短冊切りとは?
まず、短冊切りって何かご存じですか? なんとなく聞いたことはあるけどよくは知らない、やったことがないという人もいるのでは?
料理に何かと便利な人参の短冊切りについて、今回はご紹介します。
短冊切りの読み方
にんじんの短冊切りとは、七夕に飾るような短冊に似ていることから、「たんざく」切りと言います。
どんな切り方?
縦長の薄めに切る方法です。千切りよりも幅があるので、比較的切りやすく、子どもと一緒のクッキングにも向いています。
にんじんの短冊切りのやり方
にんじんの短冊切りの方法をチェックしていきましょう。
手順①
まず、にんじんの皮をむきます。そして、にんじんを縦に置いたら薄めにカット。長さを4~5cmに揃えます。
手順②
板状にカットしたにんじんを、さらに幅3〜4mm程度の細切りにします。
手順③
すべて均等に切りそろえたら、短冊切りの完成!
画像はじゃっかん「細切り」に近い「短冊切り」。手順①で最初ににんじんを切るときの幅が「短冊」の幅になります。
いっしょに料理するほかの食材の火の通りやすさにあわせて、薄さや幅を調整しましょう。
にんじんの短冊切りの使い方
にんじんの短冊切りは、薄切りなので、火が通りやすく炒め物や汁物に向いています。
八宝菜
たくさんの野菜と合わせる炒め物も、短冊切りで薄くなっているので、味がしっかりと染みておいしく仕上がります。
●調理のポイント
薄切りで火が通りやすいので、他の野菜と一緒に炒めても同じタイミングで仕上がります。
シーチキンとにんじんのおつまみ
子どもも食べやすく、簡単なおかずにもぴったりなシーチキンとのおつまみ。まずは、にんじんをレンジで温めます。そのまま油で炒め、そこにシーチキンも投入。仕上げに、鰹節をかけてもおいしいですね。
●調理のポイント
シーチキンは油ごと入れると、にんじんにも味が移り香ばしく食べられます。
豚肉の生姜焼き
豚肉だけでなく、玉ねぎやにんじんも一緒に入れる具沢山アレンジ。栄養が一気に取れるので、子どものメニューにぴったり。
豚肉を先に炒めたら、一度取り出します。再度油を入れて、玉ねぎ、にんじんを投入。しんなりとなるまで炒めたら、豚肉と合わせ、味つけをして完了です。
●調理のポイント
豚肉を先に取り出すことで、肉が硬くなることもなく、また、野菜を焦がす心配もないので、このひと手間が重要です。
にんじんの短冊切り保存方法
短冊切りしたにんじんは一気にたくさん作っておくと便利。そのままにしておくと乾燥しやすいので、冷凍保存するのがおすすめ。
生のままジップロックで保存
短冊切りにしたらそのままジップロックへ。凍らせるとくっついて固まりますが、手で揉むとばらばらと離れるので便利。
茹でで保存
にんじんは茹でで保存するという方法も。
少し厚みのある切り方などの場合には、一度茹でてから冷凍するほうが、使い勝手がいいかもしれません。お湯で茹でるよりも、レンジでチンするほうが、栄養分が逃げないのでおすすめ。
使うときは冷凍のまま
使う時には、レンジなどで解凍する必要はなく、そのまま使えるので便利。冷凍することで繊維が壊れているので、味がしみやすく一石二鳥です。
薄切りしたものは炒め物に。一度茹でたちょっと厚切りのものは豚汁などに入れるのもいいですね。
短冊切りに便利なスライサー3選
にんじんの短冊切りは、簡単とはいえ、硬いにんじんをカットしたり、また、量がたくさん必要な場合に包丁で切るのはちょっと大変。そんな場合に活用したいのがスライサーです。
下村工業 日本製 フルベジ たんざく カッター
均一な厚さの短冊切りができます。 大根やにんじん、山芋にも。丈夫で衛生的なステンレス製の刃を使用しています。切れ味にこだわる燕三条の職人の技を生かしました。伝統的な手仕事と先進的な機械加工を織りまぜて生み出された製品です。
ナガオ 燕三条 調理器セット スライサー
新潟、燕三条製のカセット式調理器セット。スライサー・おろし・千切り・つま切りのプレートがセットされています。保護ホルダー付きなので野菜が小さくなっても安全にスライスできます。収納ケースはボウル代わりになり、またすべり止め付きで作業もはかどります。
イージースライサー
輪切り・短冊切り・角切りの3種類のカットが可能。 厚さも9段階調節可能で、合計27種類のバリエーションに対応するスライサーです。 整然とカットされた食材で料理の出来栄えが格段にアップ。押し台付きでカッター部分に直接手が触れないので、お子さんのお手伝いや、手荒れやネイル等で料理しづらい人にもぴったり。使用後はコンパクトに畳めるので、収納スペースも場所を取りません。
料理に便利な短冊切りをマスターして
にんじんは栄養豊富なので、子どもに食べさせたいと思うママ・パパは多いですよね。短冊切りであれば味も染みやすく、他の具材との相性もいいので、レシピの幅が広がります。
ご紹介した以外にも、短冊切りを活用したにんじん料理を、ぜひたくさん作ってみてくださいね。
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文/松川麗 構成/HugKum編集部