【2023年版】お盆休みの過ごし方|お盆期間にやるべきこと・避けること、今年の過ごし方ランキングも調査

今年もお盆休みの時期が近づいてきましたね。帰省をしたり、旅行に行ったり……さまざまな過ごし方が想定されますが、ご家族の予定は決まっていますか? 今回は「今年のお盆の過ごし方」をHugKum読者のママパパにアンケート調査! みなさんの回答をランキング形式でご紹介していきます。

お盆休みは何のためにある?いつ何をする?タブーは?

みなさんのお盆休みの過ごし方をチェックする前に、まずは「そもそもお盆とは、何のためにあるものなのか」をおさらいしておきましょう。

そもそもお盆とは?

お盆とは、正式には「盂蘭盆会(うらぼんえ)」と呼ばれ、亡くなったご先祖様の霊を供養するための行事です。

仏教の多くの宗派では、あの世(浄土)からこの世(現世)にご先祖様が戻ってくる期間と考えられています。そのご先祖様の霊を、自宅をはじめとした生前過ごした場所でお迎えし、おもてなしします。

お盆期間中にやるべきこと

では、お盆では具体的にどのようなことをすれば良いのでしょうか。本来の過ごし方や、やるべきことを簡単にお伝えします。

13日は迎え盆

13日は、ご先祖様をお迎えする「迎え盆」の日。お墓参りをし、自宅やお墓で「迎え火」を焚きます。

ご自宅では、盆提灯の明かりをつけご先祖様をお迎えしましょう。ご先祖様をにぎやかにお迎えするための提灯なので、お盆の間は明かりはなるべく付けたままにしておきます。

14日~15日は中日

中日では、お寺にうかがうか、お坊さんを自宅に迎えて読経していただき、お盆の法要を執り行います。ご先祖様を偲んで、家族や親戚で集まって会食をします。

16日は送り盆

「送り盆」の日は、ご家庭によっては、この日もお墓参りをします。その後、自宅やお墓で「送り火」を焚いて、ご先祖様をお見送りします。お見送りをした後は、お盆飾りの後片付けを行います。

お盆にやってはいけないこと

お盆には「やってはいけない」と言われていることもあります。諸説ありますが、「お盆には地獄の釜の蓋も開くため、地獄にいる死者もこの世に帰ってくる」と考えられていることがその理由のようです。どのようなことがタブーとされているのか、簡単に見ていきましょう。

生き物の命を粗末にすること

仏教行事であるお盆には、生き物の命を粗末にするような行為はなるべく控えておきたいところ。虫採りや魚釣りなど、生き物の命を縮めてしまう遊びも、なるべく避けておきたいところです。

水辺に行くこと

お盆の期間に水辺に行くことも、避けたほうがいい行為として言い伝えられています。

水辺がタブーな場とされる理由のひとつには「三途の川」との繋がりが深いことがあります。ほか、この時期の海では、クラゲが増えたり、高波が発生しやすくなったりと、海難事故が起きやすいことも明確な理由として挙げられます。

とはいえ、お子さんがいる場合は特に、家族の休みを合わせやすいお盆の時期に、海やプールへ行く予定を立てるご家庭はきっと多いはず。水辺に行く場合は、いつも以上に注意深く行動したいところですね。

お祝いごとは避ける

ご先祖様を供養するためのお盆では、お祝いごとも避けたほうが良い行為のひとつとされています。この時期の入籍や結婚式、縁起を担ぐ引っ越しなどは、なるべく他のタイミングにしたほうが無難だと考えられています。

お盆休みはいつからいつまで?

2023年のお盆休みは、8月13日(日)から16日(水)が一般的です。
ただし、これはあくまでも旧盆であり、お盆の日程は、正確には地域によって異なる場合があります。
東京を中心とした一部地域では、新盆の7月をお盆として迎えます。旧盆の時期に夏休みを取り、地方の実家に帰省する人が多いために、「お盆休み」と言えば旧盆が基本になっているようです。

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みんなは何をする? お盆休みの過ごし方アンケート

では、HugKum読者のご家庭は、お盆休みにどのような予定を立てているのでしょうか。ここからは、みなさんから寄せられた「お盆休みの過ごし方」をランキング形式でご紹介します。

1位: 自宅で過ごす


もっとも多くの票を集め、1位となったのは『自宅で過ごす』でした!

