ビジュアルでSNSをザワつかせたロバート秋山が主人公の「笑ゥせぇるすまん」配信開始! 山本耕史、千葉雄大 、本郷奏多など豪華ゲスト俳優にも注目

ドラマ「笑ゥせぇるすまん」がいよいよ本日7月18日(金)よりPrime Videoで配信スタート。令和のドラマ版の主人公は、ビジュアルのインパクトでSNSを騒がせたお笑いトリオ・ロバートのメンバーである秋山竜次ですが、まさに当たり役となりました!また、毎回の豪華ゲストにもご注目を。

漫画の世界観をそのまま体現! ロバート秋山の喪黒福造が降臨

©藤子スタジオ/TV TOKYO

まずはオープニングで、ロバート秋山扮する謎のセールスマン・喪黒福造(もぐろふくぞう)を目にしただけでつかみはOK! テレ東が手掛けるドラマ「笑ゥせぇるすまん」が、全12話で3週にわけてPrime Videoで独占配信されます。本日、早速観てみましたが、予断を許さないストーリーテリングで、実にテンポよく進むドラマなので、あっという間に今回配信された4話分をイッキ見してしまいました。

原作は藤子不二雄Ⓐによる不朽の名作「笑ゥせぇるすまん」。悩める現代人の“ココロのスキマ”を埋めていくというオムニバス形式の人間ドラマです。秋山さんといえば、ドラマや映画はもちろんのこと、様々な職種の人物に扮し、架空のインタビューを受ける「ロバート秋山のクリエイターズ・ファイル」で、その演技力はお墨付きでしょう。今回も予想どおり、いえ、予想を上回るなりきりぶりで、“圧”の強すぎるキャラクターで、観る者の心をガチッとつかみます。

宮藤官九郎、マギーら人気作家が織りなす脚本を人気俳優陣が熱演!

©藤子スタジオ/TV TOKYO

毎回、違う脚本家の多彩なゲスト俳優が、秋山さんと絶妙な掛け合いを繰り広げていく同ドラマ。脚本は原作を現在にアップデートした話と、完全オリジナルの話が織り交ざった全12話を、選りすぐりの脚本家陣が手掛けています。「笑ゥせぇるすまん」ファンはもちろん、今回初めて同作にふれる方も、人間の心の闇を見事に描き抜いたドラマに夢中になれること、間違いなし!

言わずもがな、秋山さん演じる喪黒福造というキャラクターがすごくディープすぎるので、彼の受け手となる、いえ、対峙する俳優陣も、人気と実力を兼ね備えた面子になっていました。本日配信されたのは、下記の4話となりますが、まさに「相手にとって不足はない」という豪華キャストです。

第1話「たのもしい顔」脚本:宮藤官九郎 出演:山本耕史
第2 話「シーソーゲーム」脚本:宮藤官九郎 出演:斉藤由貴、千葉雄大
第3話 「ソックリさん」脚本:マギー 出演:本郷奏多、あの
第4話 「決断ステッキ」脚本:細川徹 出演:黒島結菜

©藤子スタジオ/TV TOKYO

例えば、第1話で、山本耕史が、立派な顔のせいで人から頼られてしまうという頼母子雄介役を演じています。山本さんは、もともと彫りが深い顔をされていますので、まさにぴったりの役どころです。彼は、家でも外でも「困ったときの頼母子さん」的な形で、常に人のために動いていきますが、そんな周囲の作り上げた理想像を演じることに相当疲れ果てています。そんなとき、彼の前に現れたのが、謎のセールスマン・喪黒福造でした。

さすがはコメディの名手、宮藤官九郎の脚本。他のシーンでも、笑いの取り方がえげつなくて、本作にぴったりです。また、秋山さんの顔芸も秀逸で、そこからもう目が離せません。

このファーストインパクトがすごいです。なんと! 喪黒は、頼母子が飲んでいたモダンなバーのトイレの洗面台に顔を埋め込まれた形で登場します。いきなり洗面台を見たら、喪黒の顔だけが浮き出ているという、まさにドッキリさながらの仕掛けです。しかもそこで、頼母子がゲロってしまうという、貪欲に笑いをとっていく展開に。

とはいえ、人間ドラマもとことん丁寧に織り込む宮藤さんなので、頼母子のキャラクターもちゃんとリアルな人間像になっています。「自分はいつも人に甘えられるのに、自分は甘えられる相手がいない」と嘆く頼母子。そこはまさに日本のサラリーマン社会の“あるある”であり、多くの人が共感できそう。また、ラストのオチも強烈で、実によくできたブラックコメディに仕上がっています。

ロバート秋山によるエンディングのパフォーマンスも見逃せない

ドラマを観たら、きっと秋山さんに心を「ドーン!!!」されるに違いない本作。エンターテインメント性たっぷりのドラマですが、毎話、生きていく上できっと誰もが感じたことのある悩みや苦悩、葛藤などを抱えた登場人物が現れ、ドキリとさせられること請け合い。脚本がしっかりしていて、現実と地続きの人間ドラマとなっている点も本作の魅力かと。

©藤子スタジオ/TV TOKYO

ちなみに第2 話の斉藤由貴、千葉雄大 、第3話の本郷奏多、あの、第4話の黒島結菜も、まるで脚本をあて書きされたかのようなハマり具合で、見応えたっぷり。観終わったあと、いろいろ考えさせられる要素もあるので、家族で観たらアフタートークも盛り上がりそう。

さらに! 生粋のエンターテイナーである秋山さんによる、エンディングのパフォーマンスも必見。本編が終了したあとも、最後まで心から楽しませてくれるというまさに出血大サービスのドラマとなっています。オムニバスドラマとなっていて、1話が短めなので、気軽に観られそうな点もうれしいかぎり。もちろんそこからノンストップで楽しむのもおすすめです!

「笑ゥせぇるすまん」は2025年7月18日(金)0時よりPrime Videoにて独占配信中
原作:藤子不二雄Ⓐ「笑ゥせぇるすまん」脚本:宮藤官九郎、マギー、細川徹、岩崎う大(かもめんたる)監督:伊藤征章(FCC)、長部洋平、山本大輔、佐々木詳太
出演:秋山竜次(ロバート)…ほか
公式HP:https://www.tv-tokyo.co.jp/warausalesman/

©藤子スタジオ/TV TOKYO

文・構成/山崎伸子

編集部おすすめ

関連記事