子ども服の補修やママの着こなしのワンポイントにぴったりの可愛くておしゃれな刺繍ビジュー&ワッペンがあると聞き、その魅力に迫ってみました!
目次
刺繍ビジュー「Macon&Lesquoy(マコン・エ・レスコア)」って?
2009年にマリー・マコンとアンヌ=ロール・レスコアという2人のフランス人女性デザイナーによりスタートした、刺繍ビジューブランド「Macon&Lesquoy(マコン・エ・レスコア)」。
マリーとアンヌはパリの国立高等デザイン工業学校で出会い、コートに付いたシミやニットにできた虫食い穴を隠すアイテムとして、ブローチやワッペンを製作することを思いつきます。ただ隠すだけでなく「実用的かつ宝物のように大切にしたくなる特別なもの」をテーマとして、刺繍のブランドをスタートしたそうです。
絶妙なかわいさ!ユーモラスなモチーフに胸きゅん♡
日常のスケッチから、ストーリーのあるモチーフが生まれる
マコン・エ・レスコアのプロダクトは、どれも日常にあるモチーフばかりがかたどられています。それは、動物や植物だったり、食べ物だったり。写真は、カニのブローチ。「カニ?!」と思いつつ、繊細な色使いとセンスを感じさせる仕上がりは、さすがはフランス人デザイナー。もはやアートのようです!
そんな日常に溢れているモチーフは愛らしくもあり、そしてユーモラス。他ではみない描かれ方で、心に残るビジュアルです。
そのモチーフは、まずスケッチから生まれます。日常や旅先で、感じたことを思うままにスケッチするとか。例えば、旅先で出会ったほんの些細なエピソードだったりもするそうです。そんな何気ないようでいて、そこには全て思いがある。ただ何かを模倣したにとどまらない、ストーリーのあるモチーフ。だからこそ愛着がわき、楽しくなるようなデザインが誕生するのかもしれません。
そしてそれを形づくる繊細な刺繍にも、思わずうっとり。刺繍ブローチとアイロンワッペンの2つは、日常にとりいれやすくオススメです。
刺繍ブローチとアイロンワッペンの活用術
刺繍ブローチはママの洋服やバッグのワンポイントに!
マコン・エ・レスコアのブローチは、フランスの伝統技術である「カンティーユ」と呼ばれる金細工の技法を用いて、フェルト地に手で刺繍を施したもの。パキスタンの自社アトリエで、職人たちの手により、一つひとつ丁寧に製作されています。
その繊細さは、ずっと見続けていられるほど。バッグや洋服を彩るワンポイントとして、お気に入りのアイコンを一つ選ぶのもまた、楽しいひとときです。
アイロンワッペンは子どもの破れた服の補修にぴったり!
一方でワッペンは、ポルトガルでつくられています。機械で刺繍が施されているため、ブローチより比較的リーズナブルなのがうれしい!
虫食い穴をちょっと塞ぐような小さなサイズのものから、インパクトのある大判のものまでラインナップも豊富。アイロンで簡単に貼り付けることができるので、子ども服の補修やシンプルな洋服にオリジナルのデザインを加えたいときなど、いろいろと活用できそうです。
「大切なものを長く愛用したい」という想いを後押し
「PASS THE BATON」とのイベントではリメイクを提案
ブランドの立ち上がりから10周年を記念して、先日「PASS THE BATON(パスザバトン)」とのイベント『Love, humor, and new value for your wardrobe~愛着のある洋服たちの救世主~』も行われました。
イベントのテーマである「愛用していたけれど今は使わない、傷んでしまったけど愛着がある」という思いに賛同した5組のクリエーターたちにより提供された私物に、マコン・エ・レスコアの刺繍ビジューを加えてリメイクした「新しいモノ」が展示され、大盛況に幕を閉じたそうです。
温かみのあるモチーフを活用して、物を大切に長く使おう
「大切なモノを長く愛用する」そんなことを後押ししてくれるような、クリエイティブでユーモアある刺繍たち。子どもの洋服やグッズに、そして自分の洋服やバッグのワンポイントに。たとえばこの刺繍ブローチを一つ、長年愛用している定番コートの襟元につけてみてください。また新鮮な気持ちでコートを着ることができますし、ふっと見ると、心が温まるような気持ちになれますよ。
文/aica