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持ちやすくて、おしゃれな鉛筆~スタビロイージーグラフ


支援員さんおすすめは、ドイツ生まれのかきかた鉛筆「イージーグラフ」。三角形で持ちやすく、指を置く位置にくぼみがあります。
人間工学に基づいた指を置くためのくぼみが、支援のための工夫というより、デザインの一部になっているところがいいですよね。右利き用と左利き用のくぼみがあり、左右どちらの利き手の子にも使えます。

くぼみに指を置くと、鉛筆が書きやすい傾斜になりますが、それだけではありません。支援員さんは、次のように話します。
“支援グッズっぽい”ものを嫌がる子は少なくないんです。特に通常級にいる子は、“みんなと違う”ことに敏感です。その点、スタビロは海外製品らしいデザイン性があり、“かっこいい文具”として持ちやすい。
放デイの子どもたちに聞くと、鉛筆は「転がらないから」という理由で六角形が主流でした。
濃さは、10人中7人が2Bを使っています。ひとりの子が、HB、B、2Bを使い分けているケースもあって、文章用と計算用に使い分けているのかもしれません。
握りやすさということでは、三角形の「くもん」の鉛筆は太くて持ちやすく、書きやすいので昔から人気です。今回の聞き取りでも低学年でくもんの鉛筆を使っている子はいましたが、高学年になるといません。シャープペンに移行しているようです。
株式会社マークス https://www.stabilo.com/com/japan
書き心地がよく、グリップの小さな四角いラバーで落ち着くシャープペン~スマッシュ

小学校によっては禁止されているシャープペンですが、使っている子は結構いました。最近のシャープペンは持ちやすくて書きやすく、芯が折れにくいものが増えています。デザインもかっこいいものが多い。
スマッシュを愛用しているのは小学校高学年に多く、次のように語ってくれました。
書き心地いいだけではなく、グリップに小さな四角のラバーがついていて指先にフィットした感触が、触るとプチプチとした感触が心地いいんです。緊張したときも、グリップを触っていると落ち着くことができます。触り心地だけではなく、ノックを押したときのカチッとした感触で、勉強に気合いが入ります。


書き心地がいいのはもちろん、緊張を和らげたり、気持ちの切り替えをしてくれたり。感触がメンタルに影響しているのは意外でした。
書きやすさの工夫としてペン先(先金=さきがね)も重要
「ペン先が長めなので、ノートをとるときや線を引くときに見やすいです」と愛用の男の子。

そのほかにも、お気に入りのシャープペンとして高学年男子たちがあげてくれたのはこちら。いずれも、「握りやすい、持ちやすい」ということで使っているそうです。振ると芯が出ます。
高学年男子に人気の2つのシャープペン~Dr.Grip &ステッドラー
握りやすくて持ちやすい太めのグリップ。振ると芯が出ます。

株式会社 パイロットコーポレーション https://www.pilot.co.jp/promotion/special_sites/drgrip
手にフィットする太めの三角軸。転がりにくい形です。

ステッドラー 日本株式会社 https://www.staedtler.jp/products/sharp/sharp.html
持ちやすくて、消したい場所が狙いやすくなる消しゴム~アインクリック

子どもたちに聞いてみると、消しゴムを選ぶ基準のベスト3は、1位持ちやすい、2位ノートがくしゃくしゃにならない、3位小さな字を消せるでした。「持ちやすい」は、とても重要。持ちやすいと力がうまく入って消しやすくなり、ノートもくしゃくしゃになりません。
支援員さんに聞いてみると、イチ押しの消しゴムがぺんてるの「アインクリック」でした。「三角なので指が安定しやすいんです。指が安定すると、力の入れ方も安定の、“消したい場所”を狙いやすくなるんです」と、支援員さん。



うまく消せないのは、決して雑なのではなく、安定して持つことができないため、力がうまく入らない消しゴムを使っているからかもしれません。
消しゴムは、それほど高いものではありません。いろいろな種類を購入してご家庭で試してみるのもいいかもしれませんね。
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教えてくれたのは
元子育て雑誌編集者。道具で発達を支援するネットショップ「tobiraco」を運営。現場で効果のあった教材を特別支援学校の先生と商品化。商品化された教材は「トーキングゲーム」「すきなのどっち?」「見る目をかえる 自分をはげますかえるカード」「きもち.つたえる・ボード」「トライゲーム やってみたいのはどっち?」など。また医師と放課後等デイサービスとで「療育アロマ」を共同開発。「安心にまさる環境なし」をモットーに教材から生活用具まで販売。編集した書籍に、『発達障害の子のためのすごい道具』(安部博志・著 小学館)、『自信を育てる発達障害の子のためのできる道具』(佐藤義竹・著 小学館)がある。
