材料2つで簡単「ストロー落とし」
ストロー落としはその名の通り、容器の穴からストローを落としていくおもちゃ。
小さい穴をめがけてストローを落としていくので、指先や手首のコントロール力が必要となり手先が器用になると言われています。また、入れる穴とストローをよく見てどう落とせるのか考えるため、物の形を認識する力や観察力、集中力も鍛えられます。
材料
・ストロー用の穴が開いたプラスチックコップ(透明で中が見えるもの)
・ストロー
作り方
ストローをコップに合わせて半分ほどに切るだけ。5分もかからずにでき上がります。
今回はじゃばら部分も使用しましたが、お子さんが難しそうでしたら真っ直ぐの部分だけを使うと難易度が下がります。ストローは3色ぐらい用意して色を教えながら遊ぶと、色の概念も認識できるのでおすすめです。
ストローを落とすだけの単純な作業のように見えますが、1歳前後からハマるお子さんが多いです。1歳5ヶ月の筆者の娘もとても気に入ったようで、何度も繰り返して落として遊んでいました。
もし上手にできなかった場合は、大人が見本を見せてあげてくださいね。
ちなみに穴のあいたコップがなければ、タッパーやペットボトルのフタにカッターなどで穴を開けても作れます。
穴の大きさやストローの長さを変えると入れやすさや掴みやすさも変化し、難易度が変えられますよ。
お手軽でアレンジも自由「棒通し」
真ん中に穴のあいたリング状のパーツを棒に通す「棒通し」。
シンプルですが、指先の細かい動きが必要で、手先の器用さや集中力アップが期待できます。
材料
・木製ディッシュスタンド
・ヘアゴム
作り方
こちらも100均の材料2つ、材料費220円で手軽に作れるおもちゃ。作ると言っても材料を用意するだけですぐに遊べるので、不器用な方や忙しい方にもおすすめです。
はじめはやり方がわからない子も、大人が棒に通すところを何度も見せているとできるようになります。単純なものですが、普段はやんちゃな娘がとても集中して遊んでいました。
今回使ったヘアゴムはDAISOの「カラフルヘアゴム」。棒よりも少し大きく、力を入れすぎると輪が潰れる形状は、今の娘には難易度がちょうど良かったようで、少し頑張ってできる達成感も感じているようでした。
ゴムの大きさや形によって難易度も変わるので、ちょうどいいものを見つけてみてください。ヘアゴム以外にもタピオカ用の太いストローを切ったものを活用することもできます。
また、ヘアゴムの色や数を変えて、アレンジするのもおすすめです。色ごとに棒に通すことで色の違いを学べたり、数を数えながら通すことで数の認識ができたり、幅広く知育に活用できます。
お出かけ用おもちゃにも便利な「ビジーバッグ」
「ビジーバッグ」をご存知でしょうか?
子どもが興味を持ちそうなアイテムが取り付けられたバッグで、ものを掴んだり動かしたりできるようになる1歳頃からおすすめのおもちゃです。
触りたくなるものや音が鳴るものが取り付けられているので、触覚、視覚、聴覚などを刺激して感覚の発達を促します。また、物をつまんだり引っ張ったりすることで、手指の器用さや好奇心、集中力も養えます。
持ち運びが便利なので、外出する時や電車や飛行機などの移動時間にもおすすめです。
材料
・ジッパーファイル
・強力両面テープ
・結束バンド
・その他、お子さんが興味を持ちそうなアイテム
(今回は、面ファスナーのケーブルタイ・ジッパー・スパイラル状のヘアゴム・鏡・スパイラルストラップ・パンダのキッチンタイマー・ウエットティッシュのフタ)
今回は取り付ける土台にジッパーファイルを選びましたが、ファイル以外にポーチなどを使っても◎
100均には子どもが興味を持つグッズがたくさんあるので、いろいろなものを組み合わせて作ることができます。この他にも、ベルやカスタネットなど音の鳴るものや、子どもが指で押す感触を楽しめるシリコン型など、お好みでいろいろなものを取り付けてみてください。
作り方
用意したアイテムを、ポケットのネット部分に結束バンドで取り付けます。取り付ける時ははずれないようにしっかり止めましょう。
鏡やキッチンタイマーは両面テープで貼り付けました。
完成です!
娘に渡してみると…
キッチンタイマーがお気に入りだったようです。鏡も大好きで、何度も開けたり閉めたりしていました。
面ファスナーやジッパーはまだ娘には少し難しかったようですが、ビジーバッグは子どもの年齢や成長に合わせておもちゃの組み合わせが変えられるのも嬉しいところ。
みなさんもぜひ子どもの興味に合ったビジーバッグを作ってみてください。
100均で作るおもちゃの注意点
本来、子ども用のおもちゃに使うものではないものも使用しています。とがった部分や角がないか確認し、安全面には十分にご注意ください。また小さなパーツは誤飲にもお気をつけください。
子どもが遊んでいる時は目を離さないようにしましょう。
集中できる知育おもちゃで楽しく脳の発達を促そう
知育おもちゃは高価なものも多いですが、今回は100円ショップで手軽に材料を揃えられるおもちゃをご紹介しました。手作りといってもどれも面倒な作業はなく、簡単に作れるもの。手先をたくさん使って遊ぶと脳の発達にもつながります。
やんちゃ盛りの1歳児も集中して遊べるおもちゃなので、ぜひ参考にして作ってみてください。
北陸放送アナウンサー、テレビ大阪アナウンサーを経て2012年よりフリーキャスターに。
NHK「おはよう日本」、フジテレビ「Live news it」、読売テレビ「ミヤネ屋」などで気象キャスターを務める。
現在は株式会社トウキト代表として陶芸の普及に努めているほか、2歳からの空の教室「そらり」を主宰、子どもの防災教育に携わっている。