リトアニアってどんな国?
北ヨーロッパに位置する「リトアニア」は、いったいどんな国なのでしょうか。特徴や観光スポットなどについて、これからくわしく見ていきましょう。
リトアニア基本情報
まずはリトアニアの正式な国名や首都、場所などといった基本情報を解説します。
国名
正式な国名は「リトアニア共和国」といいます。
首都
首都は、ビリニュスです。
場所

リトアニアは、北ヨーロッパに位置します。隣接する国には、北はラトビア、東はベラルーシ、南はポーランド、南西はロシアの飛び地であるカリーニングラード州があります。
日本との時差
日本とリトアニアとの時差は6時間で、日本のほうが6時間進んでいます。日本が午前6時だとすると、リトアニアは午前0時となります。
面積
リトアニアの面積は、6.5万平方キロメートルです。これは日本の約5分の1の面積となります。
エリア
リトアニアは、おもに6つのエリアに分けられます。
●アウクシュタイティヤ
リトアニアの北東部にあるエリアです。リトアニアでもっとも古い地域のひとつといわれています。「アウクシュタイティヤ国立公園」が観光スポットとして有名です。
●ジャマイティヤ
リトアニアの北西部、バルト海沿岸に位置するエリアです。観光スポットとしては、湖や森林が広がる「ジャマイティヤ国立公園」、リゾート都市パランガなどが人気です。
●スヴァルキヤ
リトアニアの南西部、ポーランド国境に接しているエリアで、農業がさかんです。
●ズーキヤ
リトアニアの南東部に位置し、ベラルーシに接しているエリアです。リトアニアには5つの国立公園があり、このエリアにはズーキヤ国立公園やトラカイ国立歴史公園があります。
●小リトアニア
リトアニアの西部、バルト海沿岸に位置し、カリーニングラード(ロシア)に接しているエリアです。
●ヴィリニュス
リトアニアの南東部、首都・ヴィリニュスを中心としたエリアです。政治、経済、文化の中心地であり、中世から続く歴史的な街並みが残る旧市街はユネスコの世界遺産に登録されています。
人口
リトアニアの人口は約288万人(IMF2023年)です。これは茨城県の人口(約286.7万人/令和8年4月現在)と同じくらいの数となります。
言語・公用語
リトアニアで使われている言語はリトアニア語です。
通貨
通貨単位はユーロです。日本円にすると、1ユーロは186.35円です(2026年4月28日現在)。
宗教

リトアニアの人々が信仰している宗教は、おもにカトリックです。
歴史
リトアニアの国の歴史は次のとおりです。
1253年 ミンダウガス大公がリトアニア国王となる。
1386年 ヨガイラ大公がポーランド王を兼ねる(リトアニア・ポーランド同君連合)。
1569年 ポーランドと連合国家(二民族一共和国)となる。
1795年 第3次三国分割により大部分がロシア領となる。
1918年 ソ連から独立する。
1940年 ソ連に併合。
1990年3月 独立回復宣言。
天気・気候
リトアニアにも日本同様四季があります。冬は長く寒さが厳しいですが、夏は短く過ごしやすい気温となります。ただし、1日の中で天気が変わりやすいのが特徴です。
リトアニアの首都・ビリニュスと日本の首都・東京をくらべると、ビリニュスのほうが最高気温、最低気温ともに年間を通じて低く、降水量が少ない傾向にあります。
リトアニアの治安・住みやすさ
リトアニアの治安や住みやすさを解説していきましょう。
治安はよい
リトアニアの治安は、欧州のなかでも比較的安定しています。ただし、日本とくらべると犯罪発生率が高いので注意が必要です。
住みやすさはよい
リトアニアは治安もよく、物価も安く、気候も冷涼ながら過ごしやすいことから、住みやすい国といえるでしょう。
リトアニアの見どころ・観光
リトアニアにはたくさんの見どころや観光スポットがあります。代表的なものを紹介していきましょう。
ヴィリニュス旧市街

「ヴィリニュスの旧市街」は、中世から続く歴史的な街並みと多様な建築様式が特徴で、バロック、ゴシック、ルネサンス、ネオクラシック様式の建物が建ち並びます。なかでも聖アンナ教会やヴィリニュス大聖堂、ゲディミナスの塔は必見です。
トラカイ城

「トラカイ島城」はガルヴェ湖に浮かぶ城で、リトアニアの歴史的なシンボルのひとつとなっています。14世紀に建てられたゴシック様式のこの城は、赤いレンガとおとぎばなしに出てきそうな形が特徴的です。
クロスの丘

「クロスの丘」は、リトアニア北部にあるシャウレイという街の郊外にあります。ここは小高い丘に、おびただしい数の十字架が建てられている巡礼地です。この十字架の伝統は19世紀に始まったとされ、リトアニア人の信仰と抵抗の象徴となっています。
クルシュー砂州(さす)
「クルシュー砂州」は、バルト海とクルシュ湾に挟まれた細長い砂の丘です。長さは98km(リトアニア圏52km、カリーニングラード圏46km)もあります。ここには、海岸で戯れていた屈強な少女・ネリンガがクルシュー砂州を形成したという神話も残されています。
リトアニアの特徴・有名なもの
観光スポット以外の、リトアニアで特徴的なものや有名なものを紹介していきましょう。
国名の由来
リトアニアは、自国では「リエトゥバ」といいます。この「リエトゥバ」は、ネマン川上流域の古称「リエタ(流れの意)」に由来しているのだそうです。
国旗の意味
リトアニアの国旗には3つの色が使われています。それぞれに意味があり、黄色は太陽と繁栄を、緑色は森林と希望を、赤色は大地と国を守るために流された血と犠牲を表しているのだそうです。この国旗は、帝政ロシアからの独立運動時に作られたもので、1918年に国旗として採用されました。ソ連占領下では使用を禁止されましたが、1989年に復活を遂げました。
杉原千畝(ちうね)

第二次世界大戦中、当時のリトアニアの首都・カウナスの日本領事代理をしていた杉原千畝氏。彼は、ポーランドなどからリトアニアに逃れてきた多くのユダヤ人に日本の通過ビザを発行したことで、後に「日本のシンドラー」と呼ばれるようになった人物です。現在でもカウナスには旧日本領事館が残されており「杉原記念館」として保存されています。また現在の首都・ビリニュスには「スギハラ」という名前の通りもあるのだそうです。
カニカマ生産量世界一

カニカマの発祥の地は日本ですが、リトアニアではカニカマがたくさん生産されています。なんと年間約8万トンで、生産量世界一を誇ります。海外での食べ方は、サラダのトッピングとして使われたり、そのまま食べたりすることが多いのだそうです。
歴史が感じられる国「リトアニア」
リトアニアには、世界遺産に登録された中世の街並みや湖に浮かぶお城、杉原千畝に関連する場所など、歴史が感じられる見どころや観光スポットがたくさんあります。自然の美しさと豊かな文化遺産が融合しており、歴史や人々の暮らしに触れることができる魅力的な国です。機会があれば、ぜひ実際に足を踏み入れてみてくださいね。
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文・構成/HugKum編集部
