【緊急調査】子育て世代のお金事情|年収や貯蓄、食費はいくら?教育費や保険はどうしてる?

子育てに役立つ情報を発信する小学館のWebメディア『HugKum』が、子育て世代のお金事情を大調査! 令和の子育て家庭のお金事情が浮き彫りに!

子育て世代のお金の実態は?

子育てには何かとお金がかかる! そう思っているママ・パパも多いのではないでしょうか。

日々の食費や生活費、先々の教育資金のための貯蓄。さらには自分たちの老後資金も貯めなくては…などなど、子育て世代にとってお金の使い方&貯め方は大きなテーマです。

そこで今回は、0歳〜小学6年生までの子どもを持つママ・パパに、暮らしにかかるお金や世帯の年収、貯蓄額、保険や投資の活用など、アンケートを実施しました。アンケートに寄せられた回答から、子育て世代のお金の調査結果をレポートします。

年収&住宅事情を聞きました

世帯年収は?

※調査対象:未就学~小学6年生までのお子さんをもつ保護者 818名/2022年1月HugKum調べ

結果を見てみると、もっとも多いのは「500万円以上〜600万円未満」という回答。次いで400万円台、600万円台と続きます。一方で、700万円以上と回答した家庭を合計した割合が全体の33.3%に。近年の共働き夫婦の増加傾向が世帯年収の高さにも現れているようです。

6割以上が住宅を購入済み

※調査対象:未就学~小学6年生までのお子さんをもつ保護者 818名/2022年1月HugKum調べ

 

全体の50%が戸建ての持ち家に住み、13%がマンション等の集合住宅に住んでいることがわかります。戸建とマンションの持ち家率を合計すると、約63%が持ち家を購入済みという結果に。一方、25%の家庭は賃貸住宅で暮らし、実家や社宅等の回答は少数となりました。

貯蓄はいくら?貯める目的トップは…

100万円台が1位、1000万円以上が2位と貯蓄額は幅のある結果に

※調査対象:未就学~小学6年生までのお子さんをもつ保護者 818名/2022年1月HugKum調べ

 

一番多いのは「100万円以上200万円未満」という回答で、二番目に多いのが「1000万円以上」、三番目は「貯蓄はない」という回答となり、貯蓄額は二極化傾向にあることがわかりました。また4位以下のどの金額帯も10%程の回答数で並び、貯蓄額は世帯によって違いが大きいようです。

お金を貯める目的1位は教育費、2位は老後資金

※調査対象:未就学~小学6年生までのお子さんをもつ保護者 818名/2022年1月HugKum調べ

 

「どんな目的でお金を貯めていますか」という問いには、「教育費」という回答が62%でもっとも多く、次いで「老後資金」が53%で2位、「趣味や旅行のため」が27%で3位となりました。目的はないがとりあえず貯めているという人も13.8%いました。

家計簿、電子マネーの活用は?

家計簿をつけている人は4割。ノート派とアプリ派が半々

※調査対象:未就学~小学6年生までのお子さんをもつ保護者 818名/2022年1月HugKum調べ

 

毎月の収支をチェックできる家計簿は、つけている人は4割ほど。また「過去につけたことはあるが、今はつけていない」と回答した人が全体の35%ほどで、家計簿をつけた経験がある人も多いことがわかります。家計簿をつけている人の中でも、ノート派とアプリ派はほぼ半々という結果でした。

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使っている電子マネー1位「paypay」、2位「WAON」、3位「nanaco」

※調査対象:未就学~小学6年生までのお子さんをもつ保護者 818名/2022年1月HugKum調べ

 

子育て世代でも定着してきた電子マネー。中でも一番使っている人が多かったのが「PayPay」でした。次いで「Waon」「nanaco」「d払い」「suica」と続く結果に。普段の買い物先での使い勝手やポイントの活用など、子育て世代に支持されている電子マネーが上位にランクインしました。

コロナで増えた?食費も調査

約半数が毎月の食費は5万円以下と回答

※調査対象:未就学~小学6年生までのお子さんをもつ保護者 818名/2022年1月HugKum調べ

 

コロナ以降、子育て世代の外食機会も減少しています。外食を除く食費について調査した結果、53.7%の家庭が食費は5万円以下という回答に。

総務省が全国約9000世帯を対象に行っている家計調査では、家計の収入や支出、貯蓄などのデータが月別・四半期別・年別にまとめられています。この家計調査の結果によると、4人家族の1カ月の食費は平均6万円前後です。コロナの影響で食費が高くなったという声も聞かれますが、今回の調査では、全体の75.7%が6万円以下という回答になりました。

子育て世代は保険には積極的!?

半数以上が夫婦ともに生命保険に加入

※調査対象:未就学~小学6年生までのお子さんをもつ保護者 818名/2022年1月HugKum調べ

 

家族の保険について聞いてみると、6割以上の人が夫婦ともに生命保険に加入、4割以上の人が夫婦ともに医療保険に加入していることがわかりました。また持ち家率の高さと関係する住居に関する保険も加入率が高い結果に。さらに、子どもの学費保険に加入している世帯も4割を超え、子育て世帯ならではの保険選びをしていることもわかりました。

教育費は学資保険と貯蓄の2択

※調査対象:未就学~小学6年生までのお子さんをもつ保護者 818名/2022年1月HugKum調べ

 

教育費の貯め方について聞いたところ、1位は学資保険に。積立式の学資保険を使って必要な年齢までに計画的に教育費を作るという人が多いことがわかります。またほぼ同率で2位は「貯金」でした。記事の上で紹介した「どんな目的でお金を貯めていますか?」という問いでも子どもの教育費はトップだったことからも、貯金でコツコツ貯めている人も多いことがわかります。また少数派ですが投資を活用しているという回答も。

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投資にも興味あり!でも投資していない人が多い?

6割以上の人が投資に興味があると回答

※調査対象:未就学~小学6年生までのお子さんをもつ保護者 818名/2022年1月HugKum調べ

 

子育て世代に投資についての興味を聞いたところ、「まあまあ興味がある」「とても興味がある」を合わせると6割の人が興味を持っているという結果に。また興味がまったくない人は12%ほどにとどまり、子育て世代の投資への興味がとても高いことがわかりました。

「投資はしていない」6割以上!興味はあっても実際にしている人は少なめ

※調査対象:未就学~小学6年生までのお子さんをもつ保護者 818名/2022年1月HugKum調べ

 

一方で、実際に行なっている投資を聞いてみると、6割の人が投資はしていないと回答。多くの人が興味はあっても、投資を始められていないことがわかりました。また投資をしている人の中では、株式投資をしている人がもっとも多く、次いで投資信託、外貨預金、国際、暗号資産という結果に。投資は選択肢も多く、何を選んでどんな風に始めたらよいのか、また自分に合っている投資は何かなど、興味はあっても始めるのに至っていない人も多いようです。

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子どもの将来を見据えたお金の計画を立てることはとても大切なことです。HugKumでは、子育て中のママ・パパに役立つマネーの記事を今後も引き続き発信していきます。家計簿の活用方法や、子どものお金教育、専門家による子育て世代の投資のアドバイスなど、役立つ情報が盛りだくさん! ぜひチェックしてみてくださいね。

調査概要:HugKumメールマガジンによるインターネットでのアンケート。全国47都道府県に住む0歳〜小学6年生までの子どもを持つママ・パパに実施。有効回答数818人。調査期間2021年12月15日〜2022年1月5日
※本調査では、小数点第2位を四捨五入しています。そのため、数字の合計が100%にならない場合があります。

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文・構成/HugKum編集部

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