※このマンガはほぺろう2歳頃の出来事を2020年に執筆したものです。
引っ越し先の支援センターに電話。それが転機に
息子ほぺろう(2015年生)は知的障害をあわせ持つ自閉症児。発達クリニックに行ったものの終始爆泣きで検査できず、「こんなに泣く子は百人にひとりといない!」「うるさいから検査結果を話す日は連れてこないで」と言われてしまう。
【明らかに拒否的な対応…。>>前話に戻る】
※2コマ目の『診察室』は間違いで『待合室』が正しいです。この発達クリニックでは待合室までしか入っていない。
やめときゃいいのに当時は必死だったので、無理やり調査結果を聞きに行きました。そんな私たち親子が気に入らなかったのか、この発達クリニックでは調査報告もなしに「あーもう、検査しなくたってわかる。こんなの自閉症だわ!」と言い捨てられるだけでした。
時が経って、優しく親身になってくれる方々にたくさん出会うことができて、今なら「あんな発達クリニックに行ったの、ただの事故だったな」って思えるけど、当時は「助けてくれるはずの施設にこんなに拒否されるなんて、私やほぺろうの存在はそこまで『害』なんだ」と打ちのめされました…。
ようやく夫・ぺー太登場。…だけど、申し訳ないことに本当に大変だった時期はぺー太に関する記憶がないです。
頼れる人は誰もいなくて
私の世界は
ほぺろうと二人っきり。
どんどん生きてる価値が分からなくなっていく日々でした。
そんな中、引越しの準備をしていると転居先の施設で貰ったパンフレットに『発達支援センター』の表記を見つけたので、「引越し完了したらすぐに電話してみよう…」と思いました。
引っ越しの片付けがあらかた済んだら、パンフレットにのってた発達支援センターに速攻で電話しました。前の発達クリニックでの対応のトラウマでビクビクしながら電話しましたが、出てくれた女性の声が優しくてホッとしたのを覚えています。
基本的な質問に答えて訪問する日時を決めると、
「お母さん、頑張ってこられたんですね」
と優しく言ってくれました。
そして医師の診断を受ける。続きはこちらから
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全てのお子さんの成長を願って
我が家の息子『ほぺろう』は、3歳の時に自閉症と知的障害の診断を受けました。 ブログは、そんなほぺろうの成長を記録することを目的としています。
ここで改めてお伝えしたいことは、
障害の特性は人それぞれ
ということ。
『自閉症』や『知的障害』と診断を受けた方は、世の中に沢山いらっしゃいます。ですが、一口に『自閉症』『知的障害』と言ってもそれは広義で、症状や特性・軽重度は個人によって異なります。
なので、ほぺろうの行動が他の自閉症の方に当てはまるものではありませんし、どこかのお子さんがほぺろうと同じ行動をとっていたとしても、その子に障害があるとは全く限りません。
こちらの連載、及びブログ「ほぺろうの自閉症マンガ」をご覧頂く際は、「ぼさ家のほぺろうの場合は…」
という感じで受け止めてくだされば幸いです。
障害のある・なしに関わらず、人生はそれぞれ誰にとっても特別なものです。
ほぺろうを含め、全てのお子さんのどんな人生も多様性のひとつとして受け入れられる世の中になることを願って…。
このマンガを描いた方は…
田舎在住のボサボサ主婦。家事が苦手で料理は壊滅的。妄想暴走族。
Instagram→@bosabosa_mother
ブログ→「ほぺろうの自閉症マンガ」