※このマンガはほぺろう1歳頃の出来事を2020年に執筆したものです。
『言葉の教室』へ行ってみるも、参加できず
息子ほぺろう(2015年生)は知的障害をあわせ持つ自閉症児。1歳半検診で周りの子との違いに衝撃を受けつつも「赤ちゃんって泣くものじゃないの?」と思いながら、個別の相談室へ呼ばれて…。
【1歳半検診での様子は?>>1話に戻る】
きっと相談員の方は、ほぺろうをひと目みて「発達障害だろうな」って感じていただろうと思います。でも、おそらくこの場では安易に告げるものではないものと推測されるので、この日は『言葉の教室』(※自治体によって異なります)に行くことをすすめられました。
『言葉の教室』に行ってみて、最初は「相談室に呼ばれた子ってこんなに多いの!?」と思いましたが、
すぐにレベル違いだと分かりました(多少グズる子はいても、ほぺろうみたいに帰宅するまで泣きっぱなしとはならない)。
その後 約1年通いましたが、
先生の話は聞かない
ウロウロと場を抜け出す
すぐに爆泣(ばくきゅう)
のほぺろうにとって、参加する意味を見出せないまま過ごすことになりました。
今にして思えば…気になる行動。でも信じたくなかった
※同じ行動をしていたとしても、全てのお子さんに障害があると言えるものではありません。
1歳の誕生日に祖父母からプレゼントされたビジーカーも、普通の乗り方をして遊んだことはなく(この頃は乗車拒否だった)、ビジーカーをひっくり返してひたすらタイヤを回していました(「寝っ転がって」ってところも自閉症児にとく見られる行動。5歳の時でもよくやっていた)。
クレーン現象も知ってはいたのですが「いやいや、障害が無いなら100%やりませんってものでもないでしょー」くらいに思ってました(100%やらない…のか???)。
…思ってたというより、信じたくなかったという方が正しい。
ほぺろうより半年以上も歳下の男の子がちゃんと喋ってママとコミュニケーションを取っているのを
見ていると、どんどん不安になっていきました。
それにしても、ほぺろうが2歳近くになって、ようやく指差ししてないことに気付くなんて…アホ母すぎる(ちなみに、5歳の時はものすごい指差し魔になっていた。それもどうなんだ…)。
発達検査をしてみるも号泣…。続きはこちらから
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全てのお子さんの成長を願って
我が家の息子『ほぺろう』は、3歳の時に自閉症と知的障害の診断を受けました。 ブログは、そんなほぺろうの成長を記録することを目的としています。
ここで改めてお伝えしたいことは、
障害の特性は人それぞれ
ということ。
『自閉症』や『知的障害』と診断を受けた方は、世の中に沢山いらっしゃいます。ですが、一口に『自閉症』『知的障害』と言ってもそれは広義で、症状や特性・軽重度は個人によって異なります。
なので、ほぺろうの行動が他の自閉症の方に当てはまるものではありませんし、どこかのお子さんがほぺろうと同じ行動をとっていたとしても、その子に障害があるとは全く限りません。
こちらの連載、及びブログ「ほぺろうの自閉症マンガ」をご覧頂く際は、「ぼさ家のほぺろうの場合は…」
という感じで受け止めてくだされば幸いです。
障害のある・なしに関わらず、人生はそれぞれ誰にとっても特別なものです。
ほぺろうを含め、全てのお子さんのどんな人生も多様性のひとつとして受け入れられる世の中になることを願って…。
このマンガを描いた方は…
田舎在住のボサボサ主婦。家事が苦手で料理は壊滅的。妄想暴走族。
Instagram→@bosabosa_mother
ブログ→「ほぺろうの自閉症マンガ」