※このマンガはほぺろう2歳頃の出来事を2020年に執筆したものです。
スーパーに行ったら必ずキウイ、指さししたら必ず名称を答える…強いこだわり
息子ほぺろう(2015年生)は知的障害をあわせ持つ自閉症児。2歳9ヶ月ころから癇癪が悪化し、1日中泣き叫ぶように。テレビ断ちをしてみるも効果はなし。
【生活の全てが地雷原。悪化した癇癪とは。>>前話に戻る】
テレビ断ちに続き、迷走その2
『白砂糖は癇癪の原因になる』という情報を仕入れて、わらにもすがる思いで「砂糖なし育児」を実践していました。2歳のときは3度のご飯のほかに午前と午後におやつも出していたので、白砂糖不使用のものを用意するのはなかなか大変でした。 約1年頑張りましたが、ほぺろうには大きな変化は見られず、保育園の給食が始まったくらいから面倒くさくなってやめました。
テレビ断ちも砂糖なし育児も障害ある・なしに関わらず効果に個人差があると思いますが、ほぺろうの場合はそれで改善するほど甘くはなかった…。
※テレビ断ちも砂糖断ちも医学的根拠はありません。
こだわりも増加
転勤族で親戚も知り合いもいない暮らしのため、ほぺろうを人に預けることはできず、買い物は必ずほぺろう連れでした。買い物中おとなしく お母さんの後をついてくるなんて想像できない落ち着きのなさで、カートに乗せることは必須。
しかもゴールドキウイを持たなきゃ癇癪を起こすという厄介ぶり。
帰宅するまで離さないので、道すがら「なんでキウイ持ってるの!?」と知らない方に聞かれることは
よくありました(大抵の方は悪意ありませんが、たま~~に イヤミな人もいた…)。
現在の居住地に引っ越してきて、ほぺろうが3歳になった頃、通所支援施設に短時間預けてその間に買い物を済ませることができるようになりましたが、それまでキウイへのこだわりは続いていました。
これは5歳になった頃、もっとひどくなりました。お母さんが どんなに手が離せないときも容赦なし。指差したものの名称を言ってもらうと精神安定するのか、それだけで満足してしまって一向に発語する気配はありませんでした(ほぺろうが発語したのは、6歳になってからです)。
夜中のこだわり(クセ?)で眠れない日々。続きはこちらから
1話から読む
全てのお子さんの成長を願って
我が家の息子『ほぺろう』は、3歳の時に自閉症と知的障害の診断を受けました。 ブログは、そんなほぺろうの成長を記録することを目的としています。
ここで改めてお伝えしたいことは、
障害の特性は人それぞれ
ということ。
『自閉症』や『知的障害』と診断を受けた方は、世の中に沢山いらっしゃいます。ですが、一口に『自閉症』『知的障害』と言ってもそれは広義で、症状や特性・軽重度は個人によって異なります。
なので、ほぺろうの行動が他の自閉症の方に当てはまるものではありませんし、どこかのお子さんがほぺろうと同じ行動をとっていたとしても、その子に障害があるとは全く限りません。
こちらの連載、及びブログ「ほぺろうの自閉症マンガ」をご覧頂く際は、「ぼさ家のほぺろうの場合は…」
という感じで受け止めてくだされば幸いです。
障害のある・なしに関わらず、人生はそれぞれ誰にとっても特別なものです。
ほぺろうを含め、全てのお子さんのどんな人生も多様性のひとつとして受け入れられる世の中になることを願って…。
このマンガを描いた方は…
田舎在住のボサボサ主婦。家事が苦手で料理は壊滅的。妄想暴走族。
Instagram→@bosabosa_mother
ブログ→「ほぺろうの自閉症マンガ」