「確か」って英語で何と言う?
はっきりと思い出せないときや、自信を持って答えられないときに使う「確か……」という言葉。英語でも覚えておくと、英会話のときに使えて便利ですよね。「確か」を英語で何と言うのか、見ていきましょう。
英語で「確か」という3つのシチュエーション
日本語の「確か」にはさまざまな意味があり、日本語の「確か」にピッタリと当てはまる英語の言葉があるわけではありません。そこで、ここでは以下の3つのシチュエーションに分けて、それぞれ英語では何と言うか見てみましょう。
Sure
人との会話で、相手が話していることに対して納得して「そうですね」という意味で使うときの「確かに」。普段の会話の相槌にもなる言葉です。
この「確かに」にあてはまる、もっともメジャーな英語の言い方は「Sure」。相手の言い分に同調して、「その通りですね」という意味を持つ言葉として使えます。
I think/I’m not sure
自分が話す内容について、明確に自信が持てないときや内容が曖昧なときに、「確か〇〇だったはず」のように使うときに便利なのが、「I think」です。「〇〇だと思う」「私は〇〇だと思うんだけど……」のようなニュアンスが含まれます。
さらに不確かなニュアンスとして、「I’m not sure」もよく使います。「私は、はっきりわからないのですが」という言葉を添えることができます。
Really?/Right?
自分の考えや意見と、相手との意見が異なったときに、「それは確かですか?」「本当に?」の意味を込めて「確か」を使う場合は、「Really?」や「Right?」がおすすめ。
相手の答えに手ごたえがないときや、自分の言う内容に不安で相手の賛同を求めるようなときにも使えます。Really?」や「Right?」を言う際、語尾を上げて聞くことで、相手の答えを誘うようなニュアンスがあります。
Sure
会話の相槌にも使える、「うんうん、確かに」というニュアンスの「Sure」。具体的なシーン別にどんな使い方ができるでしょうか?
「Sure. I understand your point」
相手が話す内容に対して、「確かに。あなたの言っていることもわかります」と同調するときのフレーズです。
「Sure.Let’s see the timeline again」
「Sure」はビジネスシーンでもよく使われる言葉です。「このタイムスケジュールでは厳しいと思う」のように指摘されたときに、「確かに。もう一度タイムラインを見てみましょう」というときに上記の文章を使えます。
「For sure」
「Sure」と似たような使い方ができるのが「For sure」。相手が何か言った言葉に対して、「For sure」と答えて「確かに」「そうですね」「おっしゃる通りです」という意味で使えます。
「Sure. That would be great」
「Do you wanna cookie?(クッキー欲しい?)」などの問いかけに対して、「確かに!それは嬉しいな」という意味で、答えた文章がこちら。友人同士や家族同士のカジュアルな会話でもよく使われます。
「Good point」
相手の言い分について「確かに、それはよくわかります」という意味で使われるのが「Good point」。「Sure」とも同じような意味で、「あなたの言っていることはいいポイントを抑えていますね」という意味で、「確かに」と同じように使うことができます。
「Certainly」
「確かに」や「おっしゃる通りです」の意味を、丁寧に言う表現が「Certainly」。ビジネスで顧客やゲストに対して使うような、少しあらたまった場面で使われる丁寧語です。日本語の「かしこまりました」や「承知しました」に相当します。「sure」を丁寧に言いたいときに覚えておくといいでしょう。
I think/I’m not sure
自分の発言内容について自信がないときに使う「確か」の意味で、「I think」や「I’m not sure」を使った例文を見てみましょう。
「I think she said she is going to Osaka this summer」
「確か、彼女は今年の夏、大阪に行くと言っていたと思う」の意味です。
彼女が言っていた内容をはっきりと覚えていて、それに自信があるなら「She said she is going to Osaka this summer」だけになりますが、そこに「I think」を付けることで、「確かそうだったと思うのですが……」という意味をプラスできます。
「He enjoyed swimming in the pool, I think」
「I think」を文章の最後に付けて使ってもいいでしょう。この文章では「彼はプールで水泳を楽しんだと思う」の意味。
彼がプールで泳いでいたのを実際に目撃したり、彼から直接その話を聞いたりしたわけれはないけれど、きっとそうだと思うという意味を込めることができます。
「I’m not sure he is Mike」
「I think」と同じようによく使われる「I’ m not sure」のフレーズ。こちらの文章は「彼がマイクか確かではない(彼がマイクかどうか、わからない)」の意味です。
「I don’t know」と同じような意味でもありますが、「I’m not sure」のほうが「はっきりとはわからない」という漠然としたニュアンスがあります。
「I’m not sure if my friend will understand」
「友だちが理解してくれるか、わからない」という意味。友だちが理解するかどうか確かではないという意味が込められています。
「I want to say the station」
自分の言っていることに自信がないときに同じように使える表現に「I want to say(I wanna say)」があります。
「Did you say yesterday we meet at the park?(公園で会おうって昨日言わなかった?)」と聞かれたときに、「駅って言ったと思うんだけど……」という意味で上記の文章を使います。これは、友人同士のようなカジュアルな会話で使う表現です。
Really?/Right?
相手の言葉に反応して、「それは確かなことなの?」「本当に?」の意味で「確か」を使う場合の例文について見てみましょう。
「Really? Do I have to work today?」
「本当に? 私は今日仕事しなければならないの?」の意味。仕事するとは思っていなかったのに、それに反して「あなたは今日働かなければならない」と言われたら、こんな風に返すといいでしょう。
「Are you really a foreigner?」
例えば、とても上手に日本語を話す外国人がいたら、「あなたは確かに、外国人なんですか?」という意味で使えます。「とてもそうは思えないけれど」「信じられないけれど」というニュアンスを込められます。
「We have a meeting today, right?」
「確か、今日はミーティングがあったんですよね?」という意味で使うときの文章がこちら。文の最後に「right?」を付けて、「確か~ですよね?」と相手に確認する文になります。さまざまなシーンでよく使われますが、カジュアルな場面で多く、ビジネスのようなかしこまった場ではあまり使われません。
「確かに」の英語はたくさん
日本語で便利な「確かに」の言葉ですが、よく考えてみるとさまざまな意味で使われていることに気づきます。それぞれの意味に即した適した英語のフレーズがありますので、いくつかのパターンを把握しておくと、きっと実際の英会話のシーンで使えるはずです。
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文・構成/HugKum編集部