調理法がいたってシンプルな豚丼はレシピも豊富で、多くのスタイルで親しまれています。数多い豚丼レシピの中から、今回は卵とじと、味噌煮込みの作り方をご紹介いたします。その他、アレンジする方法や、おすすめの献立など、詳しい情報をご覧ください。
多様な豚丼スタイル
ビタミンB1がたっぷりの豚肉は、糖の代謝を促し、疲れにくい体を作る食材です。疲労回復に欠かせない栄養素が含まれるので、元気がない時、疲れがとれない時などには積極的に摂ることで効果が期待できますよ。味の面でも人気が高く、多様なスタイルを持つ豚丼について、魅力をまとめました。
人気の豚丼
豚丼に使われる豚肉はロースやバラ肉が多く、これを炭火で焼けばより一層香ばしさが味わえます。
一般的には手軽なフライパン調理が主流で、玉ねぎや長ネギと共に、砂糖しょうゆのタレで絡めます。トッピングには白髪ねぎ、グリーンピースが使われることも。
お好みの味にアレンジするなら、七味唐辛子、コチジャン、にんにく、柚子胡椒などが活躍します。お好みによって調節がしやすい面も、豚丼の特徴です。
吉野家
若いファンが多いチェーン店「吉野家」の主力メニューといえば牛丼ですが、じつは豚丼も根強い人気があります。
味付けは牛丼用に似たタレが用いられ、豚ロースがもつ脂の旨味と、玉ねぎの甘さが美味。牛丼と同じく、トッピングには紅しょうがが欠かせません。
豚丼発祥の地、帯広の豚丼について
豚丼は全国各地で愛されるメニューですが、じつは北海道の帯広市の郷土料理でもあります。
明治時代末頃から養豚業が盛んだったことから、豚肉が身近で手に入りやすい食材でした。これを炭火焼にし、うなぎの蒲焼風のタレを絡めて丼にしたのが始まりなんだとか。今でも帯広市内には豚丼を提供するお店が多く、訪れる観光客からの支持も絶大です。
豚丼の人気レシピ2選
お家で作れる、豚丼のレシピを2品をご紹介します! ぜひご覧ください。
豚こまと卵で作る、豚とじ丼
価格の安い豚こま肉を使って、卵とじの豚丼を作ります。
・材料
(2人分)
豚こま 150g
【A】
しょうゆ 大さじ3
酒 大さじ2
みりん 大さじ 2
砂糖 大さじ1
だし 1カップ
長ネギ(玉ねぎでも) 1本
卵 2個
三つ葉 適量
温かいご飯 4人分
・作り方
【1】長ネギを斜めに薄切りにします。玉ねぎの場合は、縦半分に切った後、繊維に沿って薄切りにしてください。
三つ葉は2cmの長さにカットします。
卵はボウルに割り入れ、溶いてください。
【2】フライパンに【A】を入れて火にかけ、フツフツしてきたら豚肉をほぐしながら加えます。味がつくまで煮てください。
【3】長ネギを加え、再びフツフツするまで加熱します。
【4】中火にして卵をまわし入れます。
周囲が固まってきたら、三つ葉を散らし、フタをして火を止めます。
【5】ご飯を盛り付け、【4】を汁ごとのせてお召し上がりください。
豚ロースで作る、味噌すき丼
味噌の旨味で豚のコクを引き出します。具材を豊富に入れて栄養面のバランスも良好です。スタミナ補給に役立ちますよ!
・材料
(2人分)
豚ロース薄切り 150〜200g
長ネギ 1本
しいたけ 2つ
糸こんにゃく 100g
焼き豆腐 100g
しょうが ひとかけ
【A】
酒 大さじ2
赤味噌 大さじ2
砂糖 大さじ1.5
しょうゆ 大さじ1/2
だし 200ml
温かいご飯 2人分
・作り方
【1】長ネギは斜め切りにします。しいたけは石づきを外し、半分に切ります。しょうがは薄切りにしてください。糸こんにゃくは軽く湯がき、焼き豆腐は食べやすい大きさにカットします。
【2】【A】の調味料をフライパンに入れ、加熱します。フツフツしたら中火にし、【1】と豚ロース薄切り肉をほぐしながら加えます。
【3】肉に火が通ったら大きく混ぜ、味を全体に行き渡らせてください。
【4】温かいご飯を盛り付け、【3】を汁ごとのせます。
豚丼の献立と組み合わせ
豚丼を中心にした献立の場合、栄養の偏りを防ぐために、合わせる副菜で工夫をしましょう。豚丼に合う副菜とは、どのようなものが挙げられるのでしょうか?
豚丼に合わせるおすすめの副菜
豚丼には野菜を中心にした副菜を合わせると栄養バランスが整います。
野菜類を加えた味噌汁や、サラダの他、さっぱりした酢の物や、あえ物もおすすめ。食物繊維が多いごぼう、ほうれん草などを盛り込み、よく噛んで食べるように促しましょう。咀嚼によって、満足感も高まります。
気になるカロリーは
豚丼はご飯と一緒に口にすることから、カロリーは270kcalと高め傾向。炭水化物量が気になる場合は、ご飯の量を少なくして調節してください。
また、豚バラ肉よりも脂身の少ない豚ヒレ肉、豚モモ肉への変更がカロリーオフに有効です。
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お取り寄せで楽しむ豚丼
凝った料理を作れない時、忙しい時には、冷凍の豚丼があれば心強いものです。焼くだけ、または温めるだけの商品がお取り寄せできますから、ご活用ください。しっかりと栄養を補給して、また明日もがんばりましょう。
豚丼 北海道直送
特製タレに漬け込んだ豚肉が1人前ずつ冷凍されて届きます。別袋のタレと合わせてフライパンで調理するだけ。温かいご飯にのせてお召し上がりください。お弁当、夜食に便利です。
吉野家 牛豚食べ比べセット 各5袋
電子レンジ500wで3分の加熱をするだけで、お店の味が食べられます。湯煎なら約4分。肉うどんなどのアレンジメニューへの利用もでき、冷凍庫に常備しておけば最強かもしれませんね。
健やかな生活の源、豚丼のある食卓に
お子さん人気が絶大な豚丼についてまとめました。ジューシーに焼かれた豚肉と、甘辛いタレが染みたご飯は相性抜群です。付け合わせの野菜や汁物と合わせて用意し、日々のできごとを耳にしながら、楽しい食卓にしてみてください。疲労回復に役立つ豚肉が、健やかな身体の発達を後押ししてくれることでしょう。
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構成・文・写真(一部を除く)/もぱ(京都メディアライン)