【中学受験】ついに本番!「これはまずい…」試験当日、保護者が準備で失敗したことを調査。先輩たちの反省から学ぶ《HugKum総研》

2026年の中学受験シーズン、いよいよ本番間近。これまでお子さんと二人三脚で歩んできた日々も、いよいよ集大成。親としても「最後になにか漏れはないか」「当日、自分はどのように動くべきか」と、不安が募ってくる時期かもしれません。

中学受験は「親の受験」とも言われるほどサポートの比重が大きいもの。どれほど入念に準備をしたつもりでも、予期せぬトラブルが起こったり…。そこで今回、実際に中学受験を経験した先輩保護者の皆さんに緊急アンケートを実施。2026年組の皆さんに役立つ、リアルな「失敗談」と、それを補完する「やってよかったこと」をまとめました。本番を最高の状態で迎えることができますように!

【調査概要:調査対象/HugKumメルマガ会員 0歳~12歳のお子さんがいる97人】

【受験直前期】当日の明暗を分けるのは「想像力」の差

試験当日の朝に親が焦ることは、お子さんのメンタルに直結。想定外のことも起き得ることを考え、まずはその直前期、準備段階での先輩たちのポイントを見ていきましょう。

Q1.中学受験の当日に向けた準備で「失敗した」と思うことは?

アンケートから見えてきたのは、細かな持ち物の見落としや間際のバタバタです。

▼経験者からのアドバイス

・「手袋をさせればよかった!」指先の冷えが命取りに

当日の朝、放射冷却ですごく冷え込んで、試験会場に着いたときに子どもの手がかじかんでいて、最初の科目の試験で思うように鉛筆が動かなかったと言われて。本当に申し訳ないことをしました。指の冷えのためにカイロを持たせる人は多いですが、回答をスムーズに書くための指先のコンディションまでは気が回らなかったという盲点。

「傘の預かりミス」の落とし穴

雨の日、試験会場の入り口で子どもと別れる際、傘を持たせたまま試験会場へ行かせてしまいました。校内では邪魔になるし、緊張している子どもは荷物の管理まで頭が回りません。親が預かっておけばよかった、という意見も。

・親の待機場所が「極寒の避難所」状態に

近くのカフェがどこも満席で、けっきょく公園や駅のホームで数時間待つことに。親が冷えきってしまい、試験終了後に子どもを迎えるときに顔がひきつってしまった、という失敗談も非常に多く寄せられました。とくに2月の午前・午後入試の間の待ち時間は想像以上に過酷です。伴走する親がダウンしてしまっては、元も子もありません。控室が用意される学校もありますが、かえって親の側が緊張に飲まれてしまうケースも。試験後にお子さんと待ち合わせる場所と時間を確認しておき、親の待機場所はいくつか候補を用意しておくのが◎。

・「デジタル誘惑」への対策不足

「ゲームを禁止したら、今度はタブレットの電子マンガに夢中になってしまった。直前期の娯楽のコントロールを、もっと具体的に決めておくべきだった」という、現代ならではの後悔も。ただ、お子さんも緊張まっただ中、ストレス過多で不調になってしまっても困るので、多少の娯楽に関しては親子や家族間でしっかり約束して決めておくことも必要ですね。

Q2.中学受験の当日のために「準備してよかった」ことは?

失敗を未然に防いだ先輩ママパパたちは、「徹底的なシミュレーション」を行っていました。ぜひ見習いたいコツが詰まっていました。

▼経験者からのアドバイス

・「1年前からの宿確保」「当日の電車に実際に予行乗車」が心の余裕を生む

試験会場近くのホテルを1年前に予約。当日の朝、満員電車の遅延や混雑を心配せずに済み、子どももゆっくり起きて朝食を食べられた。この「ゆとり」が合格への第一歩だったと思う、とのこと。受験校選定もギリギリまで決まらないことがほとんどなので、なかなか1年前の予約は難しいかもしれませんが、遠方の受験だけでなく、たとえ都内近郊、関東近県でも、「朝の時間を買う」戦略は有効なのかもしれません。

自宅から受験校に電車やバスで向かうにしても、快速電車や各駅停車など、混雑や遅延の情況、小学生男子でも乗車できる女性専用車両の有無や位置など、あらかじめ下見で通学路を一度でも通っておくことをおすすめします。

・「塾の先生へのあいさつ」でモチベーションを最大化

試験の前日に塾へ行き、子どもが信頼している大好きな先生に励ましてもらった。やはり中学受験のプロである先生の言葉は重みが違い、時間を見付けて会いに行って良かったとつくづく思った。

子どもの顔つきがガラッと変わり、やる気スイッチが入ったという意見がありました。親の言葉よりも、今まで一緒に戦ってきた、子どもが信頼する先生の一言が効く場面もあります。

また、塾に直接行けなくとも、子どものお気に入りの先生に電話をつないでもらうなど、事前にことづてしておいたり、時間の都合を伺っておくなどするのも、子どものスイッチを入れつつ、ちょっとした会話をすることで、過度な緊張もほぐせるかもしれません。

・「昼食難民」を回避する複数候補のリストアップ

子どもの気分に合わせて選べるよう、レストランだけでなく、サッと食べられるベンチのある公園や、テイクアウトできるお店を複数リサーチしておいたのがよかった、という声も。

