※このマンガはほぺろう2歳頃の出来事を2020年に執筆したものです。
週1の『言葉の教室』へ行っても参加できず。スタッフからの言葉にショックを受ける…
息子ほぺろう(2015年生)は知的障害をあわせ持つ自閉症児。月1の『言葉の教室』に通うも参加できず、相談員さんからすすめられて発達検査を受けるもほぼ号泣。そして週1少人数制の『言葉の教室』へ行ってみたけど…。
【発達検査の結果は?>>前話に戻る】
多少言葉の少ない子がいたり、遊び方の上手・下手はあっても、他の子はみんなカリキュラムにちゃんと参加している。参加するということが理解できていない時点で、ほぺろうはスタートラインにすら立っていない、という感じでした。
遊びに関心を持つでもなく、先生とコミュニケーション取るでもなく、毎回『ただ この教室の部屋に入って、帰る』を繰り返していました。通う意味が全く見出せなかった…。
「ほぺろうくんみたいな子の~」と言われ…
『言葉の教室』の先生たち(保健師さん? 保育士さん? 市の職員さん? …よく分からなかった)としては、ほぺろうの今後について、当然「療育園に行きます!」みたいな答えが出るだろうと期待していたのかも知れません。
当時住んでいたこの地域は待機児童が多い保育園激戦区だったので、余計に「保育園に入れるワケがない」というのもあったかも知れないし、「障害がありそうな子に保育園という選択肢は無い」と言いたかったのか、真意は分かりません。
でも頭から『お宅は普通の生活は送れません』と宣告されて、目の前が真っ暗になりました。
おそらく、『地域の方針』や『相談した相手』で対応は全然違っていたと思う。でも、この時あまり見解のなかった私は、
発達に問題のある子どもがいるだけで普通に生活する資格はない
と言われた気がして、絶望的な気持ちになりました。「外に働きに行けないなら在宅ワークするしかない」と毎日調べまくりましたが、職探しは難しかったです…。
2歳9ヶ月ころから癇癪が悪化する。続きはこちらから
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全てのお子さんの成長を願って
我が家の息子『ほぺろう』は、3歳の時に自閉症と知的障害の診断を受けました。 ブログは、そんなほぺろうの成長を記録することを目的としています。
ここで改めてお伝えしたいことは、
障害の特性は人それぞれ
ということ。
『自閉症』や『知的障害』と診断を受けた方は、世の中に沢山いらっしゃいます。ですが、一口に『自閉症』『知的障害』と言ってもそれは広義で、症状や特性・軽重度は個人によって異なります。
なので、ほぺろうの行動が他の自閉症の方に当てはまるものではありませんし、どこかのお子さんがほぺろうと同じ行動をとっていたとしても、その子に障害があるとは全く限りません。
こちらの連載、及びブログ「ほぺろうの自閉症マンガ」をご覧頂く際は、「ぼさ家のほぺろうの場合は…」
という感じで受け止めてくだされば幸いです。
障害のある・なしに関わらず、人生はそれぞれ誰にとっても特別なものです。
ほぺろうを含め、全てのお子さんのどんな人生も多様性のひとつとして受け入れられる世の中になることを願って…。
このマンガを描いた方は…
田舎在住のボサボサ主婦。家事が苦手で料理は壊滅的。妄想暴走族。
Instagram→@bosabosa_mother
ブログ→「ほぺろうの自閉症マンガ」