※このマンガはほぺろう2歳頃の出来事を2020年に執筆したものです。
朝・昼・晩・夜中…1日中ものすごい癇癪を起こすように
息子ほぺろう(2015年生)は知的障害をあわせ持つ自閉症児。週1少人数制の『言葉の教室』へ行ってみたけど参加はできず、スタッフに「いずれほぺろうを保育園に入れて働きに出るつもり」と告げると「ほぺろうくんみたいな子の親は普通働きに出られません」と言われてしまう。
【週1の『言葉の教室』での様子、そして言われた言葉>>前話に戻る】
(おはようからおやすみまでってフレーズ、若い人は分かるだろうか…)
当時の私のメモ書きによると、『朝から癇癪続き。一日で10回以上泣き暴れ』とある。
・こだわりのせいで物事を受け付けなれない
・「何かをしたい」という自己主張
・不満の時
・眠い時、空腹時
…などなど
とにかく生活の全てが地雷原。ほぺろう自身も辛かっただろうと思うけど、付き合わされる私はどんどん心が削られていました。
↑ どうでもいい話。
この頃休みなく次から次へと癇癪を起こされる日々で、ついつい「休憩なしと言えば出産の時 こんなこと
あったなぁ…」 って思い出してしまいました(「それって ずっとじゃん!」って心の中で叫んだだけで助産師さんに怒鳴ったりはしてないよ~)
迷走し、テレビ断ちをするも効果なし
この頃は「発達障害ではない可能性を信じたい」とか「やれることはやってみよう」などと思っていて、ネットでいろいろ検索しては改善方法を調べる日々でした。
確かに「テレビに子守りをさせている状態だと子どもとのコミュニケーションが減ってしまう~」と思い、試聴時間を減らして、その分ほぺろうと関わる様に意識したのですが、ほぺろうの場合は言葉もコミュニケーションもあまり改善が見られませんでした(あくまで ほぺろうの場合。障害ある・なしに関わらずテレビの影響は個人差あると思います)。
ちなみに、テレビの視聴時間を減らすことは成功したのですが、その後から自分の興味があるシーン以外は
即テレビを消す!というクセがついてしまいました(親は見たい番組が一切観られない)。極端。
こだわりがひどくなっていく。続きはこちらから
1話から読む
全てのお子さんの成長を願って
我が家の息子『ほぺろう』は、3歳の時に自閉症と知的障害の診断を受けました。 ブログは、そんなほぺろうの成長を記録することを目的としています。
ここで改めてお伝えしたいことは、
障害の特性は人それぞれ
ということ。
『自閉症』や『知的障害』と診断を受けた方は、世の中に沢山いらっしゃいます。ですが、一口に『自閉症』『知的障害』と言ってもそれは広義で、症状や特性・軽重度は個人によって異なります。
なので、ほぺろうの行動が他の自閉症の方に当てはまるものではありませんし、どこかのお子さんがほぺろうと同じ行動をとっていたとしても、その子に障害があるとは全く限りません。
こちらの連載、及びブログ「ほぺろうの自閉症マンガ」をご覧頂く際は、「ぼさ家のほぺろうの場合は…」
という感じで受け止めてくだされば幸いです。
障害のある・なしに関わらず、人生はそれぞれ誰にとっても特別なものです。
ほぺろうを含め、全てのお子さんのどんな人生も多様性のひとつとして受け入れられる世の中になることを願って…。
このマンガを描いた方は…
田舎在住のボサボサ主婦。家事が苦手で料理は壊滅的。妄想暴走族。
Instagram→@bosabosa_mother
ブログ→「ほぺろうの自閉症マンガ」