お盆休みは全国的に外出する人が増え、人気のレジャー地は混雑が予想されます。無理に外に出るよりも、お盆休みは家族でまったり自宅で過ごす、という声が多く寄せられました。家族水入らずの時間が楽しめると良いですね。

暑いし人でも多いので、基本的には自宅や自宅近くで過ごす。 時間には余裕があると思うので、家の中では、子どもと料理をしたり、いつもより向き合って遊んであげたりしたい。 室内で体を動かせるようなおもちゃを買い、家で遊びたい。 また、庭にプールを出して楽しみたい。 暑いし人手が多く外出や遠出が億劫なため。 (30代・神奈川県・子ども2人)
家でゆっくりしながらテレビで高校野球をみる。ゆっくりしたいから(40代・兵庫県・子ども1人)
基本家か近郊で過ごす予定。 お盆は旅行費用が高いこと。 (40代・茨城県・子ども1人)

2位: 帰省する


次に多かったのが、「帰省する」との回答。

ご実家へ帰省するお盆休みが、お子さんとご親族とが顔を合わせられる貴重な機会である場合も多いのではないでしょうか。コロナ禍以降、ご親戚とひさしぶりに会う方も多いかもしれませんね。

実家に帰省してのんびり過ごします。親孝行とみんな集まる機会なので (50代・福岡県・子ども3人)
初盆のため実家で過ごす。実家で久しぶりに親戚と顔を合わせて話す (30代・茨城県・子ども1人)
帰省して祖父母に会おうと思っている。祖父母がかなり高齢になっており、ひ孫と会う機会もこの先少ないと思うから (30代・東京都・子ども1人)

3位: お墓参り(迎え盆・送り盆)

3位は『お墓参り(迎え盆・送り盆)』でした。

お盆にはお墓参りをし、ご先祖のお迎え・お見送りまでしっかりやるという方も、もちろん少なくありません。「コロナ禍ではできなかったので、今年は久しぶりにお墓参りをする」という声も散見されました。

帰省して実家の両親に会いに行って、お墓参りにも行こうと思います。 子供の小さなうちに、できるだけ行きたいので。 (30代・愛知県・子ども1人)
コロナ禍で親戚の家などに全く行けていなかったので、お墓参りと一緒に行けたらなと考えている。あとは、自宅でプールなどをしてのんびり過ごしたい。 コロナの前は、それが定番だったから (30代・埼玉県・子ども3人)
義母のお墓参り。その後は義父、義姉家族、主人、子供と一緒にだらだらーと義実家で過ごします。 その他の日は家で子供とだらだらーとするか、子供の受験勉強(中受)に付き合うくらい。 毎年そうやっているので(主人は仕事なので、遠出で遊ぶとちょっと可哀そう) (40代・広島県・子ども1人)

4位: 買い物

『買い物』に行く予定を立てているご家庭も多いようです。

特別な遠出はしなくても、ショッピングモールに出かけたり、家族で近場で買い物をするだけでも休み気分は味わえますね。

実家に帰省したり、家族でショッピングモールで買い物をする。 できるだけ近場で済ませたいので。 (30代・愛知県・子ども1人)
自宅でのんびり過ごしたり、ショッピングに行ったりする。帰省はGWにしたので、お盆くらいは家族でゆっくりしたい (30代・東京都・子ども1人)
どこも混んでいるので旅行などはせず近場のショッピングモールなどで過ごす予定。混むところに行くのはまだコロナがこわいから (30代・東京都・子ども2人)

5位(同率): 仕事

当然のことながら、お盆休みは「仕事」をするというママパパも多数。

特に、接客業や小売業の方は、毎年お盆は仕事をされている方が多いのではないでしょうか。頭の下がる思いがしますが、ぜひ人混みが解消された他の時期にゆっくり休んでくださいね。

今のとこ仕事です。仕事なのでいつもどおりの生活 (40代・岡山県・子ども2人)
仕事の為、いつもと変わらず過ごします。 生活習慣を変えない為 (40代・神奈川県・子ども3人)
仕事をしている。どこに行くのも混んでいるから (40代・埼玉県・子ども2人)

5位(同率): 海・プール

今年こそ、『海・プール』に行きたい! との回答もたくさん寄せられました。

コロナ禍では、多くのお子さんが、夏になっても海やプールへのお出かけを我慢していたのではないでしょうか。今年こそは、夏らしいご家族の思い出づくりができると良いですね。

実家へ帰省してのお墓参りと子供たちと海へ遊びに行く。お墓参りは毎年の行事なので、実家への帰省は既定路線。海へ遊びに行くのは子供たちからのリクエスト (40代・三重県・子ども2人)
前半は帰省、後半は自宅に帰りプールやお祭りに行く 子どもが従姉妹と過ごす時間を作ってあげたいから (30代・千葉県・子ども2人)
実家に帰って海水浴。皆で楽しめるから (40代・神奈川県・子ども2人)

7位: 旅行

7位は『旅行』。昨年までは「旅行」と言っても「近場で済ませる」という声が多く見られましたが、今年は「遠出する」というご家庭が多数。夏休みならではの楽しみを満喫しましょう。

富山の別宅で嫁と娘とゆっくり過ごす予定です。普段遠くで2拠点生活のため、中々会えないから (40代・東京都・子ども1人)
岩手県にわんこ蕎麦を体験予定。子供のリクエスト (40代・東京都・子ども1人)
家族で旅行へ行く。 コロナが少し落ち着いてきたタイミングだと思ったから。 (30代・岐阜県・子ども2人)

8位: テーマパーク

『テーマパークやイベント』にも票が集まっています。テーマパークやイベントなら、近場でも気軽に夏休み気分を味わうことができそうですね。博物館や美術館なら、お子さんの自由研究にも役立つかもしれません。

都会に何泊かして、テーマパークに行こうと思っています。子供も夏休みなので色々な所に出かけたい (30代・長野県・子ども1人)
子供が楽しめる公園やテーマパークに出掛ける (30代・沖縄県・子ども1人)

9位: キャンプ

9位には『キャンプ』が挙がりました。自然に触れつつ、家族とゆっくり過ごせるキャンプ。お子さんだけでなくママパパも、気分がリフレッシュされそうですね。

基本仕事ですが川でバーベキューをしたいと思ってます。毎年、友人家族と行く事が多いから (50代・神奈川県・子ども5人)
海で釣りをしたり、海水浴をして、キャンプをする。 家族が楽しめるから。 (30代・大阪府・子ども2人)

10位: 習い事

10位にはお子さんの「習い事」がランクイン。なかでも受験生のお子さんは、夏期講習シーズンの場合も多いのではないでしょうか。時にはお休みも挟みつつ、勉強の面でも充実した夏休みになると良いですね。

子供が受験生なので、夏期講習のサポートをする。子供が受験生だから(40代・兵庫県・子ども2人)

その他には「日帰り温泉」なども

「その他」としては、『日帰り温泉』のような、宿泊はせずに楽しめるレジャーも挙がりました。たとえ日帰りでも、普段とは違う環境に身を置くことで、ちょっとした気分転換になりますよね。

近くの温泉施設で一日のんびりゆっくり 今年いっぱいはコロナに用心して、また来年から活動する (30代・長野県・子ども2人)

「コロナがまだ気になる」との声も。無理はせず、ご家庭に合ったお盆休みの過ごし方を!

昨年に続いて、今年も「まだコロナが気になる」といった回答は散見されました。落ち着いた印象はあるものの、お子さんが幼いご家庭や、ご高齢のご家族と同居しているご家庭では、まだ心配も多いのではないでしょうか。無理はせず、ご家庭に合った過ごし方で、お盆休みを謳歌しましょう。

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文/羽吹理美 構成/HugKum編集部

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