もっと早く知りたかった! 誰でも読書感想文が書けるようになるワザを伝授!【ヨンデミー主催・読書感想文ワークショップまとめ】

7月30日(日)に、オンライン読書教育の習い事サービス「ヨンデミーオンライン」による無料オンラインイベント「読書を好きになる読書感想文ワークショップ」が開催されました。6~12歳の多くの子どもたちが、チャットを使ってコミュニケーションをとりながら盛り上がったワークショップ。今回は、こちらのワークショップで紹介された、誰でも読書感想文が書けるようになる読書の仕方と感想文の書き方をお伝えします!

読書感想文の作り方さえ知れば、誰でも書けるようになる!

今回のワークショップの講師は、ヨンデミーのたくほ先生。みんなが大好きなドーナツを例えにして、読書感想文の作り方をわかりやすく教えてくれました!

料理と同じ! 読書感想文の作り方を学ぼう

ドーナツを作るには材料が必要。読書感想文も同様に・・・

卵や牛乳、小麦粉といった材料が目の前にあってもドーナツは作れない…。ドーナツを作るにはレシピが必要!  読書感想文も同様に、材料(感想)が集まっていても、作り方(書き方)がわからないと書けません。

では早速、誰でも書けるようになる読書感想文の書き方を詳しく教えてもらいましょう!

鉄則:読書感想文とは自分のことを書くこと!

読書感想文でよくありがちなミスは、本のあらすじをダラダラと書いてしまうこと。読書感想文とは、「自分のこと」を書くものであり、本を読んだ感想を本の内容と比較しながら書くことがメインとなることを覚えておきましょう!

セミナーのスライドから。読書感想文は、本の内容を説明するのではなくて・・・

自分のことって何?

自分のこととは、本を読んで思ったことや自分の経験、自分だったらこうする!などを含んだ「感想」を指しています。自分のことと言われても…。と不安にならなくても大丈夫!  誰でも感想は持っているもので、初めは上手く言葉にできないだけ。「ドーナツが好き?嫌い?」「みんなはどんな人?」「どんなことを考えた?」そんな質問をしてみると感想が自然と湧いてくるようになります。

たくほ先生も、小さい頃は読書感想文を書くことが苦手だったそうです。読書を楽しんで、自分の感想にフォーカスすることを繰り返し続けていくうちに、どんどん読書感想文を書くことも楽しくなるそうです。

今回のセミナー講師・ヨンデミー たくほ先生

感想はみんな違うから楽しい!

どんな人が読むかによって感想は変わってくるので、同じ本を読んでも感想が全く違うのがおもしろいところ。

例えば、ドーナツ10個をもらいました。うれしい?うれしくない?

A.うれしい→いっぱい大好きなドーナツ食べられる!、たくさんの人と一緒に食べられる…
B.うれしくない→そんなに食べられない、昨日ドーナツを食べたからいらない、ダイエット中だから…

といった風に、ドーナツを10個もらってうれしい、うれしくないと感じるのは人それぞれで、ドーナツが好きでも、10個貰うとうれしくない場合も。ワークショップに参加した子どもたちの反応やその理由もさまざまでした。

必見! 読書感想文を書くのに大切な読書家のワザとは?

読書感想文を書くには、本を読んでいる時から材料集めがスタートします。本を読むときに、どんなことを考えながら読むと感想文が書きやすくなるのでしょうか?  読書をする時に2つのポイントを抑えて読むと、誰でもたくさんの感想がでてくるようになり、読書も楽しくなるそうです!

読書家のワザ①:思いえがく

セミナーのスライドから。「五感」とは・・・

本を読むときに思い描きながら読んでみると、感想がたくさん湧いてでてきやすくなります。その時のポイントは、「五感を働かせて読む」こと。「見る」・「聞く」・「嗅ぐ」・「味わう」・「触る」といった五感を働かせて想像しながら読むようにしましょう。

例えば、ドーナツがテーマの本の場合、丸くて穴がある(見る)、ドーナツを揚げる音(聞く)、ふわふわ(触る)などと想像しながら読むと、色々なイメージが湧いてでてきます。ドーナツが嫌いな場合や、なんだかおいしくなさそうと感じた時は、また違うように感じるはず。

感想文は、肯定的な意見しか書けないと思いがちですが、否定的な意見も正直に書いてもいいとのこと。自分が思ったことをそのまま素直に書きだしてみましょう!

魔法のコツ②:つなげる

「つなげる」とは「自分の経験と繋げる」ということ。ドーナツを食べた時や作ったことがある時はその時のことを思い出してみましょう。その時の感覚や思い出を本の内容と繋げていくと感想がどんどん広がっていきます。

自分は「登場人物と同じ経験をしたことがある?」、もし同じ経験がない場合は、「もし自分だったらどうする?」などと登場人物の気持ちになって考えてみるのがおすすめです。

読書家のワザをまとめると、上の2つ

3大要素を基礎に読書感想文をまとめていこう!

「自分・内容・感想」の3つのポイントを意識しながら並べて書いてみると読書感想文としてまとめやすくなります。『こんとあき』という本を例にして、たくほ先生が読書感想文のまとめ方を教えてくれました。

『こんとあき』作:林明子

『こんとあき』を例にとると・・・

読んでいる自分はどんな人?(自分):中学生まで子どもだけで旅行に出かけたことがなかった。

本の内容(内容):こんとあきが2人だけで遠くのおばあちゃんの家に旅行に出かけるお話。

どう思った?(感想):こんとあきはとっても勇気がある。自分も勇気を出して新しいことをしたい! →今は韓国語を勉強している!

といった風に、主人公のように「新しいことに挑戦したい!」という感想から、自分が今チャレンジしていることについて膨らまして書いていくことができます。その他、自分の旅行の話や、こんな旅行がしたいなというイメージから話を膨らましていくのもよさそうですね。

みんなの感想にふれてみよう!

感想文がどんなものなのか、みんなの感想文を参考にしてみるのもおすすめだそう。たくほ先生が紹介してくれたお友達の感想文がこちら。

『ふたりはともだち』作:アーノルド・ローベル、訳:三木卓

Yさんの「自分の気持ち」に触れています

内容:がまくんとかえるくんの友情の話

自分だったらどんな友達が欲しい? 頭がいい友達? やさしい? 運動ができる友達?  そんなことを想像しながら読むとたくさんの感想がでてきそうですね。

『まないたにりょうりをあげないこと』作:シゲタサヤカ

「もし自分だったら」という仮定で、自分に引きつけて出てきた感想です

内容:つまみぐいするまな板のお話。

「もし自分が登場人物だったらどうする?」「登場人物のうちだれと友達になりたい?」「登場人物と似たような経験をしたことがある?」ということを考えながら読んでみましょう。

読書を楽しむと読書感想文もスラスラ書ける!

読書感想文を書きやすくするためには、読書を楽しむことから始めてみましょう。五感を働かせながら、自分の経験や登場人物を自分に置き換えてみながら読むとぐっと感想文の材料が集めやすくなります。今年の夏休みの宿題の読書感想文は、自分について書くことを意識しながらさっそく書いてみましょう!

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文・構成/HugKum編集部

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