡がベストマッチ。やさしい食感と甘さが楽しめる新しいどら焼きです。
しっとりおいもパイ
「しっとりおいもパイ」は、茨城県産のさつまいものペーストとカスタードをパイで包んだ焼き菓子です。
銘菓ポイント
実はこの商品、東海村の居酒屋店主が研究を重ねて作り上げたオリジナルのお芋スイーツ。じっくり時間をかけてお芋ペーストを練り上げ、パイ生地に丁寧に包み、ひとつひとつ手作りしています。
「しっとり おいもパイ」
さつまいもとカスタードのやさしい甘さがおいしい、しっとり生地のおいもパイです。
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水戸光圀や徳川家など、茨城の歴史にちなんだお菓子いろいろ│茨城銘菓【歴史なお菓子編】
茨城には、水戸光圀や徳川家など、歴史にまつわるお菓子がいくつかあります。ここでは茨城の「歴史なお菓子」を紹介しましょう。
御岩神社極みのどら焼小倉
「御岩神社」は、江戸時代に水戸藩初代徳川頼房公によって、水戸藩の国峰と位置づけた神社です。藩主代々、参拝を常例とする祈願所だったといわれています。この「御岩神社極みのどら焼小倉」は、「御岩神社」の神饌(お供え物のこと)として献上されました。
銘菓ポイント
「御岩神社どら焼き」を二つに割ると、おいしいどら焼きの特徴である霜柱のようなきれいな浮き目が入っているのがわかります。ふんわり、しっとりとしたほど良い食感がポイントです。
「御岩神社極みのどら焼小倉」
良質の北海道産あずきをふっくらと炊き上げて作られた小倉あんを、銅板でていねいに焼かれたふわっとした皮でサンド。ひとくちごとに皮の香りと餡の美味しさが広がります。
吉原殿中
「吉原殿中」は、糖蜜ときな粉であられを包み、職人が細長く伸ばしてきな粉をたっぷりまぶしたお菓子です。
銘菓ポイント
「吉原殿中」のはじまりは江戸時代末期。水戸藩九代藩主・徳川斉昭公は、農民が働く姿に心うたれ、自ら農人形(農夫の像)を作ってご飯をお供えしていました。奥女中の吉原はそのお供えしたご飯がもったいないと、乾燥させて焼き、きな粉をまぶして作ったものを斉昭公にお出しします。質素倹約を説いていた斉昭公は喜び、その食べ物に「吉原殿中」という名前を付けたのだそうです。
「吉原殿中」
糖蜜のやさしい甘さ、きな粉の香ばしさが味わえる素朴なお菓子です。
大みか饅頭
「大みか饅頭」は、自然素材を活かしてつくられた素朴な薯蕷饅頭です。
銘菓ポイント
日立大みかでは「大みか饅頭」という名前で親しまれていますが、水戸では、水戸光國公にちなんで「光圀饅頭」という名前で販売されています。
「大みか饅頭」
皮には特別にブレンドした専用の米粉と大和芋粉を使用。あんには、北海道十勝産の厳選小豆を丹念にさらした特製のこしあんが使われています。
水戸黄門漫遊記
「水戸黄門漫遊記」は、どら焼きの皮で作られた和風なラスクです。
銘菓ポイント
「水戸黄門漫遊記」は、前出した「極みのどら焼き」の皮を、ぜいたくにラスクに仕立た一品。漆黒に、徳川家の家紋が入ったパッケージも目をひきます。
「水戸黄門【どらスク (水戸黄門漫遊記)】」
砂糖が焦げるときのたまらない香りがふわっと漂う焼きたてのカリッとした軽い食感と、口の中でホロホロ崩れるやさしい味がたまりません。
亀印水戸納豆せんべい
水戸光圀も食べていたといわれる納豆を、せんべいにしたお菓子が「亀印水戸納豆せんべい」です。
銘菓ポイント
パリッとした薄焼きのおせんべいに、甘塩っぱいたれとフリーズドライの納豆がのっているのが特徴的。隠し味に和がらしが入っているのもポイントです。
「亀印水戸納豆せんべい」
サクサクと食べすすめるうちに、つい「もう1枚!」と手が伸びてしまうおせんべいです。一枚ずつ個包装になっているので、お土産として配るときにはもちろん、携帯にも便利!いつでもどこでも食べられます。
茨城スイーツを堪能しよう!
茨城には、特産品を使ったお菓子から新定番になりそうなスイーツまで、さまざまなものがあります。歴史を感じさせるスイーツ、特産品を使った目を引くお菓子ももりだくさん。茨城にでかけた際にはお土産に買ってみたり、お取り寄せしたりして楽しんでみてはいかがでしょうか。
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文・構成/HugKum編集部