※ここからは『3歳からの「おうち遊び」』の一部を抜粋・再構成しています。
【1歳~】変声マイク
紙コップを通して話すと、いつもと自分の声が違って聞こえることにおどろき、「どうして?」と好奇心が芽生えます。

育つ力…好奇心
紙コップの底に口を当てて、声を出してみよう。「誰の声かな?」とあてっこゲームをしても楽しめます。
どうして声が変わるの?
紙コップを通った声は、耳に届く前にアルミホイルにぶつかります。声がアルミホイルをゆらすことで、アルミホイルが振動するビリビリした音が加わり、いつもと違う声に聞こえます。
使うもの
・紙コップ
・アルミホイル
・輪ゴム
・カッター
作り方
①カッターで紙コップの底に直径2㎝ぐらいの穴を開ける

②紙コップの口の部分にアルミホイルをかぶせ、輪ゴムでとめる

底から見るとこんな感じ。穴に向かってしゃべってみよう!

遊び方のコツ
紙コップにしっかり口をつけて声を出すのがポイント! マイクにしてみんなで歌をうたうのも面白いよ。
【2歳~】ころころボールコースター
自由にコースを工夫する中で、ものの仕組みや考える力、ひらめきを形にする力が自然と育まれます。

育つ力…発想力、思考力
紙コップは、ボールが転がりやすいように少し斜めに設置しましょう。
使うもの
・紙コップ…9個
・カラーボール…1個
・養生テープ
・ハサミ
作り方
①紙コップの飲み口部分は切らないようにしながら、ボールが通る大きさの穴を開ける

②紙コップの深さよりも、2~3㎝ほど長めに切った養生テープを用意する

③ ①を壁に貼る。穴の開いた方を上向き、 カップの口をやや下向きに設置するとボールが転がりやすい

④全体に「く」の字になるように配置するとボールのうごきが楽しみやすい

遊び方のコツ
紙コップを貼る位置を変えて、コースを変化させるのも面白いよ。ほんの少し角度を変えるだけでも、転がり方が変わるので、遊び方は無限大!
【3歳~】走る紙コップ
キャップをくるくると回してねじる作業は、手指のトレーニングになります。紙コップに好きなイラストを描くことで創造力も育まれます。

育つ力…手指の器用さ、創造力
車輪部分をくるくる回してねじり、テーブルや床に置いて手をはなせば、勝手にトコトコうごき出します。

使うもの
・紙コップ… 1個
・ペットボトルのキャップ… 2個
・ビー玉… 1個
※粘ねん土でもOK
・輪ゴム… 1 本
・ビニールテープ
・セロハンテープ
・ホッチキス
・ハサミ
・パーツ用に色画用紙やシールなどの飾り
作り方
①ペットボトルのキャップにビー玉を入れる。もう1 つのキャップをかぶせ、ビニールテープでとめる

② ①にセロハンテープで輪ゴムを固定する

③紙コップに好きなパーツをつける

④紙コップのフチに、対角線上に左右2カ所ずつ1㎝程度の切り込みを入れる

⑤ ④の切り込みに②の輪ゴムをかける

⑥切り込みを入れた部分を外側に折り返し、ホッチキスでとめる

遊び方のコツ
車輪部分ぶんが床につかないとうごきません。紙コップの切り込みは、深くなりすぎないようにご注意を。うまくうごかないときは、ねじる回数を多くしたり、重りを重たくしてみよう。
※ここまでは『3歳からの「おうち遊び」』の一部を抜粋・再構成しています。
身近な材料を使って濃密なお家時間を!
ご家庭で余りがちな紙コップを使って楽しめる遊び3選をご紹介しました。紙コップ以外の材料も身近な物ばかりなので、旅先や帰省先でも手軽に楽しめそう!
『3歳からの「おうち遊び」』には、今回ご紹介した紙コップの遊び以外にも楽しい遊び方がたくさん掲載されています。ぜひ他の遊びもチェックしてみてくださいね。
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構成/HugKum編集部