「3つ同時進行は当たり前」「朝食はレンチン」朝時間のマイルールをママパパに聞いてみた!

「ママ、朝はどうしてそんなに怒りっぽいの?」そんな風に子どもに言われた経験はありませんか? 家族が時間に遅れないように起こして、朝ごはんを食べさせ、同時に家事もやって、自分の準備も…!そんなバタバタの朝時間、みんなはどう乗り切っているのでしょうか。 今回は、朝時間をスムーズにするみんなのマイルールをアンケート調査から深掘りしてみたいと思います。

パパ、ママ、子ども、何時に起きている?

マイルールの前にチェックしたいのが、みんなの起床時間。パパ・ママ・子どもの起きる時間をそれぞれ見ていきましょう。

ママの起きる時間、6時台が半数以上

回答者の総数は991人(男性207人・女性784人)

ママの起床時間についてのアンケート結果がこちら。6時頃がもっとも多く、全体の半数以上が6時台に起きているということが判明。5時台も179人と2割近くいることから、ママは早起きの傾向にあるようです。自分の支度だけでなく、家族の朝食の準備や子どもを送り出す支度などをママが担当しているご家庭が多いため?!

パパの起きる時間も6~7時が大多数

パパの場合は6時ごろ、6時30分ごろ、7時ごろの3つの時間帯に票が集中しているものの、ママよりも全体的に票がばらけています。平均するとママよりもパパの方が少し起床時間が遅いですが、そこまで差はない様子。8時以降に起きるパパも全体の約10%ほどいるようです。

子どもの起きる時間は7時ごろが圧倒的多数

子どもは、約4割が7時ごろに起床しているという結果に。アンケート結果から見ると、パパ&ママが先に起きて朝食の準備や自分の身支度を進めつつ、あとから子どもを起こすというパターンが多そうです。子どもの場合は未就園児かそうでないか、また登園・登校時間によっても起きる時間に差が出そうですね。

みんなの朝時間のマイルールは?

自分の支度、家事、子どもの世話などが重なってとにかく慌ただしい朝。少しでも余裕を持って全てのやるべき事を進められるよう、自然とマイルールを設けている人が多いよう。そこで、スムーズに朝時間を過ごすために世のパパ&ママたちが自分の中で気をつけていることや決めていることを聞いてみました。

①「家事のマイルール」は効率重視

豪華な朝ごはんは理想だけど、実際は…

朝は複数の家事をうまく組み合わせて同時進行でやる、という意見が特に目立ちました。朝ご飯は洗い物が極力出ないメニューを選んだり簡単なもので済ますというご家庭が多く、ドラマでよく見るような品数の多い豪華な朝ご飯を用意するのは、現実ではなかなか難しいようです。

「朝食はパターン化してローテーションすることで手間を省いている。自分はプロテインやヨーグルトなど簡易なもので済ませている」(東京都・女性)

「朝は子どもたちに何があるかわからない(ぐずり具合も)ので、出勤前の支度は朝起きたらすぐにやっておく!自分の朝ご飯が食べられなかったとしても、身だしなみさえできていればなんとか仕事に行くことができるので!」(宮城県・女性)

「鍋を出すと洗い物が増えるので、朝は調理せず、朝ご飯は作り置きをレンジでチンするようにしている」(鳥取県・女性)

「朝2階からフローリングワイパーで床の埃や髪の毛を掃除しながらリビングに降りてくる」(石川県・女性)

「一石二鳥になるように、2つ3つのことを同時にやるようにしています。例えば、お湯を沸かす・化粧水をコットンに浸み込ませてパック・携帯をチェックする、など」(長野県・女性)

「シートパックをしながら皿洗い。おすすめです」(東京都・女性)

「朝は栄養バランスを無視!食べやすく片付けやすいもののみ!テレビはお仕度が終わってから!」(東京都・女性)

②「前日準備のマイルール」は段取りがポイント

洗濯物を干すところまで夜にやっておく

朝のバタバタを防ぐため、できる限りのことは前日夜に済ませておくという人も多数見られました。洗濯も干すところまで夜のうちに終わらせておくというのをルーティン化しているご家庭が多い印象。確かに夜にドラマなどを見つつ洗濯物をながら作業で干してしまえば、効率がいいですね。

 

「なるべく前日の夜に洗い物は全部済ませ、お弁当箱や水筒をキッチンにセットしておく」(福井県・女性)

「前日に朝食のメニューと翌日の気温をチェックして子どもの服をどれにするか考えながらベッドに入ると、朝から慌てることなくスムーズに準備ができます」(山口県・女性)

「ゴミを前日に用意して、スムーズに捨てられるようにする」(神奈川県・男性)

「夜にお弁当を作っています。朝ごはんはパンにしていて準備いらず。夜はしっかりと作ります」(東京都・女性)

「作り置き料理を冷蔵庫に入れていて朝ごはんと弁当のおかずはできた状態で朝を迎えています。離乳食も1週間分作って冷凍してあるので慌てません」(佐賀県・女性)

「前日の夕飯のおかずを次の日のお弁当のおかずとして取り分けて置く。入浴後に洗濯機を回して部屋干しして扇風機を回しておき、翌朝外に干す」(栃木県・女性)

③「子どもへのマイルール」は工夫と忍耐

朝もマイペースな子どもたちに内心イライラ、でも…

自分1人の支度ならスムーズに進むけれど、そこへ子どもが加わるだけでうまくいかないことの連続…。親になって初めて知ることですよね。「思い通りにいかないのは当たり前」ということを頭に置きつつ、そのうえでどう子どもの機嫌を保つかが勝負のようです!

