夏休みの自由研究にも!プロが教える簡単工作おもちゃ「水の生き物」

子どもと一緒に作って遊べる、簡単で楽しい「工作おもちゃ」。跳ねたり、口をパクパクさせたりする水の生き物たちのおもちゃを紹介します。

この工作おもちゃでは、「何センチに切る」などマニュアル的な作り方の紹介はしません。最初から上手にできなくても大丈夫。失敗を積み重ねながら、創意工夫を重ねて、工作の楽しさを子どもたちと一緒に味わってください。

【1】水族館レース

タコ、イカ、クラゲなどを作って、頭を指先でトントンたたくと、弾んで進んでいくよ。運動会ごっこして遊ぼう!

用意するもの

・紙コップ  ・スポンジ  ・両面テープ  ・丸シール

作り方

1 2個の紙コップの間にスポンジをはさむように両面テープで貼る。

2 下のコップにぐるりと切り込みを入れ、折り曲げないようにして広げる。

3 ペンや丸シールで顔を描く。

遊び方

頭を指先でトントンと突くようにたたくと、弾んで進みます。

アドバイス

スポンジをなるべく高くしたほうが、弾力がつくので、よく弾んで進みます。自分の指を弾ませるように突いて進ませるのがポイント。いろいろなたたき方を試しながら遊びましょう。

 

【2】ぱくぱくきんぎょ

ひれを持って尾を押したり引いたりすると、金魚が口をパクパクするよ。シンプルな動きがおもしろい!

用意するもの

・色画用紙  ・両面テープ  ・丸シール

作り方

イラストのように色画用紙を2枚切って、重ね、イラストのように折る。

重ね合わせた紙を分け、1枚を逆向きにして、両面テープで貼り合わせる。

色画用紙のひれや尾を貼り、丸シールなどで顔を描く。

 

遊び方

ひれと尾を持ち、尾を押したり引いたりすると、口をパクパクします。

アドバイス

厚紙で作れば強度が増すので、ワニやカバなど大きなおもちゃが作れます。また、作り方2で竹ひごをはさんで仕込み、口を上に向けてお花に見立てて開けば、おやゆび姫などシアター遊びにも展開できます。

【3】ぴょんぴょんカエルくん

牛乳パックで簡易にできるバネを指で弾くと、カエルくんがぴょんぴょん跳ねるよ!

用意するもの

・牛乳パック  ・竹ひご  ・色画用紙

・ストロー  ・セロハンテープ  ・丸シール

作り方

1 牛乳パックを長方形に切り、パンチで穴を2つあけ、穴が重なるように折る。次に下の穴のところを山折りにして(穴が1/2になる部分で折る)、竹ひごを通してセロハンテープでとめる。

2 色画用紙でカエルを作り、裏に太めのストローをカットしてセロハンテープで貼る。

3 2のカエルを竹ひごに通して、竹ひごの先端に丸シールを貼る。

遊び方

牛乳パックを指で弾くと、カエルくんが飛び跳ねます。先端の丸シールをとれば、遠くまで飛ばして遊ぶこともできます。

 

アドバイス

牛乳パックのバネ部分を保育者が作って用意をすれば、あとは子どもが仕上げることができます。2つ目の穴を半分にするように山折りするのがポイント。1つ目の穴と端までの長さを短くしたほうがよく弾みます。

【4】はみがきしようね!

虫歯予防デーのお話をするのにぴったりのおもちゃです。

用意するもの

工作用紙 割りばし 色画用紙 両面テープ

作り方

工作用紙をイラストのように細長く切り、真ん中で折り、折った線まで切り込みを4か所に入れる。

イラストのように折り曲げて、両端を重ねて両面テープで貼る。

両側に割りばしを両面テープで貼る。

イラストのAの部分に色画用紙で作ったネコの顔を貼り、Bに歯ブラシを貼る。

遊び方

割りばしを両手で上下させると、顔と歯ブラシがスイングして、歯磨きの動きをします。

アドバイス

Aに顔、Bにスイカを貼れば、スイカを食べる動きをします。いろいろ工夫して楽しいおもちゃを作りましょう。

 

プラン・制作  黒須和清先生

ペーパークラフトやからくりおもちゃ、カードやゲームを得意とする造形作家。人形劇団「まねっこ」を主宰。身のまわりのものを使った人形劇を全国の講習会などで公演。著書に『たのしいおもちゃ屋さん』(すずき出版)など多数。洗足こども短期大学専任教授、聖心女子専門学校非常勤講師。

『新幼児と保育』2017年6・7月号 文/神崎典子 撮影/茶山 浩 イラスト/佐々木 伸 構成/HugKum編集部

 

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