事態の収束も謝罪もやるのは全部「お母さん」。誰もほぺろうを扱えない【障害育児に対するヤサグレ時代~ほぺろうの自閉症マンガ】《9》

こんにちは!イラストレーターのぼさ子です。我が家の息子ほぺろう(2015年生)は知的障害をあわせ持つ自閉症児。ゆっくりだけど愛しい成長をブログ「ほぺろうの自閉症マンガ」にて、母目線で綴っています。
ほぺろうの障害を受け入れられず辛かった時代もありましたが、なんやかんやドタバタと試行錯誤する親子の姿を投稿することで、がんばっている皆さんにエールを送ることができればすごく嬉しいです。ブログ内「障害育児に対するヤサグレ時代」シリーズを全23話、HugKumで再編集・連載します。第9話目です。

このマンガはほぺろう3歳頃の出来事を2020年に執筆したものです。

周囲の目を気にしなくて済むから、どんどん人を避けるように

息子ほぺろう(2015年生)は知的障害をあわせ持つ自閉症児。子育てサロンでは場所見知りでギャン泣き。優しい人もいれば、そうではない人もいて、私たち親子は迷惑な存在なんだと落ち込む…。

【子育てサロンで言われた言葉とは?  >>前話に戻る

家から出て帰ってくるだけでもほぺろうの場所見知り発生で大変でしたが、一応『日光に当てなければ。外の空気を吸わせなければ』とがんばって外に連れ出していました。 でも人がいる所はほぺろうにも私にも
負担が大きすぎる…。
田舎といえど誰もいない。かつ立ち入りOKそうな場所を探すのは大変で(空き地でも私有地だったりするので)、毎日フラフラと車でさまよっていました。

「私たち親子は日の当たる場所に行けないんだな…」と孤独を感じました。

アンタが産んだんだからアンタが責任取りなさいよと言われたら、全く「そうですね」としか言いようがないのですが、この頃は周りの方がくださるアドバイスも

「いや…でも、やるのは結局私だし…」

と感じて疲れ果てていました。 

親戚や知人が近くにいれば緊急時にほぺろうを預かってもらえるのに…という問題でもなく、誰もほぺろうを扱えないので例え親戚・知人が近所にいたとしても預けられないというのが現実でした(ちなみに、親戚は遠方だし知人はゼロだった)。地域の子育て支援事業に登録はしてありますが、 支援者さん・ほぺろう双方が慣れるのには相当な時間と労力が必要になるので、いまだほぺろうを預けた事はありません(ブログ執筆2020年当時)。

「せめて癇癪が強くなければすんなり託児できるのかな…」「預かってはくれるかもだけど、支援者さんにもほぺろうにもストレス大きいだろうな…」

自分が大変なほど、他人にかかる負担を想像してしまって誰にも頼れませんでした。

さらなる闇へ。助けて助けてと心の中で叫び続け…。 続きはこちら

辛い。助けて。でも「母親だから」「専業主婦だから」助けてと言えない…【障害育児に対するヤサグレ時代~ほぺろうの自閉症マンガ】《10》
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全てのお子さんの成長を願って

我が家の息子『ほぺろう』は、3歳の時に自閉症と知的障害の診断を受けました。 ブログは、そんなほぺろうの成長を記録することを目的としています。

ここで改めてお伝えしたいことは、

障害の特性は人それぞれ

ということ。

『自閉症』や『知的障害』と診断を受けた方は、世の中に沢山いらっしゃいます。ですが、一口に『自閉症』『知的障害』と言ってもそれは広義で、症状や特性・軽重度は個人によって異なります。

なので、ほぺろうの行動が他の自閉症の方に当てはまるものではありませんし、どこかのお子さんがほぺろうと同じ行動をとっていたとしても、その子に障害があるとは全く限りません。
 
こちらの連載、及びブログ「ほぺろうの自閉症マンガ」をご覧頂く際は、「ぼさ家のほぺろうの場合は…」という感じで受け止めてくだされば幸いです。

障害のある・なしに関わらず、人生はそれぞれ誰にとっても特別なものです。
ほぺろうを含め、全てのお子さんのどんな人生も多様性のひとつとして受け入れられる世の中になることを願って…。

このマンガを描いた方は…

ぼさ子|イラストレーター
ブログ「ほぺろうの自閉症マンガ」の管理人。ほぺろうの母。
田舎在住のボサボサ主婦。家事が苦手で料理は壊滅的。妄想暴走族。
Instagram→@bosabosa_mother
ブログ→「ほぺろうの自閉症マンガ」

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