「早くしてと子どもを急かしたくなるけど、我慢する。怒ってしまうと余計に行きたくないと言って準備に時間がかかるから」(静岡県・女性)

「子供に朝の支度が早く終われば家を出る時間までゲームで遊ぶことを許すと、着替えや朝食を早く済ませてくれる」(大阪府・女性)

「子どもをなるべく機嫌よく起こす。起きたらすぐにハグをする」(岐阜県・女性)

「子供の服は、1週間分(平日5日分)小分けケースに入れて、カラーボックスに収納してある」(茨城県・男性)

「朝食が終わったらすぐに歯磨きや着替えに誘導し、幼稚園のカバンは準備しておく。自分も仕事に出かける支度に忙しいが、うちは自分より子どもを優先した方が早いことがわかった」(神奈川県・女性)

「子供たちに時間を気にするよう声がけをするようになりました。時計が読めない時はテレビのこの番組が終わるまでに〇〇をする、など決めるようにしました」(茨城県・女性)

④「家族のマイルール」は渋滞回避と分担にあり

洗面所は使う時間をずらすとスムーズ

家族間のルールで特に目立った意見が、『洗面所を使う時間をずらす』というもの。家族が朝確実に使う洗面所。そこが渋滞してしまうと全員の支度に影響が出るため、みんなが起きる前にママは自分のメイクを済ませておく、ママが朝食を作っている間にパパが使う、という風に洗面所の滞在時間がかぶらないよう工夫しているご家庭が多いようです。

「洗面所を使用する時間が重ならないように順番が決まっている。」(福島県・男性)

「朝の支度は夫が担当。前日のうちに朝の着替えや朝食などを用意している様子。帰宅後は私のワンオペなので、お風呂の掃除や寝衣の用意など帰宅後の支度は朝するようにしています。」(埼玉県・女性)

「子供たちが自分の支度をできるよう、必要なものはリビングに置いています。洗面所などは使いながら(歯を磨きながら)掃除できるよう、ペーパータオルを常備しています。」(茨城県・女性)

「朝食は父親と子どもの3人で食べてもらう。その間に私は洗濯をしたりお弁当を作ったりしている。」(大分県・女性)

「夜のうちに準備をほぼ済ませる。家事は夫、私は子どもの世話をするという役割分担と、ほぼ毎日ルーティンになるように何時に何をするという手順や役割を夫婦間で明確にしておく。」(東京都・女性)

「テレビは滅多に付けないでラジオにしています。身支度したり朝食をとっている間はラジオに耳を傾けて、手を動かしています。スムーズに動けます。」 (茨城県・女性)

⑤「自分だけのマイルール」は心の余裕を生む

起きるまでの10分間はベッドで携帯チェック

面白かったのが『自分だけのマイルール』。自分に厳しいルールを設けている人もいれば、逆に甘やかすルールを設けている人もいるということが判明。どちらにも通じるのは、「心の余裕を持てるためのルール」だということ。自分に合った方法で、少しでも朝の時間と自分の心にゆとりを持ちたいものです。

「実際に起きる10分前にアラームをセットして、起きるまでの10分間はスマホを見ながら布団の中で休む」(北海道・女性)

「スムーズに過ごすために、自分の余裕を持つため少し早めに起きています。撮りためたドラマや映画を観るだけですが、その時間があるのとないのとではかなり毎日の効率が変わります。」(京都府・女性)

「なるべく携帯は触らないようにしています。時間があっという間に過ぎてしまうため。」(東京都・女性)

「自分はパジャマは着ないで翌日着る服を着て寝ます。着替えが面倒なので。」(神奈川県・女性)

「1度座ると動けなくなるため、起きたら朝食を取る時まで座らない。起きたらそのままやらなければならないことを済ませて食べる時になるまで座らない。」(千葉県・女性)

「全部完璧にやろうとせず、その日の流れに任せる。子どもが元気に登園することが第一優先、それ以外は適当でOK、と思うと気が楽になる。帰宅して部屋の汚さにゾッとする時もあるし、夕ご飯がレトルトの時もあるけど、汚くても死なないし、レトルトご飯は子どもにとってはスペシャルで喜んだりもするし、まぁいいか、と開き直ったら強い。」(東京都・女性)

心にゆとりを持てる「マイルール」で1日の始まりを気持ちよく!

朝の時間がうまく回るとその日1日を気持ちよく過ごせるもの。全てを完璧にこなそうと頑張りすぎると辛くなってしまうので、家族で協力して役割を分担する、手を抜けるところは抜くなど、自分が少しでもラクになる方法で1日の始まりを余裕を持って迎えたいですね。

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文/鈴木美奈子

構成/HugKum編集部

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