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車での送り迎えも要注意!たった15分で熱中症の危険
子どもの習い事の送り迎えなどで、ママパパは車内で待機する機会が多いのではないでしょうか。真夏日はもちろんですが、外気温がそれほど高くない日でも、直射日光の当たる場所に駐車すると、車内温度が上昇する場合があります。送り迎えの短時間であったとしても注意が必要です。
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- JAFが実施した車内温度の検証テストによると、気温35℃の炎天下に駐車した車内の暑さ指数は、窓を閉め切った状態でエンジン停止後、わずか15分で人体にとって危険なレベルに達しました。また、車を日陰に駐車していたとしてもその車内温度の差はわずか約7度で、駐車場所に関わらず外気温が高温である場合は要注意です。
- 少しのあいだだから、と油断すると大人であっても熱中症の危険は十分にあります。JAFは車内熱中症防止のため、ひろく注意を呼び掛けています。
- ※暑さ指数(WBGT)は気温、湿度、輻射熱などを総合的に判断した数値で、温度と同じ「℃」で表記される。
- ▼JAFユーザーテスト:炎天下の車内温度、対策はできる?
- JAF は車内温度の変化について実験し、毎年その危険を呼び掛けるなど熱中症防止のため活動しています。その活動の一環として、JAF は2021 年度から、日本気象協会推進「熱中症ゼロへ」プロジェクトに協力。春と夏の車内温度実験をもとに「熱中症ゼロへ」の公式サイトでは車内温度が上がってしまった際の効率的な下げ方など、車に乗るときに心がけたい熱中症の予防・対策方法が掲載されています。
- ▼JAF ユーザーテスト:夏の駐車時、車内温度を最も早く下げる方法は?
https://jaf.or.jp/common/safety-drive/car-learning/user-test/temperature/lowering
日本気象協会推進「熱中症ゼロへ」プロジェクトに協力し、熱中症防止を啓発!
車内の温度を下げるには「エアコン+走行」
- JAFのユーザーテストによると「エアコン+走行」が最も早く温度を下げることができました。窓を全開にしてエアコンを外気導入にして走り出し、車内の熱気を出したら窓を閉め、内気循環にして冷やすことが最も効率的な方法であるようです。「エアコン+走行」は、 短時間で温度を大きく下げられるので、燃料の消費や排ガスも抑えられ、環境面でもメリットが!
チャイルドシートやベルトの金具に要注意!
- また、車内温度が下がっても、ハンドルやダッシュボードなどに熱が蓄積していて、あまり温度が下がっていないことがあるので注意が必要です。高温になっているチャイルドシートの表面やベルトの金具で、子供がやけどを負う事例もあるので、子供を乗せる際などは十分に注意しましょう。
車に乗るときは短時間でも熱中症に気をつけて
真夏の車内は短時間であっても想像以上に温度が上昇します。送り迎えで車内で待機する機会が多いママパパは注意してください。また、子どもやペットを短時間であっても車内に残して車から離れることは絶対にやめましょう。
- ▼熱中症ゼロへ公式サイト:熱中症、こんな人は特に注意!「車に乗る人」
https://www.netsuzero.jp/learning/le16
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文・構成/HugKum編集部