海外発の感覚遊び「センサリープレイ」
センサリープレイの「sensory」とは「感覚的な・知覚の」という意味。センサリープレイは触る・見る・聞く・嗅ぐ・味わうといった五感を使って楽しむ感覚遊びのことです。海外の幼児教育で火がつき、最近は日本でもSNSなどで話題となっています。
例えば、カラフルな色をつけた水やスライム、砂などの感触を楽しむ遊びがセンサリープレイに含まれます。感覚を刺激することで、脳の発達を促し、子どもの探求心や創造力を育む効果があり、特に乳幼児期の子どもにとって、遊びを通して自然に感覚を養うことが大切とされています。
幼児から楽しめる「センサリーバッグ」
センサリーバッグは小さい子でも楽しめる感覚遊び。汚れずに楽しめるのが魅力で、人気のセンサリープレイのひとつです。
材料(すべて100均で揃う!)
・ジッパー付きフリーザーバッグ
・保冷剤(洗たくのりでも可能)
・ホログラム、スパンコール、ラメ、ビーズなど

作り方
ジッパー付きのフリーザーバッグに保冷剤の中身を3分の1ほど入れ、好きなビーズやスパンコールを入れます。細かいパーツは誤飲しないよう、取り扱いに気を付けてください。

こぼれ防止のため、袋の口をしっかり閉じて、テープで固定します。フリーザーバッグを二重にしておくと安心です。

床やテーブルに置いて、子どもが押したり触ったりして遊びます。

筆者の1歳の子どもも「キラキラ!」と興奮しながら、集中してセンサリーバッグを触っていました。

子ども大興奮のしゅわしゅわ遊び
しゅわしゅわ遊びは視覚・触覚・聴覚を刺激する楽しいセンサリープレイです。科学実験のようなワクワク感があり、好奇心を育むのにもぴったり。こちらも材料は100均で揃えられます。
材料
・重曹
・クエン酸
・食紅または絵の具
・トレイ

作り方
トレイに重曹とクエン酸を2:1の割合で入れて混ぜます。今回トレイは100均の園芸コーナーにある鉢皿を利用しました。

ホログラムやクッキー型は、なくてもいいのですが、あると見た目の楽しさが広がります。

重曹とクエン酸を入れた上からデコレーション。

食紅で色水を作り、スポイトで少しずつ水を垂らします。食紅だと安心ですが、絵の具でもOKです。スポイトがなければスプーンで垂らしてください。

シュワシュワと泡が出てきます!

1歳と4歳の娘も、夢中になってシュワシュワの変化や色を観察して遊んでいました。

遊ぶ際の注意点
センサリープレイを楽しむ際は、安全面に十分配慮することが大切です。特に2歳以下の子どもは誤飲のリスクがあるため、小さな部品を使う場合は必ず大人が付き添いましょう。また、肌が敏感な子どもには、使用する素材が肌に合うか事前に確認してください。
センサリープレイで手軽に楽しいおうち時間を
センサリープレイは、子どもの感覚を育みながら、親子で楽しく遊べる素敵な時間になります。遊びの中で新しい感覚を経験することで好奇心が高まり、情緒の安定にもつながると言われています。今回紹介した遊びは、簡単に準備できるものばかりなので、ぜひおうち時間に取り入れて楽しんでみてください。

北陸放送アナウンサー、テレビ大阪アナウンサーを経て2012年よりフリーキャスターに。
NHK「おはよう日本」、フジテレビ「Live news it」、読売テレビ「ミヤネ屋」などで気象キャスターを務める。
現在は株式会社トウキト代表として陶芸の普及に努めているほか、2歳からの空の教室「そらり」を主宰、子どもの防災教育に携わっている。
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