私が母親だとかわいそう、私がいなくなればいい…そう考える日々【障害育児に対するヤサグレ時代~ほぺろうの自閉症マンガ】《11》

こんにちは!イラストレーターのぼさ子です。我が家の息子ほぺろう(2015年生)は知的障害をあわせ持つ自閉症児。ゆっくりだけど愛しい成長をブログ「ほぺろうの自閉症マンガ」にて、母目線で綴っています。
ほぺろうの障害を受け入れられず辛かった時代もありましたが、なんやかんやドタバタと試行錯誤する親子の姿を投稿することで、がんばっている皆さんにエールを送ることができればすごく嬉しいです。ブログ内「障害育児に対するヤサグレ時代」シリーズを全23話、HugKumで再編集・連載します。第11話目です。

このマンガはほぺろう3歳頃の出来事を2020年に執筆したものです。

私が母親だとほぺろうがかわいそう。思考がますます「闇」に

息子ほぺろう(2015年生)は知的障害をあわせ持つ自閉症児。「母親だから」「専業主婦だから」という強迫観念で「助けて」とも言えず、自分で自分を追い詰めていました。ある日、夫に「もし、ほぺろうが不慮の事故にあっても後悔しないかもしれない…」と弱音を吐くも…。

【母親のことは誰も助けてはくれない、と思い込んでいた。 >>前話に戻る

このブログはあくまで私の主観で書いてるので、ぺー太にはぺー太の思うところがあったでしょう。遠回しなSOSも気付ける夫ではありません。ぺー太が忙しいことは知っているので、手伝って欲しいと言うよりは『労い(ねぎらい)の言葉をかけて欲しい』という気持ちがあった私。でも、『育児はお母さん』が当たり前になっていて、感謝の対象にされていない気がしました。

外で一生懸命働いてくれているぺー太。 夫としては 、疲れて帰ってきたら妻や子どもには温かく明るく迎えて欲しかったんだと思います。が、

…私には無理だった!!

(ヤサグレ時代が落ち着いた頃、ペー太にこのときの気持ちをたずねてみたら、私とは違うベクトルでほぺろうを想っていた事がわかりました。当時の私は卑屈のせいで気づかなかったけど夫婦の対話は本当に大事!ペー太はこのときからすでに良き夫でした)

当時はメンタルが弱りきっていたので、どんどん思考が『闇』になっていました。 『母親の責任』などなどの責め言葉を誰かに直接言われたワケではないのですが、勝手にこれが世の中の一般論だと思っていて、もう誰にも助けてと言えませんでした。

「私が母親だと ほぺろうが可哀想ってことは、私、いない方がいいんだよね?」

と、そんなことばかり考えていました(しつこいですが、今はペー太は良き夫としてサポートしてくれていますよ~)。

次回、別に死のうとはしません。

いちばん精神的におかしかった時のひとつ手前の時期、『自分は要らない存在』と思っていたので、死ぬことが唯一の希望になっていました(その覚悟は無かったけど)。『我が子の将来を憂いて無理心中』みたいに“ほぺろうを道連れにしよう”とは思ったことがありませんでしたが、自分がいなくなって、別の優しくて可愛いお母さんが来れば、ほぺろうもぺー太もハッピーだと信じていました。

そして感情のコントロールが切れてしまい…。 続きはこちら

止まない癇癪、矛先はお母さん。ある日、感情のコントロールを失ってしまう【障害育児に対するヤサグレ時代~ほぺろうの自閉症マンガ】《12》
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全てのお子さんの成長を願って

我が家の息子『ほぺろう』は、3歳の時に自閉症と知的障害の診断を受けました。 ブログは、そんなほぺろうの成長を記録することを目的としています。

ここで改めてお伝えしたいことは、

障害の特性は人それぞれ

ということ。

『自閉症』や『知的障害』と診断を受けた方は、世の中に沢山いらっしゃいます。ですが、一口に『自閉症』『知的障害』と言ってもそれは広義で、症状や特性・軽重度は個人によって異なります。

なので、ほぺろうの行動が他の自閉症の方に当てはまるものではありませんし、どこかのお子さんがほぺろうと同じ行動をとっていたとしても、その子に障害があるとは全く限りません。
 
こちらの連載、及びブログ「ほぺろうの自閉症マンガ」をご覧頂く際は、「ぼさ家のほぺろうの場合は…」という感じで受け止めてくだされば幸いです。

障害のある・なしに関わらず、人生はそれぞれ誰にとっても特別なものです。
ほぺろうを含め、全てのお子さんのどんな人生も多様性のひとつとして受け入れられる世の中になることを願って…。

このマンガを描いた方は…

ぼさ子|イラストレーター
ブログ「ほぺろうの自閉症マンガ」の管理人。ほぺろうの母。
田舎在住のボサボサ主婦。家事が苦手で料理は壊滅的。妄想暴走族。
Instagram→@bosabosa_mother
ブログ→「ほぺろうの自閉症マンガ」

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