午前と午後の入試がある日。当日は学校近辺のどのお店も受験生親子であふれかえるため、次の試験の集合までの限られた時間内でスムーズに昼食ができるよう、このリサーチが生死を分けます。お弁当を持参し、午後受験校の控室で食べることも可能な場合もありますが、その受験前の雰囲気が苦手な場合も…。子どもの試験時間中に一度帰宅して、お弁当を作ってから迎えに行く、という声もありました。

・「ゼリー」「栄養調整食品」「ブドウ糖」などの携帯食や温かいお茶

試験の合間にサッとエネルギー補給できるゼリー飲料や栄養調整食品などは必須。緊張で食欲がなくても、これなら口にできたという実用的なアドバイスは役立ちます。お子さんのホッとする飲み物を水筒に持たせても。

他に、脳へのエネルギーとなるブドウ糖として、ラムネなどを試験の休み時間に食べて、次の教科へ備えることもおすすめ。ただし、学校によっては、休み時間の飲食が可能か、入試要項などでの確認が必要です。

・家族全員、とにかく健康管理を徹底!

受験生のお子さんのほか、きょうだいも含め、徹底的に風邪など健康管理をしている家庭はほとんどでした。また、混雑した場所へ行くのも親子ともしばらくはやめておいたり、栄養バランスのとれた食事を工夫したりしているなど、まずは試験当日に試験会場へ行く体に整えておく徹底さが見えました。

【当日編】親の「一言」と「立ち振る舞い」が結果を変える

Q3.中学受験の当日に「失敗した」と思うことは?

いよいよ試験当日。親の行動は、一挙手一投足で子どもを安心させることもあれば、プレッシャーを与えることもあるため、事前に心得ておきたいですね。

当日の失敗で最も多く寄せられたのは、親の過度な干渉や、緊張の伝染でした。

▼経験者からのアドバイス

・「友達の親との会話」が子どもを不安にさせることも

会場で知り合いのママ友を見付け、話し込んでしまい、その間子どもが困っていることに気づけなかったという反省も。親の社交とはいえ、試験当日は、かえって子どもに緊張させてしまうことも。

・携帯電話の受け渡しミス

試験会場内に携帯を持ち込めない学校だったが、子どもに持たせたまま送り出しそうになった。別れ際に慌てて回収したが、そのバタバタが動揺につながってしまった。

携帯電話以外にも、持ち込み禁止物の確認は、校門をくぐる直前ではなく、家を出る前、前日までに行っておくべきですよね。

・「頑張れ」という言葉が呪いになることも

良かれと思って、何度も『頑張れ』『落ち着いて』と言ってしまって、それが逆にプレッシャーとなり、子どもの顔がどんどんこわばってしまった。もっと別の言葉をかけるべきだった。

これは多くの方が失敗したことがあるはず。この言葉がパワーになる子と、逆にプレッシャーになる子といるので、さりげなくいつも通りに見送れるといいですね。

Q4.中学受験の当日に「してよかった」と思うサポートは?

逆に、お子さんのサポートに成功した親御さんは、「いつもの空気感」を作るプロでした。

▼経験者からのアドバイス

・実力を認め、全肯定する声かけ

「『ここまで本当によく頑張ってきたね。今日はその頑張りを、神様に見せてくるだけだよ』と伝えた。結果ではなく過程を褒めたことで、子どもの肩の力が抜けたのが分かった」という素敵なエピソードが。

・「いつも通り」のルーティンを死守

特別なことは何もせず、朝食も子どもの好きなメニューにし、会話も昨日のテレビの話など普段通りに。これが一番の緊張緩和になった、という声も多くありました。

試験という特別な日でもいつも通りの親子の雰囲気で、いつものルーティンを行い、何か新しいことはしない。そうすることで、子どもに過度に緊張させない、とご家庭でルールを決めていた方も。

・合格発表後の「伝え方」を事前に合意

合格発表を親が先に確認するのか、子どもと一緒に見るのか、あらかじめ話し合っておいた。結果が出た後、親がパニックにならずに済んだし、子どもに伝えるタイミングもスムーズだった、という意見も。

2月1日からは、試験と合格発表と、連日怒濤のスケジュール。試験後のフォローまで含めた準備が奏功した例ですね。

・掃除で「邪気」を祓う⁉

家の中を徹底的に掃除しておいた。親の心の整理にもなるし、子どもが帰ってきたときに気持ちよく過ごせる環境を作っておくことで、親自身の焦りも消えた。なるほど、意外にも重要なポイントです。

子どもが受験中に手がつかないなど不安に陥るより、連日の試験とそのサポートで忙しい親も、自分の時間を持ち、リラックスしたり別のことに頭を切り替えたりして過ごすことで、試験が終わったお子さんを万全に迎えられそうです。

子どもが安心できるように、親自身のコンディション作りも忘れないで!

私自身、今振り返ると、自分が張り切って送迎したものの、過度な緊張と寒さで疲れて翌日は夫が送迎したり、好物のお弁当を作ったり、はたまた昼食を買ったり、と中学受験の本番が始まってからも、いろいろと臨機応変で対処したのを覚えています。

子どもを笑顔で迎え、夕食を作って翌日に備えるために、試験時間中にマッサージに駆け込んでスッキリしたことも。親のコンディションが万全でなかったり、ちょっとした緊張があったりすると、その不安は子どもに伝わります。親も自分自身の防寒や健康管理、コンディションの調整も、立派なサポート。

お子さんを信じて、いつも通りの環境を淡々と整え、親御さんの穏やかな笑顔であと少し、お子さんのサポートを頑張ってください。皆さんのご家庭に、最高の笑顔があふれる春が来ることを心より応援しています!

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構成・文/羽生田由香

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