STEM教育(スティームきょういく)という言葉を最近よく耳にしませんか?STEM教育とは、 Science(科学)、 Technology(技術)、 Engineering(工学)、Mathematics(数学)を統合的に学習する「STEM教育(ステムきょういく)」と呼ばれる、教育手法のことです。
そんなSTEM教育を子どもたちが楽しく体験できる施設が横浜・みなとみらいに登場したので、早速レポートします。
目次
子ども向けの科学体験施設『ムラーボ!』に潜入
『Mulabo! 』(ムラーボ!)は大手電機部品メーカーの村田製作所が運営する、子ども向け科学体験施設です。
“目に見える科学”をテーマに電気の基本が学習できる体験展示や、カフェ・ライブラリーではSTEM に関する本を読んで科学の楽しさに触れられます。「科学」を通して「発見して考える」ことが楽しく身につく施設なんです。
科学の進化の歴史がわかるHISTORY(ヒストリーゾーン)
館内に入ると二階へ上がる階段が。上がりながら、暮らしや社会を豊かにしてきたエレクトロニクス製品と村田製作所の電子部品づくりの歩みを見ることができます。(エレベーターもあります)
DISCOVER (ディスカバーゾーン)では楽しい体験がいろいろ
こちらでは「目に見える科学」をテーマに電気の基本を学習できる体験展示ゾーンです。端末を使ったクイズと連携したメイン体験展示3種類のほか、村田製作所の技術を使った体験展示コーナーもあります。※【事前予約制】
受付で予約名を伝えると、端末を一人一台貸し出してもらえます。名前を入力したら、カメラボタンを押して、QRコードを読み込むとクイズが出てくる仕組みです。3問答えると、体験ゲームができるようになります。
まずは端末を持ってクイズに答えよう
全部一度に分からなくても、クイズは3択もしくは、〇か×を選ぶだけなので大丈夫!3問答えたらゲームに挑戦!
さっそくゲームにトライ!まずは「エレクトロニクスサーキット」
最初に体験したゲームは、エレクトロニクスサーキットです。電子回路のサーキットを完走できるように操作します。意外と難しくて、ついつい熱中しちゃいます。
電子部品アイテムによって、レースが変わってくるので、参加した子どもは「トランジスタ」とか「コンデンサ」とかキーワードが残っていて、次の探究への橋渡しになります。
運動気分で大盛り上がりな「シンクロセンシング」
こちらは「シンクロセンシング」です。映像に合わせて、「コンデンサ」など映像に現れる言葉を言ったり、ジャンプしたりで、子どもは大盛り上がりです。真剣にやるほどに、ちょっとした運動気分も味わえます。
「シグナルキャッチャー」
三つめの体験ゲームは、空中に浮かび上がる空中の電磁波ボールをシューティングです。
ゲームの結果がランキング表に
最後に、ランキングに自分の名前を探して、一喜一憂しました。子どもたちはまた来たいと切望していました。
アート展示に癒されるSYMBOL(シンボルゾーン)
シンボルゾーンでは、文字通り施設のシンボルとなるアート展示や、イベントに合わせ村田製作所のロボット(村田製作所チアリーディング部など)のデモが実施されるそうです。
中央では、身近にあるものが電気を動力に変えて動いているなどのことが、遊びながら学べる体験ができます。
ちょっと一休みできるTHINK(シンクゾーン)
こちらのゾーンには誰でも利用できるカフェ・ライブラリーがあります。カフェを利用しなくてもライブラリーは使用でき、STEMに関する本を通して、科学の楽しさに触れられます。
小さいお子さん用にキッズスペースや授乳ルームも備えられているので赤ちゃん連れのファミリーにも大助かり。
今回参加した子どもたちは、「電気のこと少しわかったけど、もっと知りたいから、また絶対行きたい」という感想が飛び出すほどでした。
夏の自由研究のアイディアを探したり、いろいろ興味の幅が広がりそうなスペシャルな施設です。しかもありがたいことに無料なのでぜひ何度も訪れてみたいですね。
施設概要
施設名:Mulabo!(ムラーボ!)
住所:神奈川県横浜市西区みなとみらい4-3-8 村田製作所 みなとみらいイノベーションセンター内
アクセス:横浜高速鉄道みなとみらい線 新高島駅から徒歩5分 JR 横浜駅・桜木町駅から徒歩15分
開館時間:午前10時~午後5時 (カフェのラストオーダー:午後4時30分)
休館日:定休日:日曜日、月曜日、その他休館日は村田製作所の休業日に準じる。
入館料 :無料
※体験展示は予約制です。ウェブサイトで予約を。
※新型コロナウイルス感染拡大防止対策のため、当面の間、施設への入場は予約者と同行者のみに制限されています。詳しくはウェブサイトでご確認ください。
ウェブサイト:https://mulabo.murata.com/
構成・文/HugKum編集部