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青森銘菓とは
青森のグルメといえば、りんご、ほたて、にんにくなどの名前が挙がるでしょう。そして、これらを使ったお菓子やスイーツも数多く生まれています。本記事では、青森土産にも喜ばれる、青森を代表する銘菓をご紹介しましょう。
青森土産の代表格│青森銘菓【定番編】
まずは、定番のお菓子から。青森土産の代表的な存在の3つをご紹介します。
カスタードケーキ いのち
「カスタードケーキいのち」の鍵となるのは、りんごのカスタードクリーム。ふわふわのケーキの中央に、なめらかなアップルソースが詰められています。
銘菓ポイント
カスタードクリームに使われているのは、青森県産のりんご。りんごの果肉も入ったアップルクリームです。そんなクリームを、卵の風味がきいたふわふわの生地で包んでいます。青森産りんごのやさしい味がぎゅっと詰まったスイーツです。
「カスタードケーキ いのち」
「カスタードケーキ いのち」には、スタンダードな味のほか、栗ミックス、抹茶ミックスや、期間限定の味も登場します。まずはベーシックなりんご味から試してみてはいかが?
青森のにんにくせんべい
青森県産のにんにくが主役のせんべい。サクサクとした食感がたまらないおいしさの秘密。さらに、にんにくの香ばしさがあり、手が止まらなくなるはず。
銘菓ポイント
青森県は、にんにくの生産量が日本一の県。とくに有名なのが、青森県田子町です。そんな名産品であるにんにくを使ったせんべいです。青森土産として定番中の定番で、人気のあまり類似品も出回っているほどです。
「青森のにんにくせんべい」
田子産にんにく100%でできた、ひと口サイズのせんべいです。香ばしいエビとにんにくの風味が絶妙で、ビールなどのおつまみにもピッタリです。
イギリストースト
「イギリストースト」は、青森県でおなじみのご当地スイーツです。山型の食パンに、マーガリンとグラニュー糖をサンドしたもので、さっくり焼き上げたラスクです。
銘菓ポイント
昭和42年頃に発売になった「イギリストースト」は、青森県なら知らない人はいないほどの大人気グルメのひとつ。学校の売店などをはじめ、今では駅や空港など、青森県内のさまざまな場所で販売されています。
「イギリストーストラスク」
仕上げに白ザラ糖がトッピングされているから、噛むと独特のジャリッとした食感が生まれます。小さな子どもから大人まで、誰もが親しみを感じられるお菓子です。
一度は食べたいおしゃれスイーツも│青森銘菓【洋菓子編】
次は、青森で生まれた洋菓子です。おしゃれで「一度は食べたい」と思うものが見つかりますよ!
アップルジュエル
「上ボシ武内製飴所」が手がけるのが、まあるい形のジュエル。青森県産のりんごをペーストにしてたっぷり中に入れたプルンとした丸いゼリーです。
銘菓ポイント
「上ボシ武内製飴所」は、江戸時代後期に水飴を作る菓子屋として誕生しました。使う材料は、青森県産のりんごなど、地元のものが中心です。
「上ボシ武内製飴所 ジュエル3種」
つまようじでプチッと割って、つるんと皮をむいて食べられます。アップルジュエル、カシスジュエル、巨峰ジュエルの3つを楽しんで。
嶽きみプリン
「嶽きみ(だけきみ)」とは、青森県産のブランドとうもろこし。糖度が約18~20度もあり、生でも食べられる甘い味わいが特徴です。そんな嶽きみを使ったプリンが「嶽きみプリン」です。
銘菓ポイント
プリン本体だけでなく、カラメルソースの代わりに獄きみあんがトッピングされています。
「嶽きみプリン」
こちらは、獄きみプリンに、ロールケーキ、アイスクリームをセットにしたもの。どれも獄きみの自然な甘さが活きたスイーツです。
シャロン
青森県にある洋菓子店「シャロン甘洋堂」の代表的スイーツが「シャロン」。コーヒー味の生クリームを薄く丸い形のカステラにはさんだ半月型のスイーツです。
銘菓ポイント
昭和44年(1969年)に生まれてから、50年以上も愛され続けている銘菓。全国菓子大博覧会で内閣総理大臣賞を受賞したほか、数々の賞を受賞しています。
「シャロン甘洋堂 シャロン」
ふわっとしたスポンジとコーヒーの香りが際立つクリームの味わい。暑い季節なら、半解凍の状態でアイスケーキとして食べるのもおすすめです。
黒石シューロール
シュー生地とカステラで、たっぷりの生クリームをはさんだロールケーキ「黒石シューロール」。シュー生地を使っているところが、一般的なロールケーキとの違いです。
銘菓ポイント
青森の有名洋菓子店「シャロン甘洋堂」の看板メニューのひとつです。食のオリンピックと言われるモンドセレクション2020で銀賞を受賞した銘菓です。
「黒石シューロール」
2cm~2.5cmほどの厚さにカットするのがおすすめ。コーヒー、紅茶はもちろん、シャンパンやサイダーと合わせても美味です。
青森産のりんごを堪能│青森銘菓【りんごのお菓子編】
青森といえば、りんごの産地。というわけで、地元産のりんごを使った銘菓もチェックしてみましょう。
気になるりんご
「気になるりんご」は、シロップに漬けたりんごが丸々入ったパイ。丸ごと1個のりんごが、ドン!とそのまま入っているため、食べ応えも十分あります。
銘菓ポイント
使用しているりんごは、青森県産のふじ。適度にシロップに漬けて、瑞々しい食感を残したまま焼きあげています。
「気になるりんご」
箱から取り出したときの存在感も抜群。可愛らしい四角いパッケージを目印にしてみて。
たわわ
青森で育ったりんごを使ったアップルパイ「たわわ」。バターをたっぷり使った自家製パイ生地に、青森県産紅玉のグラッセをサンドしています。
銘菓ポイント
大正時代に創業したという地元の老舗店「おきな屋」が作っており、皇太子殿下に献上したこともあるという銘菓です。
「おきな屋 たわわ」
紅玉のドライフルーツを洋酒に漬け込み、グラッセにしたものをパイ生地でサンドしています。バターの香りと、サクサクとした食感が特徴です。
奇跡のりんごかりんとう
青森県弘前市にある人気フレンチレストラン「レストラン山崎」が作ったかりんとう。地元の農家が、不可能と言われていた自然栽培で育てたりんごを使っています。
銘菓ポイント
果肉も皮も種も、すべて生地に練りこみ、低温で揚げています。カリカリの食感が心地いい、かりんとうです。
「奇跡のりんごかりんとう」
添加物不使用の素朴な味。りんごのおいしさをそのままいただけます。子どものおやつにも、大人のお茶請けにもピッタリ。
ソフトりんご
青森県産のりんごを1㎝の厚さにカットして、そのままフリーズドライにしたのが「ソフトりんご」です。生のりんごそのものの甘みやおいしさを堪能できます。
銘菓ポイント
青森県青森市にある「ハトヤ製菓」が作るお菓子で、王林、ふじの2種類のりんごを使っています。2種類でどちらが好みか、食べ比べても面白そうです。
「ソフトりんご」
ふじのソフトりんご。添加物不使用で、りんごそのものの味わいだから、ヘルシーなおやつになりますね。
パティシエのりんごスティック
青森県を中心に展開する菓子店「ラグノオ」が作る、アップルパイです。スティック状になった食べやすい形が特徴のひとつです。
銘菓ポイント
アップルパイの中に入っているのは、青森産のふじ。大きめにカットしてスポンジ生地と一緒にパイ生地で包んで焼き上げられています。年間で1000万本も売れているという人気のスイーツです。
「パティシエのりんごスティック」
りんごのシャキシャキした食感が残っていて、ジューシーさもあって食べ応えもあります。全国菓子大博覧会で金賞を受賞しています。
羊羹・かりんとうも!│青森銘菓【和菓子編】
青森には、和菓子だってたくさんあります。
かしす羊羹
青森県は国産カシスの生産量日本一。冷涼な気候のもと、立派なカシスが育っています。そんな青森産のカシスを羊羹にしたのが「かしす羊羹」です。
銘菓ポイント
「かしす羊羹」を作っているのは、明治24年(1891年)創業の老舗和菓子店「甘精堂」。地元産のカシスを白あんと練り込んでいます。
「かしす羊羹」
「かしす羊羹」の他に、昆布を独自の製法で粉末にして白あんと練り込んだ「昆布羊羹」、厳選された小豆を使った「煉羊羹」の3種類の詰め合わせです。
板かりんとう
名前の通り、板状に薄くしたかりんとうで、小麦粉や黒ごまなどに蜜を混ぜて、薄くカットして油で揚げています。せんべいのように気軽に食べられます。
銘菓ポイント
「板かりんとう」は、青森市浅虫温泉の名物。パリパリとした食感が人気です。
「板かりんとう」
あっさりとした味わいで、油で揚げているのに胃にもたれるような感じがありません。保存料不使用。
なかよし
「なかよし」は、イカとチーズを組み合わせて作ったお菓子。イカの水揚げ量日本一である八戸で人気の珍味です。
銘菓ポイント
日本有数の港町、青森県八戸市。イカやサバなどが毎日水揚げされる場所で、そんなイカを使って生まれたのが「なかよし」です。
「なかよし」
良質のイカと特製チーズの組み合わせが絶妙。ビールや日本酒のあてに最高!
青森スイーツを満喫して
青森県といえば、りんごのほか、お酒などの名産地としてもよく知られています。青森に出かけたときは、それらを使った銘菓をお土産に買っていってもいいですね。また通販で購入できる青森のご当地スイーツも数多くあります。雪国で生まれたおいしいお菓子を見つけてみませんか?
文・構成/HugKum